営業時間また変更 「天神の湯」

 新発田市の「天神の湯」は、鮮度の高い濃厚な強塩泉のぬる湯を楽しめることで、温泉愛好家の中では人気の温泉であり、このブログをお読みの方の中にもファンが多いのではないかと思います。

 しかし、施設前の駐車場が閉鎖され、さらにアクセス道路が交互通行の細道となり、来る者を拒むような状況となりました。事情を知らない人は利用しがたいのではないでしょうか。

 こんな状況の中、9月30日より平日は午後5時からの夜間のみの営業となり、土日のみ10時からに変更になりました。今後どうなるのか心配な状況ですが、11月2日から、再度営業時間の変更が行われたとの情報をいただき、確認すべく、今日仕事帰りに寄ってきました。

画像


 入り口はこれまで同様に狭く、営業中の看板はあるものの、知らない人は侵入できないのではないかと危惧されます。

 券売機で入浴券(600円)を購入して入館。土曜日の午後ではありましたが、館内は閑散としていました。

 本題の営業時間の件ですが、

画像


 ご覧のように、11月2日から、平日・休日ともに、昼12時から午後9時までの営業に変更されました。
 これまで平日は午後5時からでしたから、延長されたのは良いのですが、休日でも午前は利用できないというのは残念です。

 さて、浴室に行きますと、先客がひとりおられただけでした。内湯・露天を交互に利用したので、それぞれ独り占めの入浴をすることができました。

画像


 まずは内湯に浸かりました。強塩泉といいますと、塩の湯温泉のような熱い湯を想像しますが、ここはぬる湯が売りです。内湯は多少熱めではありますが、普通に考えればぬるいです。
 このぬるめのお湯にゆったりと浸かると心が落ち着いてきます。そして何より独り占めの入浴は気持ち良いですね。

 で、この内湯ですが、これまでと変わっていることにお気づきでしょうか。

画像


 中央に木で仕切りが作られていました。まだ新しく、木の香りが気持ち良かったです。おそらくは、温度の違いを作ろうという目的と想像しますが、温度の違いは感じられませんでした。
 左側に加熱源泉の槽内注入がありますが、ぬるい源泉の注入も左側。そして右側の縁から掛け流しという構造ですので、温度差が生まれにくいと思います。実際はどういう目的なんでしょうね。

 そして、ぬる湯が自慢の露天風呂へ。

画像


 ここも独り占めの入浴。さすがにこの時期になりますと、かなりのぬるさに感じます。

 隅の注湯口からは、ぬるい源泉が大量に注入。源泉は透明であり、鮮度の高さを示しています。

画像


 浴槽の縁に頭を載せて、体を伸ばすと浮いてきて、気持ち良い浮遊感を味わえます。体が冷え気味になったら、内湯から湯を引いたパイプの出口で背中を温めます。でも、それでも結構ぬるいですけれど。

画像


 次の客が来るまで入り続けようと思いましたが、一向に来る気配がなく、根負けして内湯に戻って体を温めました。

 休憩室もガラガラ。

画像


 「ヘルス天神」の名残というべき運動機器も使われた様子はありません。

画像


 食堂は営業再開の予定はないようです。「カップラーメンあります」という掲示はありましたが・・。

画像


 湯上りはやっぱりフルーツ牛乳。

画像


 空いていて、貸切利用できたのは良かったのですが、経営を考えれば微妙です。アクセス道路をどうにかしないと、集客増は期待できないでしょう。閉館のうわさが広まるばかりで、今後が心配です。せいぜい我々が利用してあげねば・・。みんなで応援しましょう。

この記事へのトラックバック