入浴営業再開! 聖籠観音の湯「ざぶーん館」
聖籠町の聖籠観音の湯「ざぶーん館」は、源泉トラブルで何度も沸かし湯営業を繰り返し、昨年新源泉を掘削して、年末に新源泉での営業再開を予定した途端にレジオネラ騒ぎで長期の休館となりました。
もういい加減にしてと嘆きながら再開を待ちましたが、ついに本日(4月22日)から入浴営業が再開されました。
せっかくの記念すべき営業再開ですので、仕事帰りに寄ってきました。
通常料金750円(タオルセット付)ですが、SDカードを提示して650円で入館しました。
2月の営業再開のときは、長期休館のお詫びとしてタオルをいただきましたが、今回は何もありませんでした。
館内には営業再開の挨拶文が掲示されていました。
もうこういうことがありませんように・・・。
今日の男湯は、左側の「聖の湯」でした。
平日夜でしたが、営業再開を待ち焦がれていた人多いようで、なかなかの混みようでした。
内湯で温まって、露天風呂へ。
淡褐色透明の湯は、ヨウ素臭、アンモニア臭、臭素臭が入り混じった臭気を発散し、自己責任で飲めば強烈に塩辛く、ツルスベ感が強い良く温まる湯です。
源泉名は聖籠観音の湯(新源泉)。泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。泉温45.5℃、使用位置42℃です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 4.1、Na 10510、K 128.5、NH4 125.3、Mg 78.0、Ca 329.2、Sr 7.2、Ba 3.5、Al 0.1未満、Mn 0.2、Fe(II) 1.4、Fe(III) 0.1未満、Cu 0.1未満、F 0.4、Cl 17330、Br 121.5、I 71.4、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.2、HSO4 5.0未満、SO4 5.0未満、HCO3 1058、CO3 1.0、メタケイ酸 88.1、メタホウ酸 335.1、メタ亜ヒ酸 0.1未満、遊離CO2 141.0、遊離H2S 0.1未満 など、ガス性除く成分総計は30190mg/kgです。
季節により温度調整のため加水・加温、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を行っているとの掲示がありました。
浴室内部の様子、湯の性状等は前回の新源泉での営業開始時と変わりありませんが、各浴槽の湯を職員が採取して検査していました。衛生管理の徹底を図っているようです。
ここは、新潟東港に近いこともあり、外国の方々の利用も多いのですが、今夜もロシヤ人らしき客が多くおられ、浴室にロシア語が飛び交っていました。
何はともあれ、営業再開されて何よりと思います。年末年始や春休みには営業できませんでしたから、GWに間に合って良かったですね。
営業再開を記念して、4月27日(土)~5月6日(月)の期間は、「新源泉開湯リニューアル ゴールデンウィーク 感謝の10日間」というイベントが開催されます。
ガラポン抽選会を始め、様々な企画があるほか、入館料が町民は390円(小人200円)、町外者は550円(小人200円)に割引になります。大変な混雑が予想されますので、ご注意ください。
なお、営業時間、定休日が変更されました。
営業時間はこれまで9時30分~21時30分でしたが、10時00分~21時00分(最終受付20時30分)となり、定休日は第3火曜日だけだったものが、第1、第3火曜日になり、祝日の場合は翌日になるそうです。
肌に染みついた芳香を嗅ぎ、うっとりしながら家路に着きました。体はポカポカ。なんだかんだ言っても良い温泉には違いありません。