「天神の湯」再オープン!
皆さんは今朝の新潟日報をご覧になりましたでしょうか。何気なく新聞を読んでいたら、「天神の湯 再オープン」という小さな広告が載っていました。昨年秋に惜しまれつつ閉館した、あの「天神の湯」が本日再オープンしたのです。
この広告を見て大喜びしたのは私だけではないでしょう。幸い今日は隔週の休日なので、早速行ってまいりました。
新発田に向かって新潟バイパスを走っていたら、黒埼方面に向かう車線は大渋滞。事故でもあったようでした。この渋滞を横目に、快適にバイパスを走り、新新バイパスの東港ICで降りて「天神の湯」へと向かいました。道路沿いの看板は閉館したときの「ヘルス天神」のままでした。
11時前に到着したのですが、駐車場に車はなく、ひっそりとしていました。広い駐車場の左半分は掘り返されて未舗装の状態。右半分は駐車線が真新しく引かれていました。
再オープンというめでたい日に関わらず、花輪もなく、人の気配も感じられませんでした。玄関には「準備中」の札が下がっていました。
さてどうしようかと思案していましたら、「天神の湯」の方が慌てて出てきて、「準備中」の札を裏返して「営業中」にして、迎えてくれました。客が来るのを待ち構えていたようであり、私が再オープン後1人目の客となりました。何とも光栄なことです。
入浴料金は500円(小人300円)、タオル別です。以前は600円でしたから、100円の値下げです。料金を払って、いざ浴室へ。
浴室は以前のままで、内湯の大きなガラス窓から露天風呂を見渡すことができます。内湯、露天風呂ともに源泉が大量に注がれ、掛け流されています。
まず内湯に浸かりましたが、湯温は程よく調整され、夏向きに低めに設定しているようでした。そして露天風呂へ。
露天風呂は以前と同様にぬるめに設定され、「ゆるめの湯」と掲示されていましたが、内湯とあまり差がなく感じられました。内湯同様に、パイプから大量の湯が注がれ、豪快に掛け流されていました。
泉質は以前と同様です。内湯・露天ともに、注湯口の湯は透明ですが、浴槽の湯は鉄分が酸化され、黄褐色の濁りを生じています。しかし、オープン直後の一番風呂であり、掛け流し量が多いので、湯の鮮度も高いためか、以前より濁りはかなり少なく感じられました。
洗い場は全部で10か所。ボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸がありました。脱衣場のスチールロッカーは鍵なです。他に脱衣棚・脱衣籠もあります。脱衣場洗面台にはドライヤーが1台あるのみです。
さて、源泉の分析表は以前のままでした。泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉、源泉温度42.5℃、湧出量は310L/分(動力)。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成15年6月17日分析)は、Li 2、Na 10220、K 605、Mg 192、Ca 274、Sr 4、Ba 2、Al 2、Fe(II) 5、F 1、Cl 17240、Br 126、I 67、HCO3 1436、メタ珪酸 52.7、メタ硼酸 18.5、遊離CO2 270.3 などで、ガス性除く成分総計は30251.2mg/kgです。
実際の湯は、前記しましたように、湯口の湯は無色透明ですが、浴槽の湯は黄褐色混濁、独特の臭気と強い塩味があり、鉄味も感じます。湯はツルスベ感があり、浴感は大変良いです。湯口付近ではわずかながらも泡付もあります。
この源泉100%の湯が大量に掛け流され、湯の鮮度は抜群です。このすばらしい源泉が満たされた浴槽の一番風呂に浸かるという幸運は、大きな喜びでした。
内湯・露天と交互に浸かり、喜びをかみしめていましたら、ようやく次の客が来られました。その後10分位でさらに次の客が来られましたが、結局私が滞在した間には、客は私を含めて3人だけでした。
後から来られた方とお話ししましたら、その方も新聞広告を見て来られたそうです。温泉情報には目を光らせている私ですが、再オープンの情報はなく、今朝の新聞広告を見るまでは全く知りませんでした。たまたま新聞を読んでいて気付いたから良かったものの、見過ごしていたら分からないままでした。
ひっそりとした再オープンで、寂しさを感じましたが、根強いファンが多かった「天神の湯」ですから、これから賑わいを見せることでしょう。
なお、食堂は営業しておらず、受付の姉さんに聞いてみましたが、食堂再開の予定は未定とのことでした。休憩用の広間は以前同様に利用でき、冷房が効いていて気持ち良かったです。テレビはアナログでしたが、地デジチューナーが付けられていました。廊下には冷水・お茶のサーバーが置いてあり、自由に利用できます。
また、「ヘルス天神」時代の目玉であった、運動機器はなくなっていました。ビールや清涼飲料、牛乳などの自販機はありますが、食事の提供は今のところありませんのでご注意ください。
さて、2010年10月31日の閉館から8か月半での再オープンとなりました。閉館のときの張り紙には「休業」とありましたが、「廃業」とはありませんでしたので、いつかきっと再開してくれるんじゃないかと期待していました。無理な期待と思っていましたが、こうして復活してくれて、うれしく思います。新潟の温泉ファンは皆さん同じ気持ちじゃないでしょうか。
濃厚な食塩泉ではありますが、汗が引いた後は意外にもさっぱり感があります。冬の温まりは最高ですが、夏でも気持ち良く浸かれます。この貴重な源泉が復活したことは、新潟の温泉界にあっては、今年一番のニュースじゃないでしょうか。
さあ、皆さんも温泉に入って猛暑を乗り切りましょう!
この広告を見て大喜びしたのは私だけではないでしょう。幸い今日は隔週の休日なので、早速行ってまいりました。
新発田に向かって新潟バイパスを走っていたら、黒埼方面に向かう車線は大渋滞。事故でもあったようでした。この渋滞を横目に、快適にバイパスを走り、新新バイパスの東港ICで降りて「天神の湯」へと向かいました。道路沿いの看板は閉館したときの「ヘルス天神」のままでした。
11時前に到着したのですが、駐車場に車はなく、ひっそりとしていました。広い駐車場の左半分は掘り返されて未舗装の状態。右半分は駐車線が真新しく引かれていました。
再オープンというめでたい日に関わらず、花輪もなく、人の気配も感じられませんでした。玄関には「準備中」の札が下がっていました。
さてどうしようかと思案していましたら、「天神の湯」の方が慌てて出てきて、「準備中」の札を裏返して「営業中」にして、迎えてくれました。客が来るのを待ち構えていたようであり、私が再オープン後1人目の客となりました。何とも光栄なことです。
入浴料金は500円(小人300円)、タオル別です。以前は600円でしたから、100円の値下げです。料金を払って、いざ浴室へ。
浴室は以前のままで、内湯の大きなガラス窓から露天風呂を見渡すことができます。内湯、露天風呂ともに源泉が大量に注がれ、掛け流されています。
まず内湯に浸かりましたが、湯温は程よく調整され、夏向きに低めに設定しているようでした。そして露天風呂へ。
露天風呂は以前と同様にぬるめに設定され、「ゆるめの湯」と掲示されていましたが、内湯とあまり差がなく感じられました。内湯同様に、パイプから大量の湯が注がれ、豪快に掛け流されていました。
泉質は以前と同様です。内湯・露天ともに、注湯口の湯は透明ですが、浴槽の湯は鉄分が酸化され、黄褐色の濁りを生じています。しかし、オープン直後の一番風呂であり、掛け流し量が多いので、湯の鮮度も高いためか、以前より濁りはかなり少なく感じられました。
洗い場は全部で10か所。ボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸がありました。脱衣場のスチールロッカーは鍵なです。他に脱衣棚・脱衣籠もあります。脱衣場洗面台にはドライヤーが1台あるのみです。
さて、源泉の分析表は以前のままでした。泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉、源泉温度42.5℃、湧出量は310L/分(動力)。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成15年6月17日分析)は、Li 2、Na 10220、K 605、Mg 192、Ca 274、Sr 4、Ba 2、Al 2、Fe(II) 5、F 1、Cl 17240、Br 126、I 67、HCO3 1436、メタ珪酸 52.7、メタ硼酸 18.5、遊離CO2 270.3 などで、ガス性除く成分総計は30251.2mg/kgです。
実際の湯は、前記しましたように、湯口の湯は無色透明ですが、浴槽の湯は黄褐色混濁、独特の臭気と強い塩味があり、鉄味も感じます。湯はツルスベ感があり、浴感は大変良いです。湯口付近ではわずかながらも泡付もあります。
この源泉100%の湯が大量に掛け流され、湯の鮮度は抜群です。このすばらしい源泉が満たされた浴槽の一番風呂に浸かるという幸運は、大きな喜びでした。
内湯・露天と交互に浸かり、喜びをかみしめていましたら、ようやく次の客が来られました。その後10分位でさらに次の客が来られましたが、結局私が滞在した間には、客は私を含めて3人だけでした。
後から来られた方とお話ししましたら、その方も新聞広告を見て来られたそうです。温泉情報には目を光らせている私ですが、再オープンの情報はなく、今朝の新聞広告を見るまでは全く知りませんでした。たまたま新聞を読んでいて気付いたから良かったものの、見過ごしていたら分からないままでした。
ひっそりとした再オープンで、寂しさを感じましたが、根強いファンが多かった「天神の湯」ですから、これから賑わいを見せることでしょう。
なお、食堂は営業しておらず、受付の姉さんに聞いてみましたが、食堂再開の予定は未定とのことでした。休憩用の広間は以前同様に利用でき、冷房が効いていて気持ち良かったです。テレビはアナログでしたが、地デジチューナーが付けられていました。廊下には冷水・お茶のサーバーが置いてあり、自由に利用できます。
また、「ヘルス天神」時代の目玉であった、運動機器はなくなっていました。ビールや清涼飲料、牛乳などの自販機はありますが、食事の提供は今のところありませんのでご注意ください。
さて、2010年10月31日の閉館から8か月半での再オープンとなりました。閉館のときの張り紙には「休業」とありましたが、「廃業」とはありませんでしたので、いつかきっと再開してくれるんじゃないかと期待していました。無理な期待と思っていましたが、こうして復活してくれて、うれしく思います。新潟の温泉ファンは皆さん同じ気持ちじゃないでしょうか。
濃厚な食塩泉ではありますが、汗が引いた後は意外にもさっぱり感があります。冬の温まりは最高ですが、夏でも気持ち良く浸かれます。この貴重な源泉が復活したことは、新潟の温泉界にあっては、今年一番のニュースじゃないでしょうか。
さあ、皆さんも温泉に入って猛暑を乗り切りましょう!