ヌルヌル最高! 「釜ぶたの湯」

 上越妙高駅西口に、2018年11月15日にオープンした「釜ぶたの湯」。概要についてはすでに紹介していますが、実際に行かねばと思いながらも行けずじまいで、2ヶ月が経ってしまいました。本日ついに意を決して行って参りました。

 今日は天候に恵まれ、気温も高めで過ごしやすい陽気になりました。せっかくの好天ですので、昼過ぎになって予定を変更し、上越市まで遠征することにしました。

 高速は使わずに快適に車を走らせ、上越妙高駅西口に到着。開発があまり進んでおらず、殺風景な中に「釜ぶたの湯」がありました。隣に弥生時代の集落跡である「釜蓋遺跡」があり、名前の由来になっています。駐車場はかなりの賑わいでしたが、奥に空きを見つけて駐車しました。

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 玄関を入りますと、下足箱がずらり。

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 靴を入れて、鍵は自分で保管します。

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 券売機で入浴券を購入。料金は大人420円、小学生140円、幼児70円。入浴とサウナ利用(レンタルタオル付)は大人600円で、小人はサウナ利用不可です。レンタルタオルはフェイスタオル、バスタオル各110円、セットで170円です。
 営業時間は9時から23時(最終受付22時30分)までで、年中無休です。

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 受付に入浴券を提出して浴室へ向かいます。

 脱衣場の中央にはベンチがあり、鍵付ロッカーが壁いっぱいに並んでいます。ロッカーは自由に選びます。洗面台にはドライヤーがありますが、その他の備品はありません。

 浴室に入りますと、掛け湯と大浴槽がひとつのみ。大浴槽の手前は深くなっています。(写真は撮れませんので、公式ホームページの画像から一部拝借しました。)

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 洗い場は仕切りなしで15ヶ所。ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。

 階段を上った先に、高温サウナと低温ソルトサウナがあり、サウナ専用の洗い場が4ヶ所ありますが、別料金ですので、今回は利用しませんでした。

 外には露天風呂がありますが、屋根・塀があり、景色は見えず、開放感はありません。塀の外は駐車場ですので、仕方ないですね。

 源泉名は釜ぶたの湯。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度39.0℃です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg平成29年7月25日分析)は、Li 0.3、Na 1824、K 11.4、NH4 2.9、Mg 4.6、Ca 12.0、Sr 1.6、Ba 1.0、Al 0.2、F 1.4、Cl 1912、Br 10.2、I 3.2、SO4 6.7、S2O3 0.3、HPO4 0.1、HCO3 1524、CO3 13.3、メタケイ酸 28.6、メタホウ酸 58.2、遊離CO2 16.1 など、ガス性除く成分総計は5416mg/kgです。
 加水なし、入浴に適した温度に保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒あり、入浴剤使用なしと掲示されていました。

 実際の湯は、淡黄緑色透明で、ほぼ無臭ですが、薄い塩味があり、ツルスベ感が強く、ヌルヌルという表現が適当に思われます。
 PHの記載がありませんでしたが、炭酸水素イオンを豊富に含み、アルカリ度も高いものと思います。
 このヌルヌルは県内でも最強ではないでしょうか。循環湯というのは残念ですが、温まりも良くて、不満はありません。ヌルヌルが強すぎて、浴室の床もヌルヌルで、滑りやすいのでご注意ください。

 この温泉は、2016年9月から掘削を開始し、2017年6月に1500mまで掘削したところで温泉の湧出に成功しました。駐車場内に源泉井戸があります。

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 温泉ガスの関係かもしれませんが火気厳禁の掲示があり、敷地内は禁煙になっています。

 「門前の湯」の姉妹館であり、外観や浴室はそっくりです。料金体系も同じで、ポイントカードも共通で使用できます。

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 休憩設備や食堂はありませんが、温泉銭湯として入浴に限ればお勧めです。駅からすぐの、まさに駅前温泉であり、列車待ちでの利用も可能です。
 県内最強のヌルヌルの湯は存在感抜群であり、一度は行く価値のある魅力ある温泉です。

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