湯田上温泉 旅館巡り 「末廣館」、「わか竹」

 思い立って、湯田上温泉に行ってきました。「ホテル小柳」は何度か宿泊したことがあるのですが、ほかの旅館には行ったことがなかったので、そろそろ行かねば、ということで、重い腰を上げた次第です。

 まずは、「末廣館」です。国道から温泉への道を進み、右側に折れ、坂道を少し上った所にあります。

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 入浴をお願いしましたら、快く迎えてくれて、入浴料600円を払って浴室に向かいました。

 他に客はなく、浴室は貸切状態でした。脱衣場には脱衣籠が並んでいます。

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 浴室に入ると、落ち着いた雰囲気に感動しました。

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 2面ガラス張りの浴室は開放感があり、石造りの浴槽は趣があります。大きなカラス壁を通して、手入れの行き届いた庭が見えます。湯口付近の石は苔むしており、風流です。

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 露天風呂もあり、静かな、落ち着いた雰囲気の中で、癒しのひと時を過ごすことができます。

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 源泉名は、田上ごまどう温泉。「ごまどう湯っ多里館」と同じです。泉質は、ナトリウム-塩化物泉。源泉温度34.6℃。ガス性除く成分総計は1268mg/kgです。

 源泉が強アルカリ性のため、塩素系薬剤の効果を得るために加水、入浴に適した温度を保つため加温、温泉資源の保護と衛生管理のため循環・ろ過装置を使用、新潟県公衆浴場条例の基準を満たすために塩素系消毒剤を使用、と掲示されていました。

 もともとが柔らかな泉質ですので、加水・加熱・循環された浴槽の湯は無味無臭で、「温泉らしさ」の実感はありません。しかし、落ち着いた静かな環境の中で、貸し切りの入浴を堪能できましたので、満足感は高かったです。

 なお、玄関脇の壁に、昔懐かしい看板が並んでいて、これも面白いですね。

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 次に向かったのは、「旅館 初音」だったのですが、今日は立ち寄り入浴不可とのことであり、「わか竹」に行きました。温泉街左手の細道を進んだ先にあり、「ホテル小柳」の向かいです。

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 ここも入浴をお願いすると、快く迎えてくれました。入浴料600円を払い、貴重品を預けて浴室に向かいました。

 脱衣場には脱衣棚が壁一面にびっしり。

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 先客が2人おられましたが、すぐに帰られて、貸切状態となりました。

 浴室には、大き目の大浴槽がひとつ。大きなガラス窓から外が見えて、良い雰囲気です。

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 外には石造りの露天風呂があります。

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 露天風呂の横の壁際に、飲泉所があり、飲泉できます。

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 四角い窓の奥に湯が注がれており、右の木箱の中に紙コップが入っています。

 湯は、前記した「末廣館」と同様に、加水、加熱、循環・ろ過、塩素消毒されています。湯に特徴は感じられませんでしたが、落ち着いた雰囲気の中で、貸切入浴できましたので、満足感は高かったです。飲泉できるというのも魅力です。

 脱衣場には無料のマッサージ椅子があり、大変気持ち良かったです。


 今回はこの2館を利用しましたが、どちらも落ち着いた雰囲気の風情ある浴室でした。循環湯であり、泉質的には特徴はないですが、ゆったりできて良かったです。

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