「五泉市馬下保養センター」で疲労回復

 桜の花も散り、新潟平野では田植えの準備が進んでいます。チューリップ畑は色鮮やかであり、春本番を迎えました。いよいよGWの始まりです。

 昨夜は当直勤務。雑務を終えて、疲れをとるため温泉に行くことにしました。今日は久しぶりに「五泉市馬下保養センター」にしました。

 国道49号線を会津方面へ。馬下橋で阿賀野川を渡り、磐越西線の踏切を渡り、案内板に従って細道を進んだ先の高台に温泉があります。隣は特別養護老人ホームです。

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 鍵なしの下足箱に靴を入れ(番号を忘れないようにしましょう)、受付で400円(タオルなし)を払うと、五泉市高齢福祉課発行の立派な領収書がもらえます。廊下を進んだ奥にある浴室へ向かいます。

 浴室には先客が2人いるのみでした。脱衣場には脱衣棚が多数。脱衣籠もあります。鍵付貴重品ロッカーもあります。洗面台にはドライヤーが置いてありますが、それだけです。

 浴室は大きなガラス窓で、明るく開放感がありますが、大浴槽があるのみです。浴室壁は檜だそうです。洗い場は左右に4か所ずつ。ボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸が置いてあります。阿賀野川べりの高台にあるのですが、対岸の国道は見えるものの、川は見ることはできず、景色は良いとはいえません。

 源泉名は馬下温泉。源泉温度33.6℃のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉です。ガス性除く成分総計は2131mg/kg。加水なし、濾過装置使用し循環、入浴剤使用なし、塩素系薬剤使用、浴槽水は毎日入れ替え、常に浴槽水を溢水させ排水、常時循環ろ過し底部の温泉を1日2回排水、などの掲示がありました。

 実際の湯は、無色透明・無味ですが、スーパー銭湯並みの強烈なカルキ臭がします。湯に特徴はなく、源泉濃度に比して薄味に感じられました。ツルスベ感はなく、湯上りの肌はカサカサします。浴感としては良いとはいえません。

 館内には食堂、休憩用広間があります。宿泊もできます。震災の避難者の方も生活されているようで、住宅情報などが壁に掲示されていました。なお、一般浴室の向かいには、体の不自由な人のための特別浴室があります。

 温泉としての楽しみは乏しく感じますが、400円という手ごろの値段で一日過ごすことができ、地元の方々には便利な施設と思います。カルキ臭は興ざめですが、高齢者の利用が多い公共の保養施設であり、レジオネラ対策をしっかりしているということなのでしょう。

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