新潟リング・アンサンブル SP-RING Concert

2009年2月15日(日) だいしホール


シベリウス:悲しきワルツ
グリーグ:組曲「ペール・ギュント」より
      1.朝  2.オーゼの死  3.アニトラの踊り  
      4.ソルヴェーグの歌  5.山の魔王の宮殿にて

(休憩15分)

J.シュトラウスII:ワルツ「ウィーン気質」
オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」序曲

(アンコール)
アイレンベルク:森の水車


 2月とはいうものの春のような陽気が続いています。こんな日曜日の昼下がり、新潟市内ではいくつかコンサートがありましたが、先週に引き続いて、だいしホールに行ってきました。

 新潟リング・アンサンブルは新潟交響楽団メンバーによるアンサンブルで、毎年この時期にコンサートを開催しています。毎年素晴らしい演奏を聴かせてくれるとの評判は知っていましたが、実際に聴くのは初めてでした。入場には整理券が必要とのことでしたが、整理券なしでも入場可能でした。会場はなかなか盛況で、7割方は入っていたようです。

 開演時間となり、ファゴット奏者が急病で出演できず、予定されていたイベールの「三つの小品」は割愛するとのアナウンスがありました。拍手の中奏者が入場。弦楽器が左、管楽器が右、右後方に打楽器という配置でした。今日出演できなかったファッゴットの席も用意されていて、彼女への心遣いを感じました。女性陣はドレスが艶やかでした。曲目紹介の後に演奏が進められました。

 演奏はなかなかきれいなアンサンブルで、各奏者の技量の高さがうかがえました。ただし、このような小編成でファゴットのパートがそっくり抜けてしまうと、その影響は大きく、音がつながらない場面が垣間見えました。曲目の削除もあって、3時15分には終演となってしまいました。

 ちょっと残念ではありましたが、このような素晴らしい演奏を無料で聴かせていただいて、感謝です。来年は2月14日(日)に、このホールで第10回の定期演奏会を開催するそうです。予定が合えば是非また聴かせていただきたいと思います。


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