道路拡幅工事中 角田山温泉「ヴィネスパ」

 新潟市西蒲区、角田山の麓の葡萄畑の中にある「ヴィネスパ」。幼児は入館できず、ちょっとセレブな雰囲気が人気の温泉です。

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 通常料金が1000円(タオルなし)と高いので、私が利用するのは、もっぱら朝湯(500円)か平日夜間割引(600円)です。
 女性が優遇され、男性用の休憩場所が乏しいのが残念ではありますが、家から近いこともあって、頻繁に利用させていただき、このブログでも度々登場しています。

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 今の時期、内湯のガラス戸が解放され、半露天という雰囲気で楽しめます。浴槽縁に頭を載せて、外を眺めるとこんな風景になります。

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 この内湯は、アルカリ性単純温泉の2号源泉ですが、ツルスベ感があって、柔らかな肌に優しいお湯は、施設のコンセプトに良く合っていて、魅力的な浴感です。もちろん掛け流し。

 露天風呂は大小2つありますが、小さい方は、ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉の1号源泉です。ここも掛け流し。極わずかにアブラ臭を感じる源泉ですが、ツルスベ感が少なく、私は2号源泉の方が好きです。

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 そして、大露天風呂は2号源泉です。ここは循環併用ですが、ゆったりと広々とした浴槽に湯が十分量注がれ、オーバーフローも多いので、何の不満もありません。
 浴槽の一部は寝湯になるよう浅くなり、枕があったり、座湯となるようにソファ状に石が配されたりと、良くできた浴槽だと思います。

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 これがソファ状の石。写真ではわかりにくいですが、背もたれと両脇に肘当てがあります。

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 さて、この「ヴィネスパ」ですが、葡萄畑の中にある「カーブドッチ・ワイナリー」にあります。ここに来るためには農道を通ることになり、舗装されていない凸凹道を通らねばなりません。

 晴れの日は土埃、雨の日は水たまりになり泥はねだらけ。この悪路に関しては、このブログでも何度も不平を書いていますが、最近では逆に魅力に感じています。

 今どき舗装されていない道路を走る機会などはめったにありません。ストレスたっぷりの現実の世界から、畑の中の桃源郷とでも言うべき温泉へ。日常から非日常の世界へと気持ちを切り替えるには、この凸凹道を走るのが重要な儀式なんだと思います。

 この凸凹道があっての「カーブドッチ」であり、「ヴィネスパ」と思います。大きな水たまりさえ直してくれれば、それで十分と思っています。

 市の管轄の農道であり、道路整備をしようにも問題が多いという話を以前支配人さんから聞いた記憶があります。姑息的にときどき道路が均されて、凸凹が解消されたかと思っても、数週で元に戻るというのがこれまでのパターンでした。

 この道路が先月から拡幅工事が行われています。、かなり大々的な工事なのか、当分工事が続くようです。このため、これまでメインのアクセス道路であった、国道402号線側の入り口からの道路は通行止めになっています。

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 角田山側の入り口から入るようになっていますので、行かれる方はご注意ください。

 道路がどう整備されるのか、楽しみでもあり、心配でもあります。開通の日を楽しみに待ちたいと思います。

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