隠れた名湯 「たかまち鉱泉」

 昨日は柏崎へ行く用事がありましたが、毎度の「ソルトスパ」では新味がありませんので、今回は、知る人ぞ知る名湯、たかまち鉱泉「たかまちの湯」に寄って来ました。

 国道116号線から原子力発電所へ向かう坂道のたもとのコンビニの裏にあります。

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 「ビジネスホテルかりわ」の1階に温泉があります。もともと「かり和荘」という東電関係者の寮として利用されていた施設で、どう見てもホテルという雰囲気はありません。

 以前は駐車場横に「桃の花」というレストランがあって、賑わいを見せていた時期もあったのですが、今はひっそりとして、静寂が漂っています。土曜日の午後ながら、人の気配は全くありません。

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 この入り口から入りますと、左手に浴室入り口があります。

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 営業時間の掲示はこうなっていました。(ホームページでは土日のみの営業となってますが・・)

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 引き戸を開けますと、券売機があります。タオルなし400円です。

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 館内に人気はなく、静寂が漂っています。無人の受付にある入浴券入れに入浴券を入れ、すぐ右にある浴室に入ります。

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 脱衣場には脱衣棚に脱衣籠。

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 洗面台はこんな感じ。紫外線殺菌機の中にヘアブラシがあります。

 浴室は照明が消されていて真っ暗。スイッチを入れて入室。

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 長方形の大浴槽がひとつあるのみです。

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 左右の壁際に洗い場が計5ヶ所あり、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。

 湯は紅茶色で濁りなし。若干のモール臭がありますが、ほとんど無味。ツルスベ感があって、柔らかな浴感が心地良く、温まりも良好です。

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 源泉名はたかまち鉱泉。源泉温度18.1℃、使用位置42.0℃。湧出量78.6L/分、動力。pH 7.3。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成21年9月30日分析終了)は、Li >0.1、Na 167.0、K 14.6、NH4 1.3、Mg 5.1、Ca 13.2、Sr <0.1、Ba <0.1、Al <0.1、Mn 0.1、Fe(II) 3.9、Fe(III) <0.1、Cu <0.1、F 0.4、Cl 15.4、Br 0.2、I <0.2、HS <0.1、S <0.1、S2O3 <0.1、HSO4 <5.0、SO4 <5.0、HCO3 475.0、CO3 0.7、メタケイ酸 66.9、メタホウ酸 2.1、メタ亜ヒ酸 <0.1、遊離CO2 39.9、遊離H2S <0.1 など、ガス性除く成分総計は765.9mg/kg。
 温泉法第2条に規定するメタケイ酸と炭酸水素ナトリウムの項により鉱泉に該当しますが、療養泉には該当せず、泉質名は付きません。療養泉でなくても効能はあり、良いお湯だと思います。

 入浴に適した温度に保つため加温、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤を使用と掲示されていました。

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 館内に人気はなく、全くの貸切状態。浴槽は独り占めで、至福のひと時を過ごしました。露天風呂もあるのですが、現在は利用できません。

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 向かいに無料休憩室もあるのですが、使用できませんでした。

 国道からすぐの場所でありながら、あまり知られておらず、一部の地元民が利用する程度でしょうか。隠れた名湯といえましょう。混み合っても困りますので、これはこれで良いものと思います。

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