露天風呂始まりました。「西方の湯」

　本日、仕事が終わった後、ひと月ぶりに、胎内市の「西方の湯」に行ってきました。掲示板に露天風呂が再開されたとの情報をいただき、確認したかったためと、もうひとつの用事があったためです。この件は項を改めて記したいと思います。

　500円を払って入館。浴室に行くと、先客がひとりおられましたが、前にも何度かお見かけしたことがあり、常連さんのようでした。この方が出られた後は、浴室は全くの独り占めとなりました。

　まずは内湯で温まりました。湯口から注がれた源泉は、漆黒の湯の表面に白い泡を作り出し、泡は低温小浴槽へと流れ込み、さらに浴槽縁から掛け流されています。

　透明度15cmほどの黒湯は、ツルスベ感があり、高温にもかかわらず、肌に良くなじみます。成分総計35950mg/kgという県内屈指の濃厚な食塩泉ではありますが、ヨウ素をはじめとする豊富な成分のためか、塩辛さの中に甘みが感じられます。

　泡が浮かぶ不気味な黒湯、そして例の強烈な臭気。初めての人は躊躇するかもしれませんが、これが病みつきになります。

　肌になじむにつれ、心地良くなり、長く入っていられますが、入りすぎると後でガツンときますからご注意ください。

　そして露天風呂へ。外には２つの浴槽がありますが、手前の浴槽だけ湯が張られていました。かなりの高温の源泉が注がれていますが、浴槽の湯温は適温でした。

　小雨が降っていましたが、火照った体には気持ち良かったです。露天風呂に入っていると、親鸞聖人の横顔を拝むことができます。お祈りしながら入浴すると、良いことがあるかもしれません。

　出たり入ったりしながら、まどろみと癒しの時間を過ごしました。

　しばらくして、ようやく次の客が来られました。その方は初めてのようで、一度浴室を覗かれていましたが、出て行かれました。その後意を決したようにして、また来られました。

　あの臭気と色に不安になられたようです。どんな温泉か尋ねられましたので、癖は強いけれど、一度入ると病みつきになる、新潟県内でも最高の温泉だとお話ししました。
　汚いのではないかと心配されていましたが、決して汚いのではなく、成分が豊富なのであって、良いお湯ですよと説明しました。

　さて、どんな感想をもたれましたでしょうか。ファンが増えてくれることを期待します。

　休憩室には珍しくも女性のグループがおられ、さすがにGWということか、いつもの休日より賑わっているようでした。賑わっていると言っても数人ですけれど。

　この文章を打っていても、あの臭いが体からしてきて気持ち良いです。色と臭いは好みが分かれそうですが、「塩の湯温泉」より肌に優しく感じますし、「ざぶーん」のように肌がべたつくこともありません。やっぱり良いお湯ですねえ・・・。

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