仕事始めの後は・・「華報寺共同浴場」

 正月休みも終わり、いよいよ仕事始めです。今年は海岸・平野部は雪が少なく、穏やかな新年を迎えることができました。

 昨年の仕事納めの後の湯は「出湯共同浴場」でしたが、仕事始めの後の湯は、同じ出湯温泉でも「華報寺共同浴場」です。

 相変わらず温泉街はひっそりとしていますが、華報寺の境内の駐車場は車で埋まり、共同浴場は賑わっていました。

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 券売機で入浴券(200円)を買い、番台へ提出。浴室には先客が7人ほど。そう広くない浴槽には人でいっぱいでした。

 壁際に隙間を見つけて入り込み、しばし瞑想の時を過ごしました。他の客も修験僧の如く目を閉じ、ゆったりと過ごされていました。湯温はぬるめであり、長時間湯に浸かることができます。

 源泉名は、出湯温泉漲泉窟。源泉温度38.6℃のアルカリ性単純温泉です。湯は無色透明無味無臭。浴槽中央から大量に湧き上がる湯は、浴槽縁から豪快に掛け流されています。
 特徴のない湯ではありますが、泡付きの多さは県内屈指であり、湯の鮮度の良さを物語っています。壁際の岩組から湯が注がれており、飲泉することができ、ペットボトルで持ち帰る人もおられます。

 岩組の上に立つ弘法大師像を拝み、今年1年の無事を祈願しました。元旦の初湯は「西方の湯」で、親鸞聖人を拝んだばかりですが、今度は弘法大師。良いことがあるといいなあ・・。

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