「西方の湯」健在
「西方の湯」といえば、最近「探偵!ナイトスクープ」で紹介され、全国的にも注目(?)されたばかりなのですが、先日、「西方の湯」を運営する宗教法人が、産業廃棄物を敷地内に不法投棄しているとして摘発されてしまいました。
たまたまテレビでローカルニュースを見ていたら、大きく報道されていてびっくり。あの親父さんが逮捕されたらしく、温泉がどうなるのか心配がつのりました。そこで、「西方の湯」がどうなったのか確かめるべく、本日行ってまいりました。
結論から申し上げて、標題のごとく「西方の湯」は健在でした。今日は仕事が休みだったので、1時過ぎに行きました。
例によって、広大な駐車場は空っぽ。営業しているのか心配しましたが、看板の黄色いランプが点灯していて一安心。駐車場に降り立つと、早くもあの芳香が匂ってきました。
玄関を入ると、事務室で女将さんがテレビを見ていて、テレビの音がロビーに響いていました。呼び鈴で呼び出し、500円払って浴室へ。相変わらずの館内。初心者の方は躊躇することでしょう。今日も薄暗い館内に客は私一人。
浴室に入ると強烈な臭気が鼻を突きますが、中毒になった私には芳香に感じられます。大きな高温浴槽から小さな低温浴槽に湯が流れ、掛け流されています。真っ黒な湯の表面にはたくさんの白い泡が浮かんでいます。水風呂の浴槽は空っぽでした。今日はまだ客が来ていないのか、床は乾いていました。露天風呂が2つあるのですが、どちらも空っぽ。やめてしまったようです。
湯に浸かると、いつもより湯温が低く、ゆったりと浸かることができました。源泉の注入量が少なく、その分湯温が低くなっているようです。今日は低温浴槽にも高温の源泉が注がれ、低温浴槽の方がむしろ高温に感じられました。
透明度10cm程度の真っ黒な湯。表面に浮かぶ白い泡が不気味です。湯はツルスベ感があります。飲んでみると意外にも甘みを感じます。(飲もうと思うのは私くらいでしょうね。)
ぬるめとは言っても、ガス性除く成分総計が35920mg/kgという高濃度のナトリウム-塩化物強塩温泉ですから、長湯していたら体にガツンときました。でも、好きだなあ、このお湯。
一時間ほど滞在していましたが、他の客は来ませんでした。今日も貸切状態。帰り際、女将さんが玄関先を掃除していましたので、事件がどうなったのか聞きたくなりましたが、聞けませんでした。
この親鸞聖人像の顔は親父さんに似ているという噂がありますが、皆さんはいかに思われますでしょうか。親鸞聖人の顔がいつもより悲しげに見えるのは私だけかな。
シャワーをしっかり浴びたのですが、肌に染みついた芳香は家に帰っても取れません。手の臭いを嗅ぎながら幸せ気分でこの文章を打っている私は中毒患者ですね。
なまった体、腐った精神を「消毒」するにはこの温泉が最適です。今後どうなるのか見守りたいと思いますが、まあ、「西方の湯」の営業が続けられていて良かったです。温泉には罪がありませんから。
追記:6月13日から30日まで、源泉点検のため休館になりますので、ご注意ください。
たまたまテレビでローカルニュースを見ていたら、大きく報道されていてびっくり。あの親父さんが逮捕されたらしく、温泉がどうなるのか心配がつのりました。そこで、「西方の湯」がどうなったのか確かめるべく、本日行ってまいりました。
結論から申し上げて、標題のごとく「西方の湯」は健在でした。今日は仕事が休みだったので、1時過ぎに行きました。
例によって、広大な駐車場は空っぽ。営業しているのか心配しましたが、看板の黄色いランプが点灯していて一安心。駐車場に降り立つと、早くもあの芳香が匂ってきました。
玄関を入ると、事務室で女将さんがテレビを見ていて、テレビの音がロビーに響いていました。呼び鈴で呼び出し、500円払って浴室へ。相変わらずの館内。初心者の方は躊躇することでしょう。今日も薄暗い館内に客は私一人。
浴室に入ると強烈な臭気が鼻を突きますが、中毒になった私には芳香に感じられます。大きな高温浴槽から小さな低温浴槽に湯が流れ、掛け流されています。真っ黒な湯の表面にはたくさんの白い泡が浮かんでいます。水風呂の浴槽は空っぽでした。今日はまだ客が来ていないのか、床は乾いていました。露天風呂が2つあるのですが、どちらも空っぽ。やめてしまったようです。
湯に浸かると、いつもより湯温が低く、ゆったりと浸かることができました。源泉の注入量が少なく、その分湯温が低くなっているようです。今日は低温浴槽にも高温の源泉が注がれ、低温浴槽の方がむしろ高温に感じられました。
透明度10cm程度の真っ黒な湯。表面に浮かぶ白い泡が不気味です。湯はツルスベ感があります。飲んでみると意外にも甘みを感じます。(飲もうと思うのは私くらいでしょうね。)
ぬるめとは言っても、ガス性除く成分総計が35920mg/kgという高濃度のナトリウム-塩化物強塩温泉ですから、長湯していたら体にガツンときました。でも、好きだなあ、このお湯。
一時間ほど滞在していましたが、他の客は来ませんでした。今日も貸切状態。帰り際、女将さんが玄関先を掃除していましたので、事件がどうなったのか聞きたくなりましたが、聞けませんでした。
この親鸞聖人像の顔は親父さんに似ているという噂がありますが、皆さんはいかに思われますでしょうか。親鸞聖人の顔がいつもより悲しげに見えるのは私だけかな。
シャワーをしっかり浴びたのですが、肌に染みついた芳香は家に帰っても取れません。手の臭いを嗅ぎながら幸せ気分でこの文章を打っている私は中毒患者ですね。
なまった体、腐った精神を「消毒」するにはこの温泉が最適です。今後どうなるのか見守りたいと思いますが、まあ、「西方の湯」の営業が続けられていて良かったです。温泉には罪がありませんから。
追記:6月13日から30日まで、源泉点検のため休館になりますので、ご注意ください。