春を呼ぶ さくらさくら 「さくらの湯」

 3月も半ばとなり、少しずつ春の訪れを感じるようになりました。まだ雪が降ったりしていますが、来月の今頃は桜も満開となり、花見をしているかと思いますと、心も明るくなります。

 さて、今夜は弥彦村の弥彦桜井郷温泉「さくらの湯」に久しぶりに行ってきました。しばらくブログに登場していませんでしたので、今回はこの話題にしました。

 「さくらの湯」は人気施設で、休日はかなり混み合いますが、それだけ良い温泉ということでしょう。私、そして私の家族もこの温泉のファンです。ということで、家内のリクエストで行って参りました。

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 6時半前に到着。日中は混み合ったものと思いますが、帰る人たちも多く、その人たちと入れ替わりに入館しました。

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 入館料は、タオルセット・浴衣付で1000円とちょっと高めです。平日17時以降はタオル付600円の割引がありますので、これを利用するのもお勧めです。私は提携カードの提示で100円引きで入館しました。

 受付後にタオルセットと浴衣のバッグをもらいますが、館内着が浴衣というのがここの特徴であり、女性は好きな絵柄を選ぶことができるのも良いですね。非日常を演出する上で良いことだと思います。

 さっそく入浴。掛け湯をして大浴槽へ。浴槽は大小2つに仕切られており、小さい方はぬるめになっています。もちろん私は熱い方に入ります。掛け流し量も十分であり、鮮度の高い湯を存分に楽しむことができます。

 内湯にはほかにハーブの浴槽と、サウナ、水風呂。腰掛湯がありますが、それらはパスして、源泉浴槽だけを楽しみました。

 そして露天風呂へ。露天風呂も立湯、寝湯、壺湯をはじめとして多彩な浴槽があるのですが、私は軒先の大浴槽だけで十分です。十分すぎる量の源泉が注がれ、反対側から掛け流されています。浴槽に入ったり出たりを繰り返しながら、30分近くここで過ごしました。

 洗い場は仕切り付、仕切りなしなど多数あり、垢すりが置いてあるのも良いですね。

 さて、源泉名は、やひこ桜井郷。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。源泉温度43.5℃。 PH 8.6。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成23年6月23日付)は、Na 446.9, K 3.4, Mg 1.0, Ca 111.6, Sr 3.1, Ba 0.4, NH4 1.2, F 1.9, Cl 789.8, Br 3.1, I 0.5, SO4 76.3, HCO3 17.7, CO3 9.6, HS 2.7, HPO4 2.5, OH 0.1, メタケイ酸 32.9, メタホウ酸 10.8, 遊離CO2 0.1, 遊離H2S 0.1など、ガス性除く成分総計は1516mg/kgです。
 硫黄分を基準以上(2mg/kg以上)含みますので、正しい泉質名は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉のはずです。

 以前のブログにも書きましたが、平成18年10月のオープン時は、ガス性除く成分総計は469.4mg/kgと低濃度で、泉質は単純硫黄温泉でしたが、平成19年7月の中越沖地震後に泉質の変化があり、平成21年3月の分析ではガス性除く成分総計が1028mg/kと、塩類泉を規定する1000mg/kgの基準をぎりぎり超えて、含硫黄-ナトリウム-塩化物泉となりました。
 そして、最新の分析では、ガス性除く成分総計が1516mg/kgとさらに濃度が濃くなり、Caイオンが20mval%の基準を超えて、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となりました。

 検査のたびに薄くなる温泉が多い中で、次第に濃くなる温泉というのは貴重です。以前は飲泉所で湯を汲むことができたのですが、それができなくなったのは残念ですけれど・・。

 湯上りには休憩室で一休み。安楽椅子が並ぶ休憩室のほか、畳敷きの大広間があって寝ころべますし、奥には女性専用の場所もあります。

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 足湯もあって、足湯用のタオルも自由に使えます。館内にはほかに岩盤浴やマッサージルームもありますが、利用したことはありません。

 さて、一休みした後は夕食です。

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 生ビールをいただきたかったですが、ノンアルコールでがまんです。

 そして主食がこれ。

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 これがこのブログの題名の「さくらさくら」です。

 桜風味の蕎麦と筍ごはん、山菜のてんぷらなどのセットの名前が「さくらさくら」(¥1280)なのです。
 桜色の蕎麦は桜の花の塩漬けを薬味にして美味しくいただきました。春を感じさせるメニューで良かったです。

 ということで、「さくらさくら」をいただきながら、春を感じていたのでありました。おしまい。

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