夜の温泉独り占め 「馬下保養センター」

 11月に入り、秋も深まって紅葉真っ盛りです。気温が下がり、日没は早くなり、季節は確実に冬へと向かっています。
 身も心も冷え込む毎日であり、そんな心身を温め、癒してくれるのは温泉です。

 ということで、先日仕事帰りに五泉市の「馬下保養センター」に行ってきました。前回行ったのが今年の4月でしたので、7ヶ月ぶりになります。

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 仕事を終えて、阿賀野市街から国道49号線を進みます。馬下橋を渡って阿賀野川の対岸へ渡り、磐越西線の踏切を渡って集落の小道を進み、看板に従って坂道を上がりますとこの温泉があります。向かいには特別養護老人ホーム「菅名の里」があります。
 途中の道は民家もなく真っ暗で、初めての人は本当に温泉があるのか不安になるかもしれません。

 この温泉は阿賀野川べりの高台にあり、駐車場の端からは眼下に阿賀野川、その向こうに国道49号線、さらには磐越道が見渡せます。今回は夜で景色は見えませんでしたが、国道を行き交う車のライトが見えました。

 ここは五泉市直営の保養施設で、日帰り入浴のほか、宿泊も可能です。東日本大震災の時は福島県の方々の避難所として利用されました。

 真っ暗な駐車場に車を止めて玄関へ。

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 左手にある下足箱に靴を入れ、受付で料金を払います。今年の6月1日から値上げされて、大人500円、子供250円(タオルなし)となりました。営業時間は9時から20時まで、定休日は第4水曜日です。

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 廊下を歩いた先に浴室があります。

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 浴室に入りますと、平日の夜間ということもあり、先客は誰もおらず、全くの独り占めとなりました。

 脱衣場には脱衣棚に脱衣籠、鍵付ロッカーもあります。

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 洗面台にはドライヤーがあります。

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 浴室には長方形の大浴槽があるのみです。

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 左右の壁際に洗い場が4カ所ずつあり、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。

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 夜間で景色は見えませんでしたが、窓際に近づいて見ますと、冬囲いされた庭木が見えました。

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 浴槽には無色透明の湯が満ちていて、注湯口からは大量の湯が注がれていますが、加熱・循環式です。

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 湯温は41.6℃と表示されていました。

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 微薬臭を感じますが、カルキ臭くはありません。薄い塩味があり、ツルスベ感もあって、温まりは良く、浴感は良好です。

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 源泉名は馬下温泉。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)、源泉温度29.2℃、使用位置42℃です。

 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年4月17日分析)は、Li 0.4、Na 386.7、K 4.6、NH4 0.7、Mg 2.7、Ca 320.4、Sr 4.3、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.1、Fe(II) 0.3、Cu 0.0、Zn 0.0、F 2.0、Cl 383.2、Br 1.0、I 0.8、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 1014、HPO4 0.0、HCO3 53.7、CO3 0.0、メタケイ酸 28.5、メタホウ酸 5.4、遊離CO2 0.9、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は2209mg/kgです。

 加水なし、入浴に適した温度に保つため加温、温泉資源の保護と衛生管理のため、ろ過装置を使用し循環、入浴剤使用なし、衛生管理のため塩素系消毒剤を使用とのことです。
 そのほか自主衛生管理として、毎日浴槽の湯を入れ替え、常に浴槽より温泉を溢水させ排水、毎夜間浴槽内の洗浄、毎朝、日中に浴室、脱衣所の清掃を実施という掲示もありました。公共施設だけあって衛生管理は徹底されているようです。

 硫黄泉である咲花温泉のすぐ近くに位置しますが、泉質は全く異なります。対岸の宝珠温泉に似た泉質です。

 大きな浴槽を独り占め。贅沢な時間を過ごすことができました。

 大浴槽がひとつあるのみで、近隣の日帰り温泉と比較して、設備的には劣りますが、循環湯にこだわらなければ十分に楽しめます。利用客が多いこともないので、湯の鮮度の低下は少ないようです。

 一時休業していた食堂も、「まおろし温泉食堂」として、4月から復活しました。

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 平日夜間は営業していませんが、いろいろメニューはあるようです。

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 6月から100円値上げされて500円になったのは残念ですが、混み合うことなく、ゆったりとした時間を過ごせて良かったです。

 束の間のストレス解消をし、街灯のない真っ暗な道を下り、家路に着きました。

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