超!アヒル風呂 小須戸温泉「花の湯館」
新潟市秋葉区にある小須戸温泉「花の湯館」は毎週日曜日にアヒル風呂をやっていますが、9月9日よりアヒルの数を倍増させた「超アヒル風呂」を始めたというので、話のタネに昨日の日曜日に行ってきました。
「花の湯館」は、新潟市小須戸温泉健康センターというのが正式名で、合併前の旧小須戸町の健康福祉施設として1996年に開業しました。
地元に根差した施設として賑わいをみせていましたが、その後の日帰り温泉ブームで競合施設が近隣にできますと、低料金は魅力でしたが、食堂もなく、設備的に劣ることは否めませんでした。
その後食堂が作られたりと設備の向上が図られました。2015年4月に指定管理者が変更されてリニューアルオープンしましたが、食堂は「温泉カフェわかば」として独自色を打ち出し、さまざまなイベントも開催されて集客の努力がうかがえます。
そのイベントのひとつとして毎週日曜日にアヒル風呂を始めました。温泉としての意義は別にしまして、話題作りには役立っていたようです。
このアヒル風呂というのは、よくある黄色いビニル製のアヒルのおもちゃを湯面に浮かべているだけで、当然ながら、実際にアヒルが泳いでいるわけではありません。最近はよそでもアヒル風呂をやっていますね。
アヒルの数は、当初は男湯・女湯それぞれ250羽ずつだったそうですが、徐々に数を増やして男女各500羽になり、そして9月9日からは倍増して、男女各1000羽、合計2000羽のアヒル風呂(超!アヒル風呂)になりました。この話題は新潟日報記事に取り上げられ、私も確認せねばということで行って参りました。
どんよりした天気で気分も落ち込みそうですが、せっかくの日曜日ですので出かけることにしました。
新潟市秋葉区の最南端、田上町との境界に近い所に小須戸温泉があります。田舎の集落の小道を進み、ちょっとした高台に「花の湯館」の建物があります。
駐車場に車をとめ、入館しようとしましたら、仕事で大変お世話になったKさんにばったりと遭遇。こんな場所でお会いするとは奇遇ですね。お話しできて良かったです。
温泉の周りは農村風景であり、敷地に余裕はなく、館内も非常にコンパクトです。玄関を入るとアヒルが出迎えてくれました。
下足箱に靴を入れ、受付前の券売機で入浴券を買い、下足箱の鍵と入浴券を提出して受付します。
料金は大人450円、小人150円、貸タオルセット100円です。以前はタオル付で500円でしたので、タオル代が微妙に値上げされています。
狭いロビーの正面に階段があり、この階段の両サイドに男女浴室があります。
館内同様に、浴室も非常にコンパクトです。脱衣場に入りますと壁際に鍵付ロッカーが多数あるほか、中央に脱衣棚・脱衣籠があります。
鍵付ロッカーはコイン返却式ですが100円必要なのは煩わしく感じられます。常連さんは鍵なしの脱衣棚を利用しているようです。
浴室に入りますと、ジェット付の大浴槽とジャグジー風呂があります。湯は循環されていますが、浴槽縁から大量にオーバーフローされています。
この大浴槽に黄色いアヒルが浮かべられていました。
浴槽にはジェットがあり、窓際の浴槽縁からオーバーフローされていますので、必然的にアヒルたちは窓際に追いやられていました。
そして外には露天風呂。非常に小さく、2~3人でで満員です。
他に客はなく、独占しての入浴。景色が見えるわけではありませんが、気分良く入浴できました。
浴室には、ほかに小さいながらもサウナがあります。洗い場は仕切りなしで、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。
またアヒル風呂に戻りましょう。
このアヒルたち。以前のアヒルは底に開いた穴からお湯が入り込んで細菌が繁殖する危険があったとのことで、穴のないアヒルを中国のメーカーから購入したんだそうです。
アヒルの数だけでなく、この穴をなくしたことで雑菌やカビの心配がなくなったというのも売りのようですが、アヒルとしては重心のバランスが悪くなって、アヒルはひっくり返って頭が湯の中という状況になっています。せっかくのアヒルがちょっと残念です。
アヒルは1000羽いるはずですが、実際にそんなにいるかなあ・・・。ちょっと疑問もありますが、アヒルと戯れながらの入浴は風流といえましょう。
さて、源泉名は大沢温泉。メタケイ酸の項により温泉に該当しますが、療養泉としての泉質名は付きません。源泉温度18.9℃、PH 8.32です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年2月8日分析)は、Na 136.7、K 7.8、NH4 0.5、Mg 5.9、Ca 7.6、F 0.5、Cl 117.8、Br 0.5、I 0.4、HS 0.4、SO4 0.9、HCO3 214.2、CO3 25.8、メタケイ酸 106.2、メタホウ酸 2.9、遊離CO2 1.4 など、ガス性除く成分総計は629.5mg/kgです。
加水なし、加温あり、循環ろ過あり、入浴剤なし、塩素系薬剤による消毒あり、と掲示されていました。
実際の湯は無色透明無味無臭ですが、ツルスベ感、若干のトロトロ感もあって、泉質名は付きませんが、浴感としては悪くはありません。
この温泉のある天ヶ沢地区は、明治初期より石油の採掘が行われており、石油とともに湧出していた温泉がここの源泉になっているのだそうです。石油掘削の副産物の温泉ということでしょうか。
さて、浴室は広くはありませんので、混み合う時はゆったりできないのですが、私は開店直後の利用でしたので、各浴槽とも独り占めして、ゆったりとくつろげました。次第に客が増えてきたところで浴室を後にしました。
2階には「温泉カフェわかば」があり、地元食材を使用した料理や美味しいコーヒーなどをいただくことができます。
右奥には無料の休憩用広間があり、ゆったりと過ごすことも可能です。
湯上りにはこれ。
3階に上がりますと新潟平野を見渡すことができます。
良く見ますと、新潟市中心部のビル街も望めました。
泉質的にインパクトはないですが、低料金でくつろげますし、折々に多彩なイベントを開催しています。皆様方もいかがでしょうか。
「花の湯館」は、新潟市小須戸温泉健康センターというのが正式名で、合併前の旧小須戸町の健康福祉施設として1996年に開業しました。
地元に根差した施設として賑わいをみせていましたが、その後の日帰り温泉ブームで競合施設が近隣にできますと、低料金は魅力でしたが、食堂もなく、設備的に劣ることは否めませんでした。
その後食堂が作られたりと設備の向上が図られました。2015年4月に指定管理者が変更されてリニューアルオープンしましたが、食堂は「温泉カフェわかば」として独自色を打ち出し、さまざまなイベントも開催されて集客の努力がうかがえます。
そのイベントのひとつとして毎週日曜日にアヒル風呂を始めました。温泉としての意義は別にしまして、話題作りには役立っていたようです。
このアヒル風呂というのは、よくある黄色いビニル製のアヒルのおもちゃを湯面に浮かべているだけで、当然ながら、実際にアヒルが泳いでいるわけではありません。最近はよそでもアヒル風呂をやっていますね。
アヒルの数は、当初は男湯・女湯それぞれ250羽ずつだったそうですが、徐々に数を増やして男女各500羽になり、そして9月9日からは倍増して、男女各1000羽、合計2000羽のアヒル風呂(超!アヒル風呂)になりました。この話題は新潟日報記事に取り上げられ、私も確認せねばということで行って参りました。
どんよりした天気で気分も落ち込みそうですが、せっかくの日曜日ですので出かけることにしました。
新潟市秋葉区の最南端、田上町との境界に近い所に小須戸温泉があります。田舎の集落の小道を進み、ちょっとした高台に「花の湯館」の建物があります。
駐車場に車をとめ、入館しようとしましたら、仕事で大変お世話になったKさんにばったりと遭遇。こんな場所でお会いするとは奇遇ですね。お話しできて良かったです。
温泉の周りは農村風景であり、敷地に余裕はなく、館内も非常にコンパクトです。玄関を入るとアヒルが出迎えてくれました。
下足箱に靴を入れ、受付前の券売機で入浴券を買い、下足箱の鍵と入浴券を提出して受付します。
料金は大人450円、小人150円、貸タオルセット100円です。以前はタオル付で500円でしたので、タオル代が微妙に値上げされています。
狭いロビーの正面に階段があり、この階段の両サイドに男女浴室があります。
館内同様に、浴室も非常にコンパクトです。脱衣場に入りますと壁際に鍵付ロッカーが多数あるほか、中央に脱衣棚・脱衣籠があります。
鍵付ロッカーはコイン返却式ですが100円必要なのは煩わしく感じられます。常連さんは鍵なしの脱衣棚を利用しているようです。
浴室に入りますと、ジェット付の大浴槽とジャグジー風呂があります。湯は循環されていますが、浴槽縁から大量にオーバーフローされています。
この大浴槽に黄色いアヒルが浮かべられていました。
浴槽にはジェットがあり、窓際の浴槽縁からオーバーフローされていますので、必然的にアヒルたちは窓際に追いやられていました。
そして外には露天風呂。非常に小さく、2~3人でで満員です。
他に客はなく、独占しての入浴。景色が見えるわけではありませんが、気分良く入浴できました。
浴室には、ほかに小さいながらもサウナがあります。洗い場は仕切りなしで、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。
またアヒル風呂に戻りましょう。
このアヒルたち。以前のアヒルは底に開いた穴からお湯が入り込んで細菌が繁殖する危険があったとのことで、穴のないアヒルを中国のメーカーから購入したんだそうです。
アヒルの数だけでなく、この穴をなくしたことで雑菌やカビの心配がなくなったというのも売りのようですが、アヒルとしては重心のバランスが悪くなって、アヒルはひっくり返って頭が湯の中という状況になっています。せっかくのアヒルがちょっと残念です。
アヒルは1000羽いるはずですが、実際にそんなにいるかなあ・・・。ちょっと疑問もありますが、アヒルと戯れながらの入浴は風流といえましょう。
さて、源泉名は大沢温泉。メタケイ酸の項により温泉に該当しますが、療養泉としての泉質名は付きません。源泉温度18.9℃、PH 8.32です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年2月8日分析)は、Na 136.7、K 7.8、NH4 0.5、Mg 5.9、Ca 7.6、F 0.5、Cl 117.8、Br 0.5、I 0.4、HS 0.4、SO4 0.9、HCO3 214.2、CO3 25.8、メタケイ酸 106.2、メタホウ酸 2.9、遊離CO2 1.4 など、ガス性除く成分総計は629.5mg/kgです。
加水なし、加温あり、循環ろ過あり、入浴剤なし、塩素系薬剤による消毒あり、と掲示されていました。
実際の湯は無色透明無味無臭ですが、ツルスベ感、若干のトロトロ感もあって、泉質名は付きませんが、浴感としては悪くはありません。
この温泉のある天ヶ沢地区は、明治初期より石油の採掘が行われており、石油とともに湧出していた温泉がここの源泉になっているのだそうです。石油掘削の副産物の温泉ということでしょうか。
さて、浴室は広くはありませんので、混み合う時はゆったりできないのですが、私は開店直後の利用でしたので、各浴槽とも独り占めして、ゆったりとくつろげました。次第に客が増えてきたところで浴室を後にしました。
2階には「温泉カフェわかば」があり、地元食材を使用した料理や美味しいコーヒーなどをいただくことができます。
右奥には無料の休憩用広間があり、ゆったりと過ごすことも可能です。
湯上りにはこれ。
3階に上がりますと新潟平野を見渡すことができます。
良く見ますと、新潟市中心部のビル街も望めました。
泉質的にインパクトはないですが、低料金でくつろげますし、折々に多彩なイベントを開催しています。皆様方もいかがでしょうか。