11月末で閉館! 清津峡小出温泉「湯処よーへり」
大地の芸術祭をきっかけに爆発的人気になった十日町の清津峡。ここにある日帰り温泉施設の「湯処よーへり」が、2019年11月30日をもって閉館するというニュースがこの春にあり、閉館前に是非行かねばと思い続けていましたが、漸く行ってきました。
清津峡を見学するには、かつては崖沿いの危険な小道を歩かねばならず、落石事故の犠牲者も出ていました。
そこで清津峡見学客の安全のために、「清津峡渓谷トンネル」が掘削され、1996年10月にオープンしました。
3ヶ所の見晴所とトンネル終点のパノラマステーションからの眺めは絶景でしたが、今ほどの知名度・人気はなかったように思います。
それが十日町地区で3年に1度開催されている「大地の芸術祭」の作品のひとつとして2018年4月にリニューアルオープンされ、「インスタ映え」する場所として人気になっています。
この全体がひとつの芸術作品となっている「清津峡渓谷トンネル」の手前には、古くから清津峡小出温泉があり、秘湯を守る会の「清津館」を始め、数軒の旅館、民宿、土産店で、小さな温泉街を作っていました。
我が家では、トンネルがオープンした早々の、今ほど注目されていなかった頃から家族でときどき訪問し、温泉にも浸かり、思い出深い地となっています。
清津峡小出温泉は、330年前の元禄年間(1690年)に発見されましたが、険しい地形もあって、なかなか開発は進まなかったようです。紆余曲折の末、文久2年にこの地に温泉場を作ったのが「古屋旅館」の先祖だそうです。
この歴史はトンネル内のパネルで紹介されています。
その歴史ある「古屋旅館」は廃業してしまいましたが、当時の中里村が買い取って、村営日帰り温泉施設として2003年4月25日にオープンしたのが「湯処よーへり」です。
「よーへり」は、柔らかな硫黄泉が掛け流しで楽しめ、低料金で利用できることから、人気の温泉でした。その「よーへり」が閉館するというのは残念であり、寂しいですね。
ということで、トンネル見学をした後に、間もなく閉館となる「よーへり」を記憶と記録に留めるべく、温泉を楽しんできました。10数年ぶりの利用になります。
ちなみに「よーへり」とは、地元の言葉で「湯に入ろう」という意味です。
清津峡を見学するには、かつては崖沿いの危険な小道を歩かねばならず、落石事故の犠牲者も出ていました。
そこで清津峡見学客の安全のために、「清津峡渓谷トンネル」が掘削され、1996年10月にオープンしました。
3ヶ所の見晴所とトンネル終点のパノラマステーションからの眺めは絶景でしたが、今ほどの知名度・人気はなかったように思います。
それが十日町地区で3年に1度開催されている「大地の芸術祭」の作品のひとつとして2018年4月にリニューアルオープンされ、「インスタ映え」する場所として人気になっています。
この全体がひとつの芸術作品となっている「清津峡渓谷トンネル」の手前には、古くから清津峡小出温泉があり、秘湯を守る会の「清津館」を始め、数軒の旅館、民宿、土産店で、小さな温泉街を作っていました。
我が家では、トンネルがオープンした早々の、今ほど注目されていなかった頃から家族でときどき訪問し、温泉にも浸かり、思い出深い地となっています。
清津峡小出温泉は、330年前の元禄年間(1690年)に発見されましたが、険しい地形もあって、なかなか開発は進まなかったようです。紆余曲折の末、文久2年にこの地に温泉場を作ったのが「古屋旅館」の先祖だそうです。
この歴史はトンネル内のパネルで紹介されています。
その歴史ある「古屋旅館」は廃業してしまいましたが、当時の中里村が買い取って、村営日帰り温泉施設として2003年4月25日にオープンしたのが「湯処よーへり」です。
「よーへり」は、柔らかな硫黄泉が掛け流しで楽しめ、低料金で利用できることから、人気の温泉でした。その「よーへり」が閉館するというのは残念であり、寂しいですね。
ということで、トンネル見学をした後に、間もなく閉館となる「よーへり」を記憶と記録に留めるべく、温泉を楽しんできました。10数年ぶりの利用になります。
ちなみに「よーへり」とは、地元の言葉で「湯に入ろう」という意味です。
入浴料は400円(タオルなし)ですが、トンネルの入場券を提示しますと100円引きになります。
玄関右側の階段の下に浴室があります。
観光客が行きかう通りとは裏腹に、ほかに入浴客はなく、独り占めでの温泉を堪能しました。
脱衣場には洗面台に脱衣棚。
浴室に入りますと、大浴槽がひとつあるのみ。微淡緑色の湯が満ちています。
浴槽隅から注がれた湯は、浴槽縁からのオーバーフローはなく、良く見ないと循環式と誤解しそうです。
窓際に丸い排出口が切られており、しっかりと掛け流しされています。
窓からの景色は緑鮮やかですが、峡谷からは少し外れていますので、絶景とはいえません。
かつてトンネル入り口には「苗場館」という食堂があり、その2階露天風呂から眺めは良かったですが・・。
洗い場は壁際に4ヶ所。石鹸、シャンプー類は置いていないと玄関先に掲示されていましたが、ボディソープとリンスインシャンプーが置いてありました。
源泉名は薬研の湯。泉質は単純硫黄泉(低張性 アルカリ性 高温泉)。源泉温度42.6℃。湧出量89L/分(自噴)。PH 9.3。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成24年9月18日付)は、Li 0.3、Na 217.3、K 1.9、Ca 23.4、NH4 3.2、F 2.1、Cl 323.4、Br 1.3、I 0.2、SO4 8.9、HCO3 14.6、CO3 31.2、HS 5.0、HPO4 8.3、OH 0.3、メタホウ酸 23.8、メタケイ酸49.0、など、ガス性除く成分総計は714.2mg/kgです。
この源泉はトンネル内にあり、湧出場所に掲示があります。
実際の湯はわずかに緑がかった透明の湯。わずかな硫化水素臭と硫黄味があります。肌に優しい柔らかな湯で、アルカリ度が強く、ツルスベ感があって、浴感の良さは抜群です。
加温、消毒の有無等の掲示は見つけられませんでしたが、循環はなく、浴槽横の穴から掛け流されています。
湯上がりには休憩所を利用できます。
しばしクールダウンして退館しました。
このすばらしい掛け流しの湯を楽しめなくなるのは残念です。向かいに「清津館」があり、川沿いに新設された貸切露天風呂(宿泊客専用)もありますが、ここは「薬師の湯」という別源泉です。
玄関右側の階段の下に浴室があります。
観光客が行きかう通りとは裏腹に、ほかに入浴客はなく、独り占めでの温泉を堪能しました。
脱衣場には洗面台に脱衣棚。
浴室に入りますと、大浴槽がひとつあるのみ。微淡緑色の湯が満ちています。
浴槽隅から注がれた湯は、浴槽縁からのオーバーフローはなく、良く見ないと循環式と誤解しそうです。
窓際に丸い排出口が切られており、しっかりと掛け流しされています。
窓からの景色は緑鮮やかですが、峡谷からは少し外れていますので、絶景とはいえません。
かつてトンネル入り口には「苗場館」という食堂があり、その2階露天風呂から眺めは良かったですが・・。
洗い場は壁際に4ヶ所。石鹸、シャンプー類は置いていないと玄関先に掲示されていましたが、ボディソープとリンスインシャンプーが置いてありました。
源泉名は薬研の湯。泉質は単純硫黄泉(低張性 アルカリ性 高温泉)。源泉温度42.6℃。湧出量89L/分(自噴)。PH 9.3。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成24年9月18日付)は、Li 0.3、Na 217.3、K 1.9、Ca 23.4、NH4 3.2、F 2.1、Cl 323.4、Br 1.3、I 0.2、SO4 8.9、HCO3 14.6、CO3 31.2、HS 5.0、HPO4 8.3、OH 0.3、メタホウ酸 23.8、メタケイ酸49.0、など、ガス性除く成分総計は714.2mg/kgです。
この源泉はトンネル内にあり、湧出場所に掲示があります。
実際の湯はわずかに緑がかった透明の湯。わずかな硫化水素臭と硫黄味があります。肌に優しい柔らかな湯で、アルカリ度が強く、ツルスベ感があって、浴感の良さは抜群です。
加温、消毒の有無等の掲示は見つけられませんでしたが、循環はなく、浴槽横の穴から掛け流されています。
湯上がりには休憩所を利用できます。
しばしクールダウンして退館しました。
このすばらしい掛け流しの湯を楽しめなくなるのは残念です。向かいに「清津館」があり、川沿いに新設された貸切露天風呂(宿泊客専用)もありますが、ここは「薬師の湯」という別源泉です。
「薬研の湯」は、トンネル前のエントランス施設2階の足湯にも使用されていますが、今後どうなるのか気になります。建物そのものもまだ使えそうに見えますし、有効利用してもらいたいものです。
この温泉を楽しめるのもあと2ヶ月となりました。これから紅葉の季節となり、清津峡は賑わうことでしょう。
閉館前の11月24日~30日(27日は休館日)は無料開放されます。皆様方も閉館前の最後の温泉をお楽しみください。