今夜は最高! 「さくらの湯」
弥彦村のやひこ桜井郷温泉「さくらの湯」。日帰り温泉として新潟県内屈指の人気施設ですので、皆さんも行かれた方が多いことでしょう。当然このブログの登場回数も多いのですが、しばらく紹介していませんでしたので、ご容赦下さい。
土曜日夕方、緊急家族会議開催。夕食をどうしようかという議題。会議とはいえ、絶対君主が君臨する我が家で、いつも私の意見は通らないのですが、今回は温泉に行こうということでまとまりました。
どこに行くかとなりましたが、いつも行くのは、「花水」、「ヴィネスパ」、「だいろ」、そして「さくらの湯」。今回は「さくらの湯」に決定しました。
娘の車で県道経由で快適に到着。2月というのに海岸近くは雪がなくて良いですね。このまま春になったら最高なんですけれど。
ということで、たいして時間もかからずに到着。日中は混雑していたようで、「混雑してます」の看板が出ていましたが、7時過ぎでしたので、結構空いていました。
入館料は、大人1000円、小人570円、タオルセット・館内着(浴衣)付き、平日の17時からは夜間割引で、大人600円、小人370円、タオルセット付きです。提携カードの提示により割引になり、850円で入館できました。
ここの良いのは、館内着が浴衣であること。男は選べませんが、女性は好きな柄を選べます。
タオルセットと浴衣をいただいて浴室へ。
早速入浴です。混雑が去り、ゆったりと入浴できました。残念ながら浴室の撮影はできませんので写真はありません。
内湯は、掛け湯、腰掛け湯、奥に大小2つに仕切られた長方形の大浴槽があります。大きい浴槽は熱め、小さい浴槽はぬるめに調整されています。ともに注湯量は十分に掛け流されています。
そのほか、ハーブ湯の小浴槽、円管状の水風呂が2つ、そしてサウナがあります。サウナは一人用の敷きマットが用意されていて、快適に利用できます。
洗い場は仕切り付きでボディソープ、シャンプー、リンスがあります。垢すりが置いてあるのは良いですね。
露天風呂は広々としています。内湯の軒先の長方形の浴槽は湯温が高めですが、ほかの浴槽は若干ぬるめです。ぬるめとはいっても適温ですけれど。
この露天風呂の魅力は、広くて開放感が抜群であることのほか、浴槽の多彩さでしょう。凸凹との足踏み湯、立ち湯、寝湯、壺湯など十分整っています。オーバーフローした湯を利用して寝ころび湯もあります。直線を基調としたデザインも秀逸であり、良く考えられた浴槽だと思います。
露天風呂も内湯同様に掛け流しですが、掛け流される湯量も豊富で、もったいなく感じるほどです。
平成23年6月23日付の成分表が掲示してあります。源泉名は、やひこ桜井郷。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(正しくは含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉と思う) 。源泉温度43.5℃。 PH 8.6。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na 446.9, K 3.4, Mg 1.0, Ca 111.6, Sr 3.1, Ba 0.4, NH4 1.2, F 1.9, Cl 789.8, Br 3.1, I 0.5, SO4 76.3, HCO3 17.7, CO3 9.6, HS 2.7, HPO4 2.5, OH 0.1, メタケイ酸 32.9, メタホウ酸 10.8, 遊離CO2 0.1, 遊離H2S 0.1など、ガス性除く成分総計は1516mg/kgです。
平成18年10月のオープン時は、ガス性除く成分総計は469.4mg/kgと低濃度で、泉質は単純硫黄温泉でしたが、平成19年7月の中越沖地震後に泉質の変化があり、平成21年3月の分析ではガス性除く成分総計が1028mg/kと、塩類泉を規定する1000mg/kgの基準をぎりぎり超えて、含硫黄-ナトリウム-塩化物泉となりました。
そして、最新の分析では、ガス性除く成分総計が1516mg/kgとさらに濃度が濃くなり、Caイオンが20mval%の基準を超えて、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となりました。
一般には、検査の度に薄くなる温泉が多いのですが、成分が濃くなるのは珍しいのではないでしょうか。なお、総硫黄は手元で概算しますと2.68mg/kgになり、硫黄泉の基準を満たしますから、泉質名は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉とすべきです。
ということで、内湯大浴槽であたたまり、さらに露天であたたまり、至福のひと時を過ごしました。壺湯にザバーッと浸かり、空を見上げて深呼吸。寝湯でまったり。多彩な浴槽を存分に楽しみました。
(ちなみに、ここの寝湯は開業当初は「寝るに寝れない寝湯」でしたが、すぐに木の枕が下に増設されて改修されました。同じような「寝るに寝れない寝湯」は「太古の湯」にあるのですが、こちらは一向にといいますか、全く改修する様子はありません。)
サウナで汗を流し、腰かけ湯に座ってまどろんでいましたら、「○○さんいらっしゃいませんか~」という呼び出しが・・・。ちょっとゆっくりしすぎたようです。
いつもは私の方が早いのですが、あまりにも気持ち良くって長湯しすぎてしまいました。大急ぎで浴衣に着替えて食堂へ。
湯上りにはもちろん
お通し代わりのつまみが小袋に入ったナッツだけというのはいつも寂しく思っています。ちなみに、皿に2袋載っていますが、これで2人分です。某国の「ナッツ姫」なら大騒ぎすることでしょう。
主食は、
さくら御膳。なかなか美味しくいただきました。
娘たちのデザートは、
名物のイチゴパフェ。以前よりイチゴが少ないような・・・。まだ旬じゃないですからしょうがないですね。
メニューは若干変わったようです。
ラストオーダーまで飲み食いし、閉館時間とともに家路につきました。
「さくらの湯」の魅力はいろいろありますが、まず第一は、泉質の良さでしょう。硫化水素臭ただよう柔らかな湯は、刺激が少なくて、すべての人にお勧めできます。注湯量も十分にあり、掛け流される湯は鮮度も高く、魅力的です。そして、開放感に優れた多彩な露天風呂は特筆すべきでしょう。
湯上りの定番であるこれも置いてあります。
そのほか、食堂のメニューは十分で、味もそれなりに良く、ビールのつまみを除けば不満はありません。
休憩場所は、大広間と安楽椅子の並ぶ休憩所があります。
足湯があり、足湯用のタオルも置いてあります。
ほかに、別料金の岩盤浴も売りなのですが、利用したことがありません。
入浴だけで十人分に満足できますからねえ・・。
このように館内設備は十分にあるのですが、全体としてのゆったり感は少なくて、混み合うとリラックスできません。これは人気施設だけに仕方がないですね。
そして、「さくらの湯」の魅力で忘れてはならないのが浴衣ではないでしょうか。よくある館内着と違って、浴衣ですと温泉旅館に行った気分になれて、非日常感を演出するのに最適だと思います。泊まれないのが残念に思うほどです。
館内はきれいであり、「ヴィネスパ」や「花水」とならんで、女性向の施設ともいえましょう。休日は混みますので、平日や夜間の利用をお勧めします。
ストレス解消には温泉が一番。今週は心身の疲れがたまって爆発しそうでしたが、息抜きができて良かったです。車で載せて行ってくれた娘に感謝です。ありがとね。
土曜日夕方、緊急家族会議開催。夕食をどうしようかという議題。会議とはいえ、絶対君主が君臨する我が家で、いつも私の意見は通らないのですが、今回は温泉に行こうということでまとまりました。
どこに行くかとなりましたが、いつも行くのは、「花水」、「ヴィネスパ」、「だいろ」、そして「さくらの湯」。今回は「さくらの湯」に決定しました。
娘の車で県道経由で快適に到着。2月というのに海岸近くは雪がなくて良いですね。このまま春になったら最高なんですけれど。
ということで、たいして時間もかからずに到着。日中は混雑していたようで、「混雑してます」の看板が出ていましたが、7時過ぎでしたので、結構空いていました。
入館料は、大人1000円、小人570円、タオルセット・館内着(浴衣)付き、平日の17時からは夜間割引で、大人600円、小人370円、タオルセット付きです。提携カードの提示により割引になり、850円で入館できました。
ここの良いのは、館内着が浴衣であること。男は選べませんが、女性は好きな柄を選べます。
タオルセットと浴衣をいただいて浴室へ。
早速入浴です。混雑が去り、ゆったりと入浴できました。残念ながら浴室の撮影はできませんので写真はありません。
内湯は、掛け湯、腰掛け湯、奥に大小2つに仕切られた長方形の大浴槽があります。大きい浴槽は熱め、小さい浴槽はぬるめに調整されています。ともに注湯量は十分に掛け流されています。
そのほか、ハーブ湯の小浴槽、円管状の水風呂が2つ、そしてサウナがあります。サウナは一人用の敷きマットが用意されていて、快適に利用できます。
洗い場は仕切り付きでボディソープ、シャンプー、リンスがあります。垢すりが置いてあるのは良いですね。
露天風呂は広々としています。内湯の軒先の長方形の浴槽は湯温が高めですが、ほかの浴槽は若干ぬるめです。ぬるめとはいっても適温ですけれど。
この露天風呂の魅力は、広くて開放感が抜群であることのほか、浴槽の多彩さでしょう。凸凹との足踏み湯、立ち湯、寝湯、壺湯など十分整っています。オーバーフローした湯を利用して寝ころび湯もあります。直線を基調としたデザインも秀逸であり、良く考えられた浴槽だと思います。
露天風呂も内湯同様に掛け流しですが、掛け流される湯量も豊富で、もったいなく感じるほどです。
平成23年6月23日付の成分表が掲示してあります。源泉名は、やひこ桜井郷。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(正しくは含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉と思う) 。源泉温度43.5℃。 PH 8.6。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na 446.9, K 3.4, Mg 1.0, Ca 111.6, Sr 3.1, Ba 0.4, NH4 1.2, F 1.9, Cl 789.8, Br 3.1, I 0.5, SO4 76.3, HCO3 17.7, CO3 9.6, HS 2.7, HPO4 2.5, OH 0.1, メタケイ酸 32.9, メタホウ酸 10.8, 遊離CO2 0.1, 遊離H2S 0.1など、ガス性除く成分総計は1516mg/kgです。
平成18年10月のオープン時は、ガス性除く成分総計は469.4mg/kgと低濃度で、泉質は単純硫黄温泉でしたが、平成19年7月の中越沖地震後に泉質の変化があり、平成21年3月の分析ではガス性除く成分総計が1028mg/kと、塩類泉を規定する1000mg/kgの基準をぎりぎり超えて、含硫黄-ナトリウム-塩化物泉となりました。
そして、最新の分析では、ガス性除く成分総計が1516mg/kgとさらに濃度が濃くなり、Caイオンが20mval%の基準を超えて、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となりました。
一般には、検査の度に薄くなる温泉が多いのですが、成分が濃くなるのは珍しいのではないでしょうか。なお、総硫黄は手元で概算しますと2.68mg/kgになり、硫黄泉の基準を満たしますから、泉質名は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉とすべきです。
ということで、内湯大浴槽であたたまり、さらに露天であたたまり、至福のひと時を過ごしました。壺湯にザバーッと浸かり、空を見上げて深呼吸。寝湯でまったり。多彩な浴槽を存分に楽しみました。
(ちなみに、ここの寝湯は開業当初は「寝るに寝れない寝湯」でしたが、すぐに木の枕が下に増設されて改修されました。同じような「寝るに寝れない寝湯」は「太古の湯」にあるのですが、こちらは一向にといいますか、全く改修する様子はありません。)
サウナで汗を流し、腰かけ湯に座ってまどろんでいましたら、「○○さんいらっしゃいませんか~」という呼び出しが・・・。ちょっとゆっくりしすぎたようです。
いつもは私の方が早いのですが、あまりにも気持ち良くって長湯しすぎてしまいました。大急ぎで浴衣に着替えて食堂へ。
湯上りにはもちろん
お通し代わりのつまみが小袋に入ったナッツだけというのはいつも寂しく思っています。ちなみに、皿に2袋載っていますが、これで2人分です。某国の「ナッツ姫」なら大騒ぎすることでしょう。
主食は、
さくら御膳。なかなか美味しくいただきました。
娘たちのデザートは、
名物のイチゴパフェ。以前よりイチゴが少ないような・・・。まだ旬じゃないですからしょうがないですね。
メニューは若干変わったようです。
ラストオーダーまで飲み食いし、閉館時間とともに家路につきました。
「さくらの湯」の魅力はいろいろありますが、まず第一は、泉質の良さでしょう。硫化水素臭ただよう柔らかな湯は、刺激が少なくて、すべての人にお勧めできます。注湯量も十分にあり、掛け流される湯は鮮度も高く、魅力的です。そして、開放感に優れた多彩な露天風呂は特筆すべきでしょう。
湯上りの定番であるこれも置いてあります。
そのほか、食堂のメニューは十分で、味もそれなりに良く、ビールのつまみを除けば不満はありません。
休憩場所は、大広間と安楽椅子の並ぶ休憩所があります。
足湯があり、足湯用のタオルも置いてあります。
ほかに、別料金の岩盤浴も売りなのですが、利用したことがありません。
入浴だけで十人分に満足できますからねえ・・。
このように館内設備は十分にあるのですが、全体としてのゆったり感は少なくて、混み合うとリラックスできません。これは人気施設だけに仕方がないですね。
そして、「さくらの湯」の魅力で忘れてはならないのが浴衣ではないでしょうか。よくある館内着と違って、浴衣ですと温泉旅館に行った気分になれて、非日常感を演出するのに最適だと思います。泊まれないのが残念に思うほどです。
館内はきれいであり、「ヴィネスパ」や「花水」とならんで、女性向の施設ともいえましょう。休日は混みますので、平日や夜間の利用をお勧めします。
ストレス解消には温泉が一番。今週は心身の疲れがたまって爆発しそうでしたが、息抜きができて良かったです。車で載せて行ってくれた娘に感謝です。ありがとね。