「天然温泉 上越の湯」 閉店

 上越市の上越ウイングマーケットセンター内にある「天然温泉 上越の湯」が8月29日に閉店しました。近隣に「七福の湯」や「門前の湯」があり、集客競争・価格競争に敗れたものと思われます。
 閉店は突然でしたが、店内の食事処が今年3月末で閉店していましたから、本体の閉店も時間の問題だったのかもしれません。

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 「天然温泉 上越の湯」は、北陸道上越インター南の大型ショッピングゾーンである上越ウイングマーケット内のカウボーイの一角を改装して作られた大型温泉施設です。北海道資本のカウボーイの子会社であるグルメボーイの経営で、2004年10月18日にオープンしました。

 浴室には、掛け湯、長方形の大浴槽のほか、円形のジャグジー、寝湯、水風呂、露天風呂、露天の座湯、低温備長炭サウナ、高温サウナ、ブラックシリカ岩盤浴、さらに垢すりコーナー等があり、設備的には充実していました。

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 温泉としましては、源泉名は上越の湯で、泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、源泉温度は25.3℃、ガス性除く成分総計は1330mg/kgでした。加熱循環でしたが、淡黄緑色透明、微薬味・微薬臭がある湯は、若干のツルスベ感があり、肌に優しい柔らかな湯でした。

 館内にはテレビ付きリクライニング椅子のあるリラックスルームや畳敷きのごろ寝の部屋、軽食のできる休憩所等があり、女性専用の休憩所もありました。有料レンタル個室もあり、食事処も充実し、宿泊も可能で、健康ランド的な施設で人気でした。

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 しかし、経営母体のグルメボーイの業績不振で、同社が運営する北海道内の3館とともに、2010年12月26日に閉店しました。「上越の湯」単体では営業成績は悪くなかったとのことであり、閉店が惜しまれていました。

 その後糸魚川市に本社を置く「汐路グループ」が経営を引き継ぐことになり、2011年2月16日に再オープンしました。料金は値下げされて大変利用しやすくなり、安価な宿泊パックも人気になりました。
(→ブログ

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 しかし、その後も経営はうまくいかず、食事処のリニューアルや料金改定を行ったものの集客増につながらなかったようです。5年前に Lafield が運営を引き継いだそうですが経営は好転することなく、閉店に至ることとなりました。

 「七福の湯」、「門前の湯」、さらには「元気人」など、温浴施設が密集する激戦区にあって、経営が大変ということは理解できますが、閉館は誠に残念です。

 情報に寄れば、閉店と並行して上越ウイングマーケットセンター内に新たな温浴施設を建設する計画もあるそうですので、どうなるのか見守りたいと思います。豊富な湯量を誇る源泉が有効に活用されることを祈ります。

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