岩室温泉 新源泉供給開始!
新潟市西蒲区の岩室温泉は、今月より新源泉の供給が開始されることになり、3月22日(日)に、温泉街を会場として「新温泉でたでた祭り」が開催されるということを先週のブログで紹介しました。
このイベントの中で、新温泉配湯式が午前11時から開催され、新源泉の供給が正式に始まるものと思っていましたが、予定が早まり、3月12日(木)から新源泉の供給が開始されました。
本日この情報を得て、先週に引き続いて岩室温泉に行ってきました。
3月15日(日)まで、アートサイト岩室2015が開催されており、今回も湯めぐりパスポートを利用しました。
先週、「めんめん亭わたや」と「ゆもとや」を利用しましたので、今回は、「割烹旅館 松屋」と「旅館 濱松屋」を利用しました。
ともに、小規模の割烹旅館で、通常は立ち寄り湯は行っていません。このようなイベントのときしか利用できませんので、貴重な機会です。入浴はあらかじめ電話で予約しておき、ともに貸切での利用ができました。
「いわむろや」に駐車し、温泉街へ向けて歩きます。
アートサイト岩室の看板が各所にありますが、通りはひっそりとしていました。
「松屋」さんと「濱松屋」さんの詳細につきましては、次のブログに記載したいと思います。
まずは、「松屋」さんです。
ここは、小さな浴室がひとつあるだけですので、完全な貸切制です。小さな浴槽に源泉が注がれ、掛け流しされています。
浴槽には白濁した湯が満ちていて、注がれた分だけ浴槽縁からオーバーフローされています。黒い湯花が沈殿し、かき混ぜると浮遊してきます。
微硫化水素臭、微アブラ臭があり、塩辛く、苦みが強い湯です。これまでの岩室温泉の源泉よりかなり濃厚であり、刺激的な湯です。
小さな浴槽に源泉が注がれて掛け流し。鮮度の良さは岩室温泉でも随一と思います。
次は、「濱松屋」さんです。
浴室は大小2つあり、男女で分かれますが、今回は大きい方の浴室を使用できました。
浴室は広々としていて、大きなガラス窓から庭が見えて、落ち着きがあります。
長方形の浴槽には微白濁した湯が満ちていて、こちらは循環式でした。浴槽の底には黒い湯花が沈殿しています。
「松屋」さんに比べると若干薄く感じますが、十分にインパクトが強いお湯です。小規模旅館で、利用客数が少なく、貸切利用でしたので、鮮度は十分です。
さて、新源泉について説明しましょう。
源泉名は、岩室4号源泉。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性 弱アルカリ性 高温泉)。源泉温度52.2℃。PH 7.96。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成26年3月22日分析)は、Li 0.4、Na 2844、K 36.3、Mg 10.6、Ca 1422、Sr 13.0、Ba 3.1、Mn 0.3、Fe(II) 0.2、NH4 5.9、F 2.7、Cl 6869、I 2.1、SO4 42.7、HCO3 103.7、CO3 0.5、HS 33.3、HPO4 4.8、メタケイ酸 30.9、メタホウ酸 61.8、遊離CO2 3.3、遊離H2S 5.8 など、ガス性除く成分総計は11490mg/kgです。
前記しましたように、湯は白濁し、硫化水素臭とアブラ臭が混じったような芳香があり、飲めば塩辛さと苦みがあります。ツルスベ感はなく、浴後は肌のサラサラ感を感じました。
これまでの岩室温泉の源泉と大きく異なり、硫黄分をかなり含みます。黒い湯花も多く、刺激感のある源泉です。
今回利用した2館とも、女将さんは黒い湯花が多いことを気にされていました。体を吹いたタオルが黒くなるくらいですが、鮮度の証しだと思います。今後は、この湯花の扱いが問題となるかもしれません。
ともあれ、濃厚な新源泉の供給開始は喜ぶべきことだと思います。これから、各旅館が、どのような湯使いをされるのかが気になります。
今日は、新源泉の配湯式の前に、ひと足お先に新源泉を堪能できて良かったです。それも、貸切利用という贅沢さでした。イベントに感謝したいと思います。
3月22日(日)の「新温泉でたでた祭り」では、新温泉おためし入浴券が300人に無料プレゼントされるとのことですので、興味ある方は行かれたらよいかと思います。
今回の「湯めぐりパスポート」は15日までです。次のイベントは、おそらく6月の「冬妻ほたる祭り」かと思います。次回も期待したいと思います。
このイベントの中で、新温泉配湯式が午前11時から開催され、新源泉の供給が正式に始まるものと思っていましたが、予定が早まり、3月12日(木)から新源泉の供給が開始されました。
本日この情報を得て、先週に引き続いて岩室温泉に行ってきました。
3月15日(日)まで、アートサイト岩室2015が開催されており、今回も湯めぐりパスポートを利用しました。
先週、「めんめん亭わたや」と「ゆもとや」を利用しましたので、今回は、「割烹旅館 松屋」と「旅館 濱松屋」を利用しました。
ともに、小規模の割烹旅館で、通常は立ち寄り湯は行っていません。このようなイベントのときしか利用できませんので、貴重な機会です。入浴はあらかじめ電話で予約しておき、ともに貸切での利用ができました。
「いわむろや」に駐車し、温泉街へ向けて歩きます。
アートサイト岩室の看板が各所にありますが、通りはひっそりとしていました。
「松屋」さんと「濱松屋」さんの詳細につきましては、次のブログに記載したいと思います。
まずは、「松屋」さんです。
ここは、小さな浴室がひとつあるだけですので、完全な貸切制です。小さな浴槽に源泉が注がれ、掛け流しされています。
浴槽には白濁した湯が満ちていて、注がれた分だけ浴槽縁からオーバーフローされています。黒い湯花が沈殿し、かき混ぜると浮遊してきます。
微硫化水素臭、微アブラ臭があり、塩辛く、苦みが強い湯です。これまでの岩室温泉の源泉よりかなり濃厚であり、刺激的な湯です。
小さな浴槽に源泉が注がれて掛け流し。鮮度の良さは岩室温泉でも随一と思います。
次は、「濱松屋」さんです。
浴室は大小2つあり、男女で分かれますが、今回は大きい方の浴室を使用できました。
浴室は広々としていて、大きなガラス窓から庭が見えて、落ち着きがあります。
長方形の浴槽には微白濁した湯が満ちていて、こちらは循環式でした。浴槽の底には黒い湯花が沈殿しています。
「松屋」さんに比べると若干薄く感じますが、十分にインパクトが強いお湯です。小規模旅館で、利用客数が少なく、貸切利用でしたので、鮮度は十分です。
さて、新源泉について説明しましょう。
源泉名は、岩室4号源泉。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性 弱アルカリ性 高温泉)。源泉温度52.2℃。PH 7.96。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成26年3月22日分析)は、Li 0.4、Na 2844、K 36.3、Mg 10.6、Ca 1422、Sr 13.0、Ba 3.1、Mn 0.3、Fe(II) 0.2、NH4 5.9、F 2.7、Cl 6869、I 2.1、SO4 42.7、HCO3 103.7、CO3 0.5、HS 33.3、HPO4 4.8、メタケイ酸 30.9、メタホウ酸 61.8、遊離CO2 3.3、遊離H2S 5.8 など、ガス性除く成分総計は11490mg/kgです。
前記しましたように、湯は白濁し、硫化水素臭とアブラ臭が混じったような芳香があり、飲めば塩辛さと苦みがあります。ツルスベ感はなく、浴後は肌のサラサラ感を感じました。
これまでの岩室温泉の源泉と大きく異なり、硫黄分をかなり含みます。黒い湯花も多く、刺激感のある源泉です。
今回利用した2館とも、女将さんは黒い湯花が多いことを気にされていました。体を吹いたタオルが黒くなるくらいですが、鮮度の証しだと思います。今後は、この湯花の扱いが問題となるかもしれません。
ともあれ、濃厚な新源泉の供給開始は喜ぶべきことだと思います。これから、各旅館が、どのような湯使いをされるのかが気になります。
今日は、新源泉の配湯式の前に、ひと足お先に新源泉を堪能できて良かったです。それも、貸切利用という贅沢さでした。イベントに感謝したいと思います。
3月22日(日)の「新温泉でたでた祭り」では、新温泉おためし入浴券が300人に無料プレゼントされるとのことですので、興味ある方は行かれたらよいかと思います。
今回の「湯めぐりパスポート」は15日までです。次のイベントは、おそらく6月の「冬妻ほたる祭り」かと思います。次回も期待したいと思います。