「ソルトスパ潮風」で鯛茶漬け

 経営難が噂される「ソルトスパ潮風」。ここは思い入れの強い温泉です。私は柏崎に長らく単身赴任生活をしていたことがあり、夜間割引を頻回に利用していました。当時は夜間割引が8時からでしたので、8時の時報とともに入館していたのを昨日のことのように思い出します。そんなこともあり、私のホームページの施設紹介の紹介順番号No.1はこの温泉です。

 今月の地元の情報誌「財界にいがた」に、「ソルトスパ潮風」の経営問題についての記事がありました。柏崎市へ支援要請しているものの、良い返事がないとのこと。ちょっと心配になり、柏崎へ行く用事がありましたので久しぶりに寄ってきました。前の道路は何度も通っているのですが、寄るのは昨年2月以来で、1年半ぶりとなりました。

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 玄関先にはこんな掲示がありました。

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 ご覧のように、2012年7月1日より、燃料費の高騰、東日本大震災後の情勢の悪化により入館料の見直しをするとのこと。夜間割引も休止となっています。やはり経営が大変なのでしょうね。

 タオル付750円なのですが、「新潟温泉パラダイス」の割引クーポンを利用して、タオル付600円で入館。以前は料金後払いでしたが、前払いに変更されていました。

 2階に浴室があり、「潮の湯」、「風の湯」が男女交互で使用されますが、今日の男湯は、右側の「風の湯」でした。
 
 まずは内湯であたたまりました。一部がジャグジーになった浴槽に、薄茶色の湯が満ちていました。窓の外には、日本海を臨むことができます。

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 続いては露天風呂へ。一部が寝湯になった浴槽は、なかなか良いです。

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 泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉。ガス性除く成分総計は18051mg/kgであり、塩辛さのほかに苦みを感じます。ツルスベ感が軽度あり、湯上りにべたつきがなくて良いです。

 1階に降りて、広間で食事。名物の鯛茶漬けを注文しました。

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 上品な味で大変おいしかったです。もうちょっとボリュームがあればもっと良かったですけれど。

 かつては、今は無き「かんぽの宿」とともに、私のホームグランドであった「ソルトスパ」。柏崎になくてはならない施設です。
 もともとは源泉は柏崎市が掘り、第3セクターで運営されていました。施設の老朽化は否めず、維持管理費用もかさむものと思います。市からの支援を得て、経営維持してほしいものです。

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