期間限定・冷やし足湯 「酒呑童子の湯」

 燕市の国上山の麓の県道沿いにある道の駅の裏に、「酒呑童子の湯」という足湯があります。

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 屋根付の立派な足湯です。このブログでも何度か紹介しており、昨年も今頃記事を書いていますが、奥にある「てまりの湯」に使われている源泉が供給され、掛け流しになっており、鮮度が高い硫黄泉を無料で味わえるのが魅力です。

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加熱・循環されて温泉の味わいが乏しい「てまりの湯」よりも泉質的に優れており、この湯に全身を浸かれたらなあなどと感じてしまいます。

 で、この足湯が、8月31日までの期間限定で、「冷やし足湯」をやっています。

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 気温が28℃以上が予想されたとき、21℃の源泉を加熱せずに、そのまま供給し、気温が低いときは、従来通り加熱するそうです。

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 今の暑い時期限定の貴重な「冷やし足湯」であり、非加熱の生の源泉を、そのまま味わえるのは最高です。

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 鬼の口から杯に源泉が注がれる趣向がいいですね。

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 天井には風鈴が吊るされていて、涼しさを演出しています。

 さて、源泉名は長崎温泉。泉質は単純硫黄冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)。源泉温度20.8℃。湧出量50L/分(動力)。PH 8.2。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年6月9日分析)は、Li 0.0、Na 243.9、K 1.4、NH4 2.2、Mg 2.6、Ca 34.2、Sr 0.4、Ba 0.4、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.3、Cu 0.0、Zn 0.0、F.6、Cl 390.3、Br 1.4、I 0.6、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 1.2、HSO4 0.0、S2O3 4.0、SO4 2.9、HPO4 0.0、HCO3 3.0、メタケイ酸 31.1、メタホウ酸 7.4、遊離CO2 0.3、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総は807.6mg/kgです。

 源泉は加水なし、循環・ろ過なし、塩素消毒なしで供給され、無色透明ですが、微硫黄味・微硫化水素臭のある素晴らしい源泉です。

 以前紹介したときは、ガス性除く成分総計が1520mg/kgのナトリウムー塩化物冷鉱泉でしたが、現在は上記のような泉質です。

 足湯にはもったいないくらいの鮮度なのですが、足湯に全身浸かれないのが残念です。 期間は8月いっぱいですので、お早めにどうぞ。

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