由緒ある霊泉 緒立温泉「黒埼荘」
新潟市西区に住む私にとりまして、家から一番近い温泉が緒立温泉です。いつでも行けるという思いが逆に災いして、行かずじまいになってしまいます。
この緒立温泉を使用しているのが「老人福祉センター 黒埼荘」です。新潟市民の60歳以上は100円で入浴できますので、いつも賑わっています。
たまに利用しようと思っても駐車場が満車で、あきらめたことも何度かありました。今回通りすがりに寄ってみましたら、駐車場に空きがありましたので、久しぶりに利用することにしました。
国道116号線・新潟西バイパスの亀貝ICを降り、新潟西警察署を横目に少し進み、案内板に従って左折しますと、すぐ右手に「黒埼荘」があります。
玄関を入って、左手の下足棚(鍵なし)に靴を入れ、右手の受付前にある券売機で入浴券を買い、受付に提出します。
新潟市内の60歳以上は100円、一般(60歳未満)250円、小中学生120円、乳幼児無料、市外一般450円、小中学生120円、幼児無料で、タオルなしです。
浴室は本館と新館の2ヶ所あります。
右手奥にある新館の浴室は本館よりも広く、幾分ゆったりしています。脱衣場には脱衣棚に脱衣籠のほか鍵付ロッカーがあります。
浴室は大きなガラス窓で明るく、ゆったりしています。扇型の大浴槽が1つあるのみで、一部はジャグジーになっています。
洗い場には固形石鹸があるのみで、シャンプー類はありませんので、持参する必要があります。
この浴室は、残念ながら温泉ではなく、水道水の沸かし湯です。でも、スーパー銭湯ほどのカルキ臭はありませんので、気持ち良く入浴できます。
もう1ヶ所の本館の浴室は緒立温泉を使用しています。こちらは混み合っていましたので、写真はありません。脱衣場には鍵付ロッカーがありますが、ちょっと狭いです。
浴室も狭く、ゆったり感はありません。大浴槽と小さなジャグジー浴槽があります。壁際に洗い場が並んでおり、こちらもシャンプー類はありません。窓からは田園地帯が見渡せました。
浴槽には茶濁りの湯が満ちています。湯はほとんど無味・無臭ですが、混濁が強く、若干のツルスベ感があります。
源泉名は緒立温泉。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)。源泉温度14.2℃(使用位置43.0℃)。湧出量59L/分(動力揚湯)。
主な成分(イオン濃度:mg/lg、平成20年2月25日分析)は、Li <0.1、Na 544.3、K 15.0、Mg 19.7、Ca 5.5、Sr <0.1、Ba <0.1、Al <0.1、Mn 0.7、Fe(II+III) 0.1、Cu <0.1、Zn <0.1、F 1.0、Cl 689.2、Br 2.5、I <0.1、HS <0.1、S2O3 <0.1、SO4 8.4、HCO3 473.5、CO3 <0.1、メタケイ酸 51.8、メタホウ酸 1.7、遊離CO2 10.0、遊離H2S <0.1 など、ガス性除く成分総計は1814mg/kgです。
加水なし、加温あり、循環ろ過装置使用あり、塩素系薬剤による消毒あり、入浴剤の使用なしとの掲示があります。
こちらの本館浴室は狭いのですが、天然温泉ということで、新館浴室よりも混み合っています。芋洗い状態で、ゆったりできないのですが、どうせなら温泉に入りたいと思うのが人情でしょう。
浴室前には、緒立温泉の霊泉としての由来が掲示されていて、読んでみますと、なかなか面白いです。
概要は、奥州衣川の乱に敗れた黒鳥兵衛とかいう人が、討伐軍に敗れて首をはねられ、首は大鷲がつかんで弥彦方面に飛び去り、胴体は千俵の塩に漬け土に埋め、その上に八幡宮を祀ったそうです。その後境内に湧水があり、旅人が浴泉したそうです。
そして、文久3年、長く病に苦しんでいた娘の夢枕に「緒立の八幡様に来なさい」というお告げがあり、行ってみると、神社の脇の湧水に一羽の白サギが水浴びしていたそうです。この湧水に浴したところ、難病が忽ち治癒したということで、以来緒立の湯治場として湯治客で賑わったそうです。なかなか由緒ある温泉なんですね。
老人福祉センターですので、設備、備品は十分ではないですが、入浴だけに限れば、安価で利用できますので便利だと思います。
新潟市中心部から近い貴重な天然温泉であり、新潟西バイパスからもすぐですので、話に種に寄られても良いかと思います。
ただし、老人福祉センターですので、館内はご高齢の方ばかり。お年寄りの中に躊躇なく入って行ける心構えと邪魔しない心遣いが必要です。
なお、開館時間は9:00から16:30まで(入浴は10:00から16:00まで)ですのでご注意ください。
この緒立温泉を使用しているのが「老人福祉センター 黒埼荘」です。新潟市民の60歳以上は100円で入浴できますので、いつも賑わっています。
たまに利用しようと思っても駐車場が満車で、あきらめたことも何度かありました。今回通りすがりに寄ってみましたら、駐車場に空きがありましたので、久しぶりに利用することにしました。
国道116号線・新潟西バイパスの亀貝ICを降り、新潟西警察署を横目に少し進み、案内板に従って左折しますと、すぐ右手に「黒埼荘」があります。
玄関を入って、左手の下足棚(鍵なし)に靴を入れ、右手の受付前にある券売機で入浴券を買い、受付に提出します。
新潟市内の60歳以上は100円、一般(60歳未満)250円、小中学生120円、乳幼児無料、市外一般450円、小中学生120円、幼児無料で、タオルなしです。
浴室は本館と新館の2ヶ所あります。
右手奥にある新館の浴室は本館よりも広く、幾分ゆったりしています。脱衣場には脱衣棚に脱衣籠のほか鍵付ロッカーがあります。
浴室は大きなガラス窓で明るく、ゆったりしています。扇型の大浴槽が1つあるのみで、一部はジャグジーになっています。
洗い場には固形石鹸があるのみで、シャンプー類はありませんので、持参する必要があります。
この浴室は、残念ながら温泉ではなく、水道水の沸かし湯です。でも、スーパー銭湯ほどのカルキ臭はありませんので、気持ち良く入浴できます。
もう1ヶ所の本館の浴室は緒立温泉を使用しています。こちらは混み合っていましたので、写真はありません。脱衣場には鍵付ロッカーがありますが、ちょっと狭いです。
浴室も狭く、ゆったり感はありません。大浴槽と小さなジャグジー浴槽があります。壁際に洗い場が並んでおり、こちらもシャンプー類はありません。窓からは田園地帯が見渡せました。
浴槽には茶濁りの湯が満ちています。湯はほとんど無味・無臭ですが、混濁が強く、若干のツルスベ感があります。
源泉名は緒立温泉。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)。源泉温度14.2℃(使用位置43.0℃)。湧出量59L/分(動力揚湯)。
主な成分(イオン濃度:mg/lg、平成20年2月25日分析)は、Li <0.1、Na 544.3、K 15.0、Mg 19.7、Ca 5.5、Sr <0.1、Ba <0.1、Al <0.1、Mn 0.7、Fe(II+III) 0.1、Cu <0.1、Zn <0.1、F 1.0、Cl 689.2、Br 2.5、I <0.1、HS <0.1、S2O3 <0.1、SO4 8.4、HCO3 473.5、CO3 <0.1、メタケイ酸 51.8、メタホウ酸 1.7、遊離CO2 10.0、遊離H2S <0.1 など、ガス性除く成分総計は1814mg/kgです。
加水なし、加温あり、循環ろ過装置使用あり、塩素系薬剤による消毒あり、入浴剤の使用なしとの掲示があります。
こちらの本館浴室は狭いのですが、天然温泉ということで、新館浴室よりも混み合っています。芋洗い状態で、ゆったりできないのですが、どうせなら温泉に入りたいと思うのが人情でしょう。
浴室前には、緒立温泉の霊泉としての由来が掲示されていて、読んでみますと、なかなか面白いです。
概要は、奥州衣川の乱に敗れた黒鳥兵衛とかいう人が、討伐軍に敗れて首をはねられ、首は大鷲がつかんで弥彦方面に飛び去り、胴体は千俵の塩に漬け土に埋め、その上に八幡宮を祀ったそうです。その後境内に湧水があり、旅人が浴泉したそうです。
そして、文久3年、長く病に苦しんでいた娘の夢枕に「緒立の八幡様に来なさい」というお告げがあり、行ってみると、神社の脇の湧水に一羽の白サギが水浴びしていたそうです。この湧水に浴したところ、難病が忽ち治癒したということで、以来緒立の湯治場として湯治客で賑わったそうです。なかなか由緒ある温泉なんですね。
老人福祉センターですので、設備、備品は十分ではないですが、入浴だけに限れば、安価で利用できますので便利だと思います。
新潟市中心部から近い貴重な天然温泉であり、新潟西バイパスからもすぐですので、話に種に寄られても良いかと思います。
ただし、老人福祉センターですので、館内はご高齢の方ばかり。お年寄りの中に躊躇なく入って行ける心構えと邪魔しない心遣いが必要です。
なお、開館時間は9:00から16:30まで(入浴は10:00から16:00まで)ですのでご注意ください。