マンマ・ミーア!
先日の建国記念日にミュージカル映画の「マンマ・ミーア!」を見てきました。全世界で3000万人が見たという人気ミュージカルの映画化で、アバのヒット曲22曲で構成されているというのが特徴です。
アバといえば、私の青春時代にオンタイムで親しんでいたグループです。アバ結成前の「ビョルンとベニー」の時代が私が中学生の頃で、当時ヒットした「木枯らしの少女」のメロディはまだ頭に残っています。そして高校から大学の頃がアバの全盛期に当たります。年がばれますね。ディスコが流行りだした頃で、こんな私でもいろんな思い出があります。そのアバの楽曲がふんだんに使用されたこの映画は是非見なければと思っていました。
映画はギリシャの美しい島を舞台に繰り広げられるコメディで、明るいことこの上ありません、主演のメリル・ストリープ(還暦)を始め、中高年が歌って踊ります。ちょっとかっこいいオヤジは出てきますが、娘役を始め、美女は全く出てきませんし、はっきり言って歌は下手です。逆にそれが親しみやすさを生んでいるように思います。ただし、高齢者が一生懸命歌って踊っているのを見ると、少々痛々しくもあり、乗りきれない感じもします。
しかし、アバの曲はいいですね。昔はメロディやリズムを楽しむのみで、歌詞まで深く考えませんでしたが、映画の字幕を見ながら聞いていると、曲の良さが一層感じられました。あの名曲ダンシング・クイーンも良く歌詞を味わうと、われわれ中高年への応援歌にも思えてきます。
You can dance, you can jive, having the time of your life, see that girl, watch that scene dig in the Dancing Queen
老け込んでなんかいられないぞ! 私だってもう一花咲かすぞ! なんちゃって。
最後に、お恥ずかしい話ですが、ウォーター・ルーというのはワーテルローの事だということに今さらながら初めて気付いたのも大きな収穫でした。