新潟大学管弦楽団サマーコンサート

 久し振りの"オケラ"である。私の母校のオーケストラなのでかつては頻繁に聴いていたのだけれど、最近すっかりご無沙汰してまい、今回は実に6年ぶりになる。

 梅雨空のどんよりとした空の下、「りゅーとぴあ」に赴いた。18時前に会場に着くと開場待ちの行列ができていた。自由席であったが、今回は3階Iブロックの最前列に席を取った。6~7割の入りで少し空席が目立つ。

 今日の曲目は、ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」より序曲、リスト:交響詩「前奏曲」、そしてシューマン:交響曲第1番変ロ長調作品38「春」である。

 拍手の中団員が入場し、コンサートの開始。演奏は・・・。アマチュアであるので論評は避けよう。学生オケであるので、毎年の入れ替わりがある。上手になった団員は卒業し、また新人が入る。この繰り返しであろうから、演奏技術という点で、高水準に保つことは難しいことと思う。各パートともアマチュアらしさを感じさせ、特に弦はいかんともし難い。でも、曲の味わい、オーケストラの味わいの一端は感じさせてくれた。ニコライは弦の荒さが気になって集中できなかったが、リストはダイナミックな演奏で楽しませてくれた。シューマンもまずまずの好演。シューマンの交響曲はどうにも好きになれないのだけれど、飽きずに聴くことができたのは収穫。

 アンコールは弦楽だけで「G線上のアリア」。まずまず粗の少ない聴きやすい演奏であった。若さあふれる演奏は学生の特権。今後のますますの発展を期待したい。12月の定期演奏会は「シェエラザード」とのこと。大いに楽しみである。独奏は誰がするんでしょうね。コンマスかなあ・・。

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