のだめカンタービレ最終楽章・後編

テルミンの音色が怪しげな導入部からのだめワールドに引き込まれました。前編公開からずいぶん待たされましたが、待った甲斐があるできだと思います。原作とは微妙な違いがありますが、良くまとめられています。おなじみのドタバタギャグが隠し味になって、心に染みる映画に仕上がっていました。
TVドラマの名場面がフラッシュバックされますが、あれから何年か経ち、出演者も年を取ったわけで、時間の流れを感じさせました。ランランによるピアノの演奏は当然ながらすばらしかったです。上野樹里のピアノ、水川あさみのヴァイオリンの演奏姿もよかったです。BGMの名曲の数々も良く合っていました。
エンディングはTVドラマの「大川ハグ」と並ぶ名場面であり、ラプソディ・イン・ブルーが胸に染み、感激の涙が浮かんできました。
中年オヤジが一人で見に行って、感激しているのは冷静に考えると気持ち悪いかも知れませんね。でも良い映画でした。入場者プレゼントとして特製ブックレットとポストカードがもらえますのでお早めにどうぞ。