今年も初湯は「西方の湯」
明けましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。
穏やかな新年の幕開けを期待したのですが、雪模様の荒れた天候でのスタートとなりました。
昨日来雪が降り続き、朝起きたらかなりの積雪となっていました。車の雪をおろし、新年の初湯へと出かけました。
今年も初湯は胎内市の「西方の湯」です。昨日は弘法大師お授けの湯である「華報寺共同浴場」で2012年の〆としましたが、2013年の初湯は親鸞聖人のご加護を受けるべく、例年通りに「西方の湯」にしました。
元旦のためか、道路の除雪は十分でなく、徐行運転で中条インターまで進みました。途中スリップしてスピンした車が2台。スピードを出さないのが雪道の鉄則です。
11時前に「西方の湯」に到着。駐車場に車はなく、一面の雪原となっており、車のタイヤ跡すらありません。私が新年第1号の客となったようです。
入館する前に、例年の如く、初詣代わりに親鸞像にお参りし、家内安全と健康を祈願しました。
いい年となりますように・・・。
足跡のない新雪を踏みしめて玄関へ。ひっそりとしています。呼び鈴を鳴らすと女将さんが奥から出てこられました。挨拶をして、500円を払って浴室へと向かいました。
骨董品類が雑然と並ぶロビー、人の気配のない巨大な館内は、いつ来ても不気味さを感じますが、これが魅力でもあります。
誰もいない浴室に入り、新年の1番風呂をいただくことができました。昨年は1番乗りを逃して2番でしたので、うれしかったです。だからどうだということでもないのですけれど。
大きな熱めの浴槽に源泉が注がれ、その湯は小さなぬるめの浴槽に流れ込み、浴槽縁から流れ出ています。
湯温は熱く、ぬるめ浴槽ですら相当な熱さです。1番風呂なので仕方ないですが、湯もみ板で撹拌し、どうにかぬるめ浴槽に浸かることができました。
熱さに慣れるにつれ、肌に湯がなじみ、ツルスベ感も心地よく、気持ち良い湯加減に感じてきました。慣れたところで大浴槽に入りましたが、こちらはやはり熱すぎで、さすがの私でも長く入るのは無理でした。
窓の外は雪景色。しばしの雪見風呂を楽しむことができました。
さて、この「西方の湯」は2種類の源泉を使用していることを温泉通の方ならご存知でしょう。あの強烈な臭気が漂い、イメージソングまで作られた墨汁色の源泉と、穏やかな茶褐色の源泉の2種類です。
現在使用されているのは後者の穏やかな方の源泉です。私はもちろん墨汁色の源泉の方が好きなのですが、一般のみなさんには今の源泉の方が良いことでしょう。
今の源泉は、「塩の湯温泉」や「ざぶーん」と大差ないように思われますが、強烈な泉質には違いなく、それがかなりの高温で注がれていますので、長湯してしまいますとノックアウトされてしまいますので、ご注意ください。
源泉名はN12-2。泉質は、ナトリウム-塩化物強塩温泉。源泉温度60.7℃。ガス性除く成分総計は35920mg/kgと濃厚です。ヨウ素を82.5mg/kgと豊富に含むのが特徴です。
天神の湯~ざぶーん~紫雲の郷~塩の湯温泉と連なる強塩泉地帯にあって、「西方の湯」の個性は際立っています。できれば強烈な「黒湯」に戻してほしいですが、ここのご主人は「臭い」と表現されることを気にしておられるようであり、当分現在の泉質のようです。
帰り際、女将さんに呼び止められて、事務室でお茶をいただいてしまいました。ここの源泉を原料として、塩を作っている話は、昨年のこのブログで紹介していますが、改良して臭みのない塩ができたとのことで、1袋いただくことができました。
黄褐色の塩はミネラル分豊富で、マイルド感があり、そのまま浅漬け用に使用しても良さそうに感じました。昨年いただいた塩より確かに完成度は高く、商品化近しを感じさせました。早ければ春にでもと話されていましたが、ガラス瓶に入れて発売を検討しているようです。
外に出ると雪は降り続いており、私が入浴している間に、5cm位の雪が車に降り積もっていました。悪天候のためか、次の客の気配はなく、ひっそりとした時間が流れていました。
現在は、大人しめの源泉ではありますが、「西方の湯」はやはり「西方の湯」。絵にかいたようなB級のたたずまいは魅力です。いつ行っても空いていてゆったりできるのも良いですね。
親鸞聖人像に一礼して帰路につきましたが、帰り道も道路状況は悪く、神経をすり減らしながら家へと向かいました。
穏やかな新年の幕開けを期待したのですが、雪模様の荒れた天候でのスタートとなりました。
昨日来雪が降り続き、朝起きたらかなりの積雪となっていました。車の雪をおろし、新年の初湯へと出かけました。
今年も初湯は胎内市の「西方の湯」です。昨日は弘法大師お授けの湯である「華報寺共同浴場」で2012年の〆としましたが、2013年の初湯は親鸞聖人のご加護を受けるべく、例年通りに「西方の湯」にしました。
元旦のためか、道路の除雪は十分でなく、徐行運転で中条インターまで進みました。途中スリップしてスピンした車が2台。スピードを出さないのが雪道の鉄則です。
11時前に「西方の湯」に到着。駐車場に車はなく、一面の雪原となっており、車のタイヤ跡すらありません。私が新年第1号の客となったようです。
入館する前に、例年の如く、初詣代わりに親鸞像にお参りし、家内安全と健康を祈願しました。
いい年となりますように・・・。
足跡のない新雪を踏みしめて玄関へ。ひっそりとしています。呼び鈴を鳴らすと女将さんが奥から出てこられました。挨拶をして、500円を払って浴室へと向かいました。
骨董品類が雑然と並ぶロビー、人の気配のない巨大な館内は、いつ来ても不気味さを感じますが、これが魅力でもあります。
誰もいない浴室に入り、新年の1番風呂をいただくことができました。昨年は1番乗りを逃して2番でしたので、うれしかったです。だからどうだということでもないのですけれど。
大きな熱めの浴槽に源泉が注がれ、その湯は小さなぬるめの浴槽に流れ込み、浴槽縁から流れ出ています。
湯温は熱く、ぬるめ浴槽ですら相当な熱さです。1番風呂なので仕方ないですが、湯もみ板で撹拌し、どうにかぬるめ浴槽に浸かることができました。
熱さに慣れるにつれ、肌に湯がなじみ、ツルスベ感も心地よく、気持ち良い湯加減に感じてきました。慣れたところで大浴槽に入りましたが、こちらはやはり熱すぎで、さすがの私でも長く入るのは無理でした。
窓の外は雪景色。しばしの雪見風呂を楽しむことができました。
さて、この「西方の湯」は2種類の源泉を使用していることを温泉通の方ならご存知でしょう。あの強烈な臭気が漂い、イメージソングまで作られた墨汁色の源泉と、穏やかな茶褐色の源泉の2種類です。
現在使用されているのは後者の穏やかな方の源泉です。私はもちろん墨汁色の源泉の方が好きなのですが、一般のみなさんには今の源泉の方が良いことでしょう。
今の源泉は、「塩の湯温泉」や「ざぶーん」と大差ないように思われますが、強烈な泉質には違いなく、それがかなりの高温で注がれていますので、長湯してしまいますとノックアウトされてしまいますので、ご注意ください。
源泉名はN12-2。泉質は、ナトリウム-塩化物強塩温泉。源泉温度60.7℃。ガス性除く成分総計は35920mg/kgと濃厚です。ヨウ素を82.5mg/kgと豊富に含むのが特徴です。
天神の湯~ざぶーん~紫雲の郷~塩の湯温泉と連なる強塩泉地帯にあって、「西方の湯」の個性は際立っています。できれば強烈な「黒湯」に戻してほしいですが、ここのご主人は「臭い」と表現されることを気にしておられるようであり、当分現在の泉質のようです。
帰り際、女将さんに呼び止められて、事務室でお茶をいただいてしまいました。ここの源泉を原料として、塩を作っている話は、昨年のこのブログで紹介していますが、改良して臭みのない塩ができたとのことで、1袋いただくことができました。
黄褐色の塩はミネラル分豊富で、マイルド感があり、そのまま浅漬け用に使用しても良さそうに感じました。昨年いただいた塩より確かに完成度は高く、商品化近しを感じさせました。早ければ春にでもと話されていましたが、ガラス瓶に入れて発売を検討しているようです。
外に出ると雪は降り続いており、私が入浴している間に、5cm位の雪が車に降り積もっていました。悪天候のためか、次の客の気配はなく、ひっそりとした時間が流れていました。
現在は、大人しめの源泉ではありますが、「西方の湯」はやはり「西方の湯」。絵にかいたようなB級のたたずまいは魅力です。いつ行っても空いていてゆったりできるのも良いですね。
親鸞聖人像に一礼して帰路につきましたが、帰り道も道路状況は悪く、神経をすり減らしながら家へと向かいました。