新年はやはり・・ 「西方の湯」
毎年元日の朝は初詣も兼ねて胎内市の「西方の湯」へ行くのを常とし、新年の一番乗りを目指していたのですが、今年は元日、2日と仕事が入ったため、新年の初湯を逃してしまいました。でも、やっぱり「西方の湯」に行かないと私の新年は始まりません。
ということで、ちょっと遅くなってしまいましたが、「西方の湯」に行って参りました。
例によって広々とした大駐車場には車はなく、訪れる者を拒むような静寂が漂っています。親鸞聖人像前の門は改修工事でもしているようで、足場が組まれていました。
まずは親鸞聖人にお参りし、家内安全を祈願しました。これが初詣代わりです。蛇足ですが、この親鸞聖人像は「西方の湯」の親父さんに良く似ていると思いませんか。
さて、お参りを終えて、玄関へ回って入館することにしましょう。
入館料は大人500円、小人300円、営業時間は10時から20時まで、定休日は火曜日と掲示されています。
スリッパに履き替えて受付へ。
いつもながら館内は暗く、人影がありません。呼び鈴を鳴らしても出てくる気配もなく、大きな声で呼んで、ようやく奥から親父さんが出てきて、500円払って入館しました。
雑然とした館内は相変わらずです。
長い廊下を歩いた突き当りに浴室があります。
予想通りに浴室には誰も客はなく、少し開いた窓から寒風が脱衣場に吹き込んでいました。
浴室に入りますと、もうもうとした湯気が充満しています。
熱めの大浴槽から小さな浴槽に湯は流れ込み、ここからオーバーフローされており、掛け流しになっています。
ほかに水風呂があります。
外には露天風呂がありますが、夏季のみ利用できます。
湯は熱く、体感で44℃くらいでしょうか。
大浴槽の隅に注湯口があり、かなり熱い源泉が注がれています。
茶褐色で混濁した湯は、ヨウ素臭、アンモニア臭が入り混じった臭気を呈し、なめれば塩辛いです。始めは熱くて大変ですが、肌になじむと心地よく感じられ、長く浸かることができます。でも、調子に乗って浸かりすぎますと確実にのぼせてしまいますので、ご注意ください。
源泉名はN12-2、泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉、源泉温度60.7℃、PH 7.5。ガス性除く成分総計は35920mg/kgと濃厚です。
もともとヨウ素を採取するための工業用の温泉であり、ヨウ素イオンを82.5mg/kg含むほか、臭素イオンを129.2mg/kg、アンモニウムイオンを180.2mg/kg含み、独特の臭気を生み出しています。
窓の外には遠く日本海が臨めます。
露天風呂にお湯はなく、寒々とした風景です。
しばらく浴室を独占し、疲れた心身をリセットしました。イメージソングまで作られたかつての「伝説の黒湯」のようなインパクトはなくなりましたが、現状でも個性的な湯であり、野性味を感じさせる魅力あふれる温泉です。
脱衣場でクールダウンしていましたらと、ようやく次の客が来られました。
館内には、一応休憩室があり、その気になれば休むことができます。他に荒れ果てた部屋がたくさんあり、かつての栄華が思い起こされます。
昔は左側の廊下に屋台村があって、中央の大広間で休憩した思い出もあります。2階で宿泊もできるそうですが、泊まったことはありません。
年初のほか、年に何度か来ないと禁断症状が出てくる魅力あふれる温泉です。初心者は入りにくいかもしれませんが、一度体験すれば怖くはありません。館内の不気味さも含めて「西方の湯」の魅力です。皆様方も是非お立ち寄りください。
ということで、ちょっと遅くなってしまいましたが、「西方の湯」に行って参りました。
例によって広々とした大駐車場には車はなく、訪れる者を拒むような静寂が漂っています。親鸞聖人像前の門は改修工事でもしているようで、足場が組まれていました。
まずは親鸞聖人にお参りし、家内安全を祈願しました。これが初詣代わりです。蛇足ですが、この親鸞聖人像は「西方の湯」の親父さんに良く似ていると思いませんか。
さて、お参りを終えて、玄関へ回って入館することにしましょう。
入館料は大人500円、小人300円、営業時間は10時から20時まで、定休日は火曜日と掲示されています。
スリッパに履き替えて受付へ。
いつもながら館内は暗く、人影がありません。呼び鈴を鳴らしても出てくる気配もなく、大きな声で呼んで、ようやく奥から親父さんが出てきて、500円払って入館しました。
雑然とした館内は相変わらずです。
長い廊下を歩いた突き当りに浴室があります。
予想通りに浴室には誰も客はなく、少し開いた窓から寒風が脱衣場に吹き込んでいました。
浴室に入りますと、もうもうとした湯気が充満しています。
熱めの大浴槽から小さな浴槽に湯は流れ込み、ここからオーバーフローされており、掛け流しになっています。
ほかに水風呂があります。
外には露天風呂がありますが、夏季のみ利用できます。
湯は熱く、体感で44℃くらいでしょうか。
大浴槽の隅に注湯口があり、かなり熱い源泉が注がれています。
茶褐色で混濁した湯は、ヨウ素臭、アンモニア臭が入り混じった臭気を呈し、なめれば塩辛いです。始めは熱くて大変ですが、肌になじむと心地よく感じられ、長く浸かることができます。でも、調子に乗って浸かりすぎますと確実にのぼせてしまいますので、ご注意ください。
源泉名はN12-2、泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉、源泉温度60.7℃、PH 7.5。ガス性除く成分総計は35920mg/kgと濃厚です。
もともとヨウ素を採取するための工業用の温泉であり、ヨウ素イオンを82.5mg/kg含むほか、臭素イオンを129.2mg/kg、アンモニウムイオンを180.2mg/kg含み、独特の臭気を生み出しています。
窓の外には遠く日本海が臨めます。
露天風呂にお湯はなく、寒々とした風景です。
しばらく浴室を独占し、疲れた心身をリセットしました。イメージソングまで作られたかつての「伝説の黒湯」のようなインパクトはなくなりましたが、現状でも個性的な湯であり、野性味を感じさせる魅力あふれる温泉です。
脱衣場でクールダウンしていましたらと、ようやく次の客が来られました。
館内には、一応休憩室があり、その気になれば休むことができます。他に荒れ果てた部屋がたくさんあり、かつての栄華が思い起こされます。
昔は左側の廊下に屋台村があって、中央の大広間で休憩した思い出もあります。2階で宿泊もできるそうですが、泊まったことはありません。
年初のほか、年に何度か来ないと禁断症状が出てくる魅力あふれる温泉です。初心者は入りにくいかもしれませんが、一度体験すれば怖くはありません。館内の不気味さも含めて「西方の湯」の魅力です。皆様方も是非お立ち寄りください。