佐渡の日帰り温泉が心配 その2

 観光の島・佐渡には、朱鷺や佐渡金山だけでなく、実はたくさんの温泉があることは、このブログをお読みの人ならご存知のことでしょう。 

 現在は島は佐渡市ひとつですが、平成の大合併前は、両津市、金井町、佐和田町、相川町、真野町、畑野町、小木町、羽茂町、新穂村、赤泊村の10市町村からなり、これらの市町村のすべてに温泉がありました。
 さらに、佐和田町は非天然でしたが、すべての市町村に公営の日帰り温泉があったというのも驚きです。佐渡は温泉の島とも言えましょう。

 泉質も多彩で、魅力ある温泉が多数あり、私は温泉巡りだけを目的として、何度か島を訪れたことがあり、ずいぶん前のこのブログでも紹介したことがありました。

 しかし、1970年には 92,558人あった佐渡市の人口は、2016年9月1日現在には57,768人にまで減少しています。この現実の中で、多数の日帰り温泉を維持していくことは困難であることは容易に想像がつきます。

 2年前のこのブログに、「佐渡の日帰り温泉が心配」と題して、「佐渡市内の日帰り温泉5施設(ワイドブルーあいかわ、金北の里、新穂潟上温泉、松泉閣、クアテルメ佐渡)は、2010年4月に、市から民間に無償譲渡され、5年間の経営維持を条件に、運営費の補助を受けていましたが、経営難から、5年間の期間満了後に、市へ返還されることになったとのことです。」という記事を載せました。
 その後、「ワイドブルーあいかわ」は市の直営となり、「金北の里」は営業休止、「新穂潟上温泉」、「松泉閣」、「クアテルメ佐渡」は、佐渡市からの燃料費補助を受けながら営業が続けれています。

 しかし、先週佐渡市は、「新穂潟上温泉」、「松泉閣」、「クアテルメ佐渡」の3施設に対して行っている燃料費補助を、来年度以降は行わない方針を発表しました。
 現在でも厳しい運営をしている状況であり、燃料費の補填がなくなると運営継続が厳しくなるのは必至です。

 さらに、佐渡市は20日、市の直営の「ワイドブルーあいかわ」を、来年度以降廃止するとの方針を示しました。

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 温泉浴室のほかに、温水プールも備えた大きな施設でしたが、昨年度は2500万円の赤字だったそうです。民間移譲も困難と思われ、廃止を前提に住民に説明するそうです。残念な話ですね。

 これらの施設のほかに佐渡には、「あかどまり城が浜温泉」、「おぎの湯」、「ビューさわた」、「仙道温泉」など、公営・民間を含めて日帰り温泉はまだあり、「朱鷺の舞湯」など、旅館の立ち寄り湯もできますが、佐渡の日帰り温泉が来年度以降どうなって行くのか、注意して見守っていきたいと思います。

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