久しぶりに 「ごまどう湯っ多里館」

 3月も終わろうというのに、天候は落ち着きません。今日も冷たい雨が降っていますが、これから雪に変わるという予報。春はどこへ行ったやら・・・。

 と、嘆いてばかりもいられません。寒さを乗り切るため、今日は仕事が終わった後に、田上町の「ごまどう湯っ多里館」に行ってきました。 
 遠くないので、いつでも行けるという安心感からか、随分とご無沙汰してしまいました。

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 下足箱に靴を入れ、券売機でチケットを購入。入館料は600円(タオル別)で、タオルセットは100円です。受付すると、下足箱の鍵と引き換えの番号札が渡されます。ロビーは明るく、大きなガラス窓から新潟平野が一望されます。

 ごまどうの湯、あじさいの湯という浴室があり、週毎に男女が別れますが、今日の男湯は右側のあじさいの湯でした。
 ロッカーはコイン返却式で、好きなものを選びます。ロッカーの扉は、バネで自動的に閉じてしまうのが煩わしいです。

 浴室は、掛け湯、大浴槽、低温浴槽、ジェット風呂(エステバス・ローリングバス)、サウナ、水風呂などがあります。露天風呂は、数段降りた下にあり、新潟平野が一望できて爽快です。

 洗い場は、仕切り付き、仕切りなし混在で、ボディソープ、シャンプー、リンスがあります。脱衣場洗面台には、ドライヤーがあります。また、脱衣場の2階には、景色を見ながら涼める場所があって便利です。

 泉質は、ナトリウム-塩化物泉、湧出量270L/分(掘削自噴)、源泉温度36.8℃、ガス性除く成分総計は1091mg/kgです。無色透明無臭、ごくわずかの塩味・薬味を感じます。PH9.2とアルカリ度が高いので、ツルスベ感があるかと期待したのですが、感じられませんでした。ナトリウム-塩化物泉となっていますが、少しでも薄くなれば、アルカリ性単純温泉となるぎりぎりのところです。

 開湯当初は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉で、ガス性除く成分総計は4045mg/kgであり、源泉100%で掛け流しだったのですが、現在は湧出量は減り、成分は薄くなり、循環となっています。

 飲泉所での生の源泉は、硫化水素臭がして、柔らかな素晴らしい泉質なのですが、浴槽の湯は、その面影が失われてしまっています。この点はちょっと残念ですが、あたたまりは大変良く、なかなか汗が引きませんでした。

 館内には大小の休憩設備が豊富にあり、充実しています。浴室や休憩所、ロビーからの眺めは素晴らしいです。

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 左手には弥彦・角田の山並み、右手にはビッグスワンや新潟のビル群が見渡せます。この新潟平野を一望する景色は、絶景ではありませんが、一見の価値はあると思います。

 さて、この温泉は駐車場からエレベーターで上がっていくのが面白いです。

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 上がった先に飲泉所があるのですが、現在送水ポンプの圧力低下のため、休止されています。下の駐車場にある飲泉所は健在で、絶えず源泉が流されており、飲泉することができます。

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 この垂れ流しの源泉がもったいなく感じ、これをためて浴槽に使用すれば良いのにと考えるのは私だけでしょうか。

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