飲泉もできます 月岡温泉「手湯の杜」

 開湯100周年を迎えた月岡温泉に、5月28日、新しい施設がオープンしました。

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 温泉街の月岡旧湯バス停前、浪花屋の向かいに「手湯の杜」ができました。

 公衆トイレの横、「月岡温泉発祥の地」の石碑と「月岡昇龍石」の左隣です。

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 鳥居のような門をくぐって、両脇に玉砂利が敷かれた通路を進むと、屋根付の「手湯・飲泉所」があります。

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 小さな施設ですが、小さな浴槽に蛇口から源泉が注がれています。

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 飲泉用の小さな使い捨てカップが置いてありますので、飲泉することができます。

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 飲んでみますと、この看板に「自称日本一まずい温泉」とある通り、苦くてまずいです。

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 旅館の浴槽に使われている源泉よりまずく感じます。

 浴槽にたまった湯は掛け流されています。浴槽に手を入れて、手湯ということですが、手を浸けただけでは欲求不満というのが私の感想です。何せ、足湯でも満足できない私ですので・・。

 正式に飲泉許可を得ていて、成分表の掲示があります。源泉名は月岡6号井。源泉温度49.3℃、湧出量141L/分です。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。ガス性除く成分総計は3591mg/kg(26年4月10日分析)で、硫化水素イオン78.7mg/kg、チオ硫酸イオン17.4mg/kg、遊離硫化水素22.4mg/kgと硫黄分の含有量は全国でも屈指です。

 飲泉用ですので、当然ながら、非加熱・非循環・非消毒です。湯は掛け流しになっています。

 わざわざ手湯だけ目的に月岡に行く人はいないでしょうが、温泉街を散策するついでに立ち寄るには便利です。無料であり、利用時間は7時~22時で、夜は竹照明でライトアップするとのことです。

 月岡温泉では、開湯100周年記念として、この「手湯の杜」のほか、県内92の酒蔵の吟醸酒などを試飲できる「プレミアム SAKE 蔵」も同時にオープンしました。500円で3杯試飲できるそうですので、酒好きの方には喜ばれそうですね。


 結局手湯では満足できず、足湯にも行きました。

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 おなじみの「湯足美」です。

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 横に長い足湯があって、観光客に人気です。

 ここの湯は源泉100%掛け流しであり、水面上には油膜が浮いています。

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 硫化水素臭も強く漂い、月岡温泉の源泉のパワーを気軽に体験するのは便利な施設です。

 でも、足湯だけでは満足できないのが温泉好きの性。やっぱ入浴せねば・・・。「美人の泉」に行くぞ!

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