安田温泉「やすらぎ」の水車の怪?

 先日、前頁に記載しましたように、村杉共同露天風呂に行きましたが、正直言って泉質に物足りなさを感じ、その足でヘビーな安田温泉に行ってきました。

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 阿賀野市の安田地区は安田瓦で有名で、瓦工場がいくつかあります。その瓦工場を改造して作ったのが安田温泉です。
 B級好きにはたまらない魅力ある温泉ですが、最近は2階に岩盤浴を作ったり、劇場を作って大衆演劇を上演したりなど、独自の路線を究めようとしています。
 開館後それ程の年月でもないのですが、床がはがれて波打ったりし始めており、ますますB級の魅力が高まっています。なお入浴料はタオル付で800円です。

 脱衣場にはとんでもない数のロッカーがありますが、その数に比して浴室はそれ程広くありません。内湯はジャグジーなど多彩な浴槽がありますが、残念ながら源泉ではなく、ただの地下水です。

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 露天風呂は大きさと温度が違う3つの浴槽に分かれています。中央から注がれている非加熱源泉の流入量の違いが温度差を生んでいるようです。

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 泉質はナトリウム-塩化物強塩泉、源泉温度は27.6℃、ガス性除く成分総計は28740mg/kgと濃厚です。湯は茶褐色混濁。なめれば当然塩辛く、鉄味もあります。これが源泉100%で掛け流しで使用されています。人気の「天神の湯」に良く似た泉質です。

 さて、本題に移ります。露天風呂にこの水車がありますが、どっちの方向に回転しているでしょうか。

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 私の固定観念では、当然右に回ると思ったのですが、実際は左に回っていました。冷静に考えると、マスにたまる水の重さを左右で比較すると左が重いので、左に回るということは理解できなくもないですが、実際に回っている水車を見ていると、どうにも不思議でなりません。水車の前に椅子を置き、しばし眺めながら悩んでいましたが、変なおじさんに見えたでしょうね。

 でも、どうして左に回るのかなあ・・。

 こんなことで頭を悩ましているのは私くらいでしょうね。


 その後の検証で、やはり右回りが普通であり、他動的に左回転させると慣性力により左回転を続けるという結論に至りました。

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