11月21日より営業休止 竜ヶ窪温泉[「竜神の館」
先週掲示板に、津南町の竜ヶ窪温泉「竜神の館」が、赤字続きのため、11月21日から冬季の休業に入り、再開は未定との情報があり、どうなるか心配していたのですが、今朝の新潟日報に詳しい記事が出ていました。
「竜神の館」は、平成9年にオープンした津南町の温泉施設で、津南町が53%出資する第三セクター「竜ヶ窪温泉」が運営してきましたが、経営難が続いていたとのことです。
そのような状況の中、6月には新潟・山形地震により浴槽が損傷して休業を余儀なくされ、9月以降は週末のたびに悪天候が続き、10月の台風が追い打ちをかけ、一番の稼ぎ時の集客が落ち込みました。
収益は急激に悪化し、赤字が膨らんで業績の回復が見通せず、営業継続が困難になってしまいました。そのため、通常でも集客が鈍る冬を前にして、11月20日を最後に営業を休止することになったそうです。
運営してきた第三セクターも11月中に解散するとのことであり、現状では営業再開は難しい状況です。休業中も施設の維持管理費はかさむため、このまま閉館になる可能性も高くなりました。
これまで町は指定管理者の第三セクターに対して管理委託料を一度も払っていなかったというのは驚きです。また、町は第三セクターの一番の株主でありながら、町に窮状を訴えても支援はなかったそうであり、町の責任も問われそうです。今後町がどう判断するのかが注目されます。
開業して23年になる「竜神の館」。信濃川が作り出した雄大な河岸段丘の上にあります。開業当初から好きな温泉であり、家族で何度も訪れました。前には地元の農産品の直売所があり、名水百選で知られる「竜ヶ窪」もすぐ近くです。
私のホームページの記事の写真に写っている幼児は私の末娘であり、家族で巡った県内の温泉の中でも思い出深い温泉です。
建物の外観、浴室、露天風呂ともデザイン的に特徴があり、ひとつの芸術作品ともいえます。竜神伝説をもとに、竜神を模して岩で造られた「竜神の湯」、鎮守の森をイメージして木で造られた「縄文の湯」という2つの浴室があり、週替わりで男女交互で使用されています。ともに内湯から連なった広大な、開放感ある露天風呂が魅力です。
温泉について紹介しますと、源泉名は竜ヶ窪温泉。泉質はナトリウム-塩化物温泉。源泉温度54.6℃。湧出量200L/分(動力)。PH 7.4。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年12月22日付)は、Li 0.1、Na 2129、K 142.3、NH4 6.1、Mg 27.2、Ca 248.9、Sr 3.1、Ba 1.7、Mn 0.2、Fe(II) 0.4、F 0.3、Cl 3949、Br 19.6、I 3.7、SO4 9.6、HCO3 96.2、メタケイ酸 121.2、メタホウ酸 139.0、遊離CO2 26.5 など、ガス性除く成分総計は6897mg/kgです。
循環湯ではありますが、温まりは良く、泉質的にも素晴らしい温泉です。この温泉が無くなるのは誠に残念であり、何とか維持してほしいものです。
開業23年となれば、施設の老朽化は否めず、維持管理も大変だとは思いますが、今年の春には公式ホームページもリニューアルされ、これほどの経営難とは思いもよりませんでした。
津南町が所有する温泉であり、今後町としてどうしていくのか見守るしかありません。温泉が維持できますよう町の英断を期待しましょう。
「竜神の館」は、平成9年にオープンした津南町の温泉施設で、津南町が53%出資する第三セクター「竜ヶ窪温泉」が運営してきましたが、経営難が続いていたとのことです。
そのような状況の中、6月には新潟・山形地震により浴槽が損傷して休業を余儀なくされ、9月以降は週末のたびに悪天候が続き、10月の台風が追い打ちをかけ、一番の稼ぎ時の集客が落ち込みました。
収益は急激に悪化し、赤字が膨らんで業績の回復が見通せず、営業継続が困難になってしまいました。そのため、通常でも集客が鈍る冬を前にして、11月20日を最後に営業を休止することになったそうです。
運営してきた第三セクターも11月中に解散するとのことであり、現状では営業再開は難しい状況です。休業中も施設の維持管理費はかさむため、このまま閉館になる可能性も高くなりました。
これまで町は指定管理者の第三セクターに対して管理委託料を一度も払っていなかったというのは驚きです。また、町は第三セクターの一番の株主でありながら、町に窮状を訴えても支援はなかったそうであり、町の責任も問われそうです。今後町がどう判断するのかが注目されます。
開業して23年になる「竜神の館」。信濃川が作り出した雄大な河岸段丘の上にあります。開業当初から好きな温泉であり、家族で何度も訪れました。前には地元の農産品の直売所があり、名水百選で知られる「竜ヶ窪」もすぐ近くです。
私のホームページの記事の写真に写っている幼児は私の末娘であり、家族で巡った県内の温泉の中でも思い出深い温泉です。
建物の外観、浴室、露天風呂ともデザイン的に特徴があり、ひとつの芸術作品ともいえます。竜神伝説をもとに、竜神を模して岩で造られた「竜神の湯」、鎮守の森をイメージして木で造られた「縄文の湯」という2つの浴室があり、週替わりで男女交互で使用されています。ともに内湯から連なった広大な、開放感ある露天風呂が魅力です。
温泉について紹介しますと、源泉名は竜ヶ窪温泉。泉質はナトリウム-塩化物温泉。源泉温度54.6℃。湧出量200L/分(動力)。PH 7.4。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年12月22日付)は、Li 0.1、Na 2129、K 142.3、NH4 6.1、Mg 27.2、Ca 248.9、Sr 3.1、Ba 1.7、Mn 0.2、Fe(II) 0.4、F 0.3、Cl 3949、Br 19.6、I 3.7、SO4 9.6、HCO3 96.2、メタケイ酸 121.2、メタホウ酸 139.0、遊離CO2 26.5 など、ガス性除く成分総計は6897mg/kgです。
循環湯ではありますが、温まりは良く、泉質的にも素晴らしい温泉です。この温泉が無くなるのは誠に残念であり、何とか維持してほしいものです。
開業23年となれば、施設の老朽化は否めず、維持管理も大変だとは思いますが、今年の春には公式ホームページもリニューアルされ、これほどの経営難とは思いもよりませんでした。
津南町が所有する温泉であり、今後町としてどうしていくのか見守るしかありません。温泉が維持できますよう町の英断を期待しましょう。