久しぶりに 御神楽温泉「あすなろ荘」
阿賀町の上川地区に御神楽温泉があります。手前から「みかぐら荘」、「小会瀬」、「あすなろ荘」と三つの施設がありますが、そのうちの最奥にある「あすなろ荘」に先日行ってきました。
ここは、子供が小さい頃にしばしば利用していた思い出深い温泉です。今となっては古き良き時代の懐かしい思い出です。あの頃は良かったなあ、などと感慨にふけるのは年を取った証拠ですね。
ここは木造のロッジ風の建物が特徴の宿泊施設ですが、立ち寄り湯も可能です。
かつては、本館の方に浴室(内湯)があり、その脱衣場から常浪川の渓流を渡る長い渡り廊下を渡った先の川の中州に、簡素な脱衣場がある湯小屋が作られていて、岩風呂と露天風呂がありました。
左が女湯、右が男女湯と表示され、つまり左は女性専用、右は混浴になっていました。何度か利用しましたが、子供以外の女性とは混浴できませんでした。
この素朴な温泉が魅力でしたが、2005年4月にリニューアルされて、こぎれいな施設に変貌しました。本館のこれまで浴室があった場所は湯上がり処となり、川の中州の湯小屋があった場所に、立派な浴室棟が造られました。個人的には昔の方が風流で好きでしたが、一般には利用しやすくなったものと思います。
その後2008年7月に再度リニューアルされ、宿泊専門となり、日帰り湯は「おためし湯」ということで時間が限定されるようになりました。そして2018年8月1日から現在の営業時間に変更されました。
前置きが長くなりましたが、国道49号線を津川市街から会津方面に進み、上川方面の案内板に従って右折し、磐越道の下をくぐって直進しますと、やがて上川支所が見えてきます。
この交差点を左折すると七福温泉に行きますが、そのまま直進します。案内板に従って左折し、道なりに山道を進みますと、やがて「みかぐら荘」、「ブナの宿 小会瀬」があり、さらに奥に進みますと「あすなろ荘」に到着です。
玄関先の、「奥阿賀の秘湯」、「隠森の響き せせらぎを渡る 至福のやすらぎ」という言葉が気分を盛り上げます。
立ち寄り湯は、月、水、金~日曜日が12時~15時(最終受付14時半)、火、木曜日が10時~15時(最終受付14時半)で、曜日により営業時間が異なります。
下足箱に靴を入れ、受付で料金を払います。
入館料は大人500円、小学生400円、幼児無料で、タオルなしです。私は某温泉本の割引クーポンを利用して、300円で入館しました。
左手に進みますと、以前内湯があった場所に湯上がり処が作られており、安楽椅子が並んでいて、景色を見ながら休息できて便利です。
ここから階段を下ります。
ここから先は渓流を渡る渡り廊下になりますが、空調がありませんので、もわっとした暑さを感じます。
なかなか立派な渡り廊下ですね。
この廊下からの景色はこんな感じです。
少雨が続いて流量は乏しいですが、なかなかいい雰囲気です。。
この廊下を進んだ先に立派な浴室があります。
女湯の戸が開けっ放しで、脱衣場が丸見えでしたが、誰もいませんでした。
脱衣場には脱衣棚に脱衣籠。貴重品ボックスは別にあります。
洗面台はなかなか立派で、ドライヤーもありました。
浴室に入りますと、大浴槽がひとつのみですが、大きなガラス窓から外の景色が見えて、開放感があります。
洗い場は仕切り付で、ボディソープ、シャンプー、リンスのほか、洗顔用ソープもありました。
無色透明の湯に浸かってゆったり。ほかに客はなく、独り占めの湯は気持ち良かったです。
外に出て、階段を下りた先に露天風呂があります。
細かい目のネットが張られて入れ、虫対策がなされているのは良かったです。眼前には渓流が流れています。
聴こえるのは渓流の音とセミの鳴き声。風流ですねえ・・・。
このロケーションは最高ですね。この川の中州の浴室を独り占め。何とも贅沢なひと時でした。
さて、源泉名は御神楽温泉 4号。泉質はナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。源泉温度54.6℃。PH 7.96。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年2月6日分析)は、Li 0.0、Na 398.7、K 5.7、NH4 1.3、Mg 1.9、Ca 11.6、Sr 0.2、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.7、Cu 0.2、Zn 0.0、F 2.6、Cl 110.0、Br 0.5、I 0.3、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 496.7、HPO4 0.0、HCO3 282.5、CO3 0.0、メタケイ酸 37.3、メタホウ酸 2.9、遊離CO2 4.7、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は1352mg/kgです。
加水なし、入浴に適した温度にするために加温(42℃)、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置使用、入浴剤なし、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒あり、浴槽の清掃は毎日逆洗、湯の入れ替えは1週間に3回という掲示がありました。
実際の湯は無色透明無味無臭で、それほど特徴は感じられませんが、肌にやさしい柔らかな湯です。
泉質というよりは、浴室の置かれたロケーションをの素晴らしさを素直に楽しむべきでしょう。
湯上りに先ほどの湯上がり処でひと休み。
館内には食堂はありませんが、この湯上がり処や玄関前のロビーでくつろぐことができます。
混み合うこともなく、静かなな時間が流れています。温泉としては特に優れているとは言いにくいですが、世間の喧騒から逃れて非日常を味わうには最適です。皆さんもいかがでしょうか。
ここは、子供が小さい頃にしばしば利用していた思い出深い温泉です。今となっては古き良き時代の懐かしい思い出です。あの頃は良かったなあ、などと感慨にふけるのは年を取った証拠ですね。
ここは木造のロッジ風の建物が特徴の宿泊施設ですが、立ち寄り湯も可能です。
かつては、本館の方に浴室(内湯)があり、その脱衣場から常浪川の渓流を渡る長い渡り廊下を渡った先の川の中州に、簡素な脱衣場がある湯小屋が作られていて、岩風呂と露天風呂がありました。
左が女湯、右が男女湯と表示され、つまり左は女性専用、右は混浴になっていました。何度か利用しましたが、子供以外の女性とは混浴できませんでした。
この素朴な温泉が魅力でしたが、2005年4月にリニューアルされて、こぎれいな施設に変貌しました。本館のこれまで浴室があった場所は湯上がり処となり、川の中州の湯小屋があった場所に、立派な浴室棟が造られました。個人的には昔の方が風流で好きでしたが、一般には利用しやすくなったものと思います。
その後2008年7月に再度リニューアルされ、宿泊専門となり、日帰り湯は「おためし湯」ということで時間が限定されるようになりました。そして2018年8月1日から現在の営業時間に変更されました。
前置きが長くなりましたが、国道49号線を津川市街から会津方面に進み、上川方面の案内板に従って右折し、磐越道の下をくぐって直進しますと、やがて上川支所が見えてきます。
この交差点を左折すると七福温泉に行きますが、そのまま直進します。案内板に従って左折し、道なりに山道を進みますと、やがて「みかぐら荘」、「ブナの宿 小会瀬」があり、さらに奥に進みますと「あすなろ荘」に到着です。
玄関先の、「奥阿賀の秘湯」、「隠森の響き せせらぎを渡る 至福のやすらぎ」という言葉が気分を盛り上げます。
立ち寄り湯は、月、水、金~日曜日が12時~15時(最終受付14時半)、火、木曜日が10時~15時(最終受付14時半)で、曜日により営業時間が異なります。
下足箱に靴を入れ、受付で料金を払います。
入館料は大人500円、小学生400円、幼児無料で、タオルなしです。私は某温泉本の割引クーポンを利用して、300円で入館しました。
左手に進みますと、以前内湯があった場所に湯上がり処が作られており、安楽椅子が並んでいて、景色を見ながら休息できて便利です。
ここから階段を下ります。
ここから先は渓流を渡る渡り廊下になりますが、空調がありませんので、もわっとした暑さを感じます。
なかなか立派な渡り廊下ですね。
この廊下からの景色はこんな感じです。
少雨が続いて流量は乏しいですが、なかなかいい雰囲気です。。
この廊下を進んだ先に立派な浴室があります。
女湯の戸が開けっ放しで、脱衣場が丸見えでしたが、誰もいませんでした。
脱衣場には脱衣棚に脱衣籠。貴重品ボックスは別にあります。
洗面台はなかなか立派で、ドライヤーもありました。
浴室に入りますと、大浴槽がひとつのみですが、大きなガラス窓から外の景色が見えて、開放感があります。
洗い場は仕切り付で、ボディソープ、シャンプー、リンスのほか、洗顔用ソープもありました。
無色透明の湯に浸かってゆったり。ほかに客はなく、独り占めの湯は気持ち良かったです。
外に出て、階段を下りた先に露天風呂があります。
細かい目のネットが張られて入れ、虫対策がなされているのは良かったです。眼前には渓流が流れています。
聴こえるのは渓流の音とセミの鳴き声。風流ですねえ・・・。
このロケーションは最高ですね。この川の中州の浴室を独り占め。何とも贅沢なひと時でした。
さて、源泉名は御神楽温泉 4号。泉質はナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。源泉温度54.6℃。PH 7.96。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年2月6日分析)は、Li 0.0、Na 398.7、K 5.7、NH4 1.3、Mg 1.9、Ca 11.6、Sr 0.2、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.7、Cu 0.2、Zn 0.0、F 2.6、Cl 110.0、Br 0.5、I 0.3、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 496.7、HPO4 0.0、HCO3 282.5、CO3 0.0、メタケイ酸 37.3、メタホウ酸 2.9、遊離CO2 4.7、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は1352mg/kgです。
加水なし、入浴に適した温度にするために加温(42℃)、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置使用、入浴剤なし、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒あり、浴槽の清掃は毎日逆洗、湯の入れ替えは1週間に3回という掲示がありました。
実際の湯は無色透明無味無臭で、それほど特徴は感じられませんが、肌にやさしい柔らかな湯です。
泉質というよりは、浴室の置かれたロケーションをの素晴らしさを素直に楽しむべきでしょう。
湯上りに先ほどの湯上がり処でひと休み。
館内には食堂はありませんが、この湯上がり処や玄関前のロビーでくつろぐことができます。
混み合うこともなく、静かなな時間が流れています。温泉としては特に優れているとは言いにくいですが、世間の喧騒から逃れて非日常を味わうには最適です。皆さんもいかがでしょうか。
