月岡温泉「華鳳」で雪見風呂

 昨夜は職場の忘年会が月岡温泉の「華鳳」であり、宿泊してきました。ここ数年、忘年会はここで開催されており、昨年もこのブログで紹介しています。2週間前には、同じ月岡温泉の「ホテル摩周」に宿泊したばかりなのですが、再び月岡の湯を堪能することができました。

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 月岡温泉の中で、ひときわ大きな建物が「華鳳」です。国道290号線を走っていますと、巨大な建物が目を引きます。

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 この門をくぐって坂道を上がると正面玄関に出ます。

 客室はこんな感じ。

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 窓からは雪化粧した田んぼが見渡せます。

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 反対側の窓からは月岡温泉街が見えます。

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 宴会の前に、早速入浴。大浴場は1階にあります。

 まずは内湯に浸かりましたが、残念ながら内湯は沸かし湯であり、温泉ではありません。

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 そして、露天風呂へ。

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 エメラルドグリーンの源泉がたたえられた浴槽は広々としています。この岩が配された大露天風呂のほか、能舞台檜風呂、寝湯、腰かけ湯など、多彩な浴槽があります。

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 この腰かけ湯は、深さがあって、表面積あたりの湯量が一番多く、源泉が濃厚に感じられます。

 サウナに入ったり、湯に浸かったりと、1時間ほど温泉を堪能しました。

 「白玉の湯」と称する源泉は、月岡温泉組合の源泉とは異なり、「泉慶」・「華鳳」の独自源泉です。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。ガス性除く成分総計は3354mg/kgです。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.5、Na 1061、K 26.3、NH4 0.3、Mg 23.6、Ca 69.2、Sr 2.6、Ba 0.0、Al 0.0、Fe 0.3、F 2.8、Cl 1167、Br 5.4、I 0.0、HS 132.6、S2O3 0.8、SO4 558.0、HCO3 274.1、CO3 0.0、メタ珪酸 17.6、メタ硼酸 12.1、遊離CO2 11.0、遊離H2S 37.6で、硫黄分の多さは全国でもトップクラスです。

 加熱・循環されていますが、硫化水素臭が漂い、ツルスベ感と苦みある薄い塩味は正に月岡の湯です。高級感ある浴室は、贅沢気分で湯に浸かることができ、泉質がどうのと論じる以前に、満足感は高いです。

 浴室横の吹き抜けには、毎年恒例のクリスマスツリーが飾れており、イルミネーションがきれいでした。

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 宴会は例によって、飲んで踊って大騒ぎ。酔っぱらってしまって、就寝前の入浴はできませんでした。

 その代り、5時半に起きて朝湯を堪能。各浴槽とも独り占めの入浴ができました。

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 小雪が舞う中の入浴でしたが、心地よかったです。これだけ大きな露天風呂の湯を、適温に保つには、相当に加温しなければだめだろうなあなどと考えながら湯に浸かっていました。

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 1時間ほど浴室で過ごして部屋で一休み。豪華な朝食バイキングをいただいチェックアウトしました。

 巨大旅館の巨大浴槽ですから、湯の鮮度は落ちるというのが私の持論ですが、もともとの源泉が良いので、不満はありません。
 個人で宿泊するにはハードルが高い旅館ですが、値段相応のサービス、豪華さを感じることができます。また来年利用できますかな・・・。

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