暑い夏こそ「塩の湯温泉」
梅雨前線が活動を続け、雨が降りしきるなか、
「暑いときこそ熱い温泉」ということで、これまで何度も記事にしていますが、今年も熱い温泉が恋しくなってしまいました。
新型コロナでストレスがたまり、
熱い温泉と言えば「かのせ温泉 赤湯」が筆頭ですが、その次と言えば、ここではないでしょうか。
ということで、国道113号線を快適に走り、
下足棚に靴を入れ、スリッパに履き替えて入館。
券売機で入浴券(350円)を買い、受付に提出します。
なお、現在営業時間が短くなっていますのでご注意ください。
早速浴室へ。
浴室前に湯温が掲示されていますが、この日の男湯は44.8℃でした。なかなかいい温度ですね。
浴室には7~8人の客がおられ、
ここの洗い場には固形石鹸しかありませんので、
浴室内には、窓際に中央部が膨らんだ細長い浴槽がひとつあるのみで、壁際には洗い場が並んでいます。
浴槽の左側に注湯口があり、高温の源泉が注がれています。
注湯口に近い方は湯温が高く、
今回の湯温は44℃台ですので、それほどの熱さでもなく、
焦げ茶色~黒色に濁った湯は、アンモニア臭・ヨード臭が強く、
しばし湯を楽しみ、「サンセット中条」へと移動しました。
こちらも浴室前に湯温の掲示がありますが、この日の湯温は46.1℃でした。なかなかの温度ですね。
高温である旨は掲示してありますので、初心者は「ふれあい館」
「適温を御希望の方は、隣のふれあい館へどうぞ」と書かれていますが、一般的には「ふれあい館」も十分熱すぎであり、これが「塩の湯温泉」の魅力でもあります。
脱衣場は無人でした。
狭い浴室には数人の客がおられ、ここも撮影できませんでしたので、前回のブログで使用した写真を載せます。
ここの浴室には、源泉浴槽、水風呂、サウナ(別料金)
浴槽はかなり小さく、3人位で満員でしょうか。小さな浴槽に高温の源泉が注がれています。
浴槽に足を湯に入れますと、かなりの熱さです。老化により私の皮膚感覚は鈍くなり、
でも、ここで引き下がる訳にはいかず、
過ぎたるは及ばざるが如しですので、熱さを我慢すれば良いわけではありません。皆さん無理はなさいませんように。
さて、源泉は、①N20-4、②N21-5、③N21-6、④N21-7の4本です。泉質は、①ナトリウム-塩化物強塩温泉、②含鉄(II)-ナトリウム-塩化物強塩温泉、③ナトリウム-塩化物強塩温泉、④含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉。源泉温度は、①72.0℃、②76.2℃、③62.0℃、④73.4℃。湧出量は、①測定不能、②690L/分、③690L/分、④690L/分。ガス性除く成分総計は、①34380mg/kg、②35850mg/kg、③35910mg/kg、④36890mg/kgです。
各成分については書ききれませんので割愛しますが、アンモニウムイオン、臭素イオン、よう素イオンの多さが特筆され、鉄イオンも豊富に含みます。
なお、よう素イオンは、①97.3mg/kg、②80.4mg/kg、③83.8mg/kg、④86.7mg/kgと、いずれもよう素泉の基準(10mg/kg)をはるかに超えますので、①、②、③とも、泉質名に「含よう素-」が付くのが正しい泉質名です。
そのほか、メタケイ酸、メタホウ酸も多く、ストロンチウムイオンも温泉の基準を超えます。②では鉄イオンを27.4mg/kgと豊富に含み、鉄泉の基準(20mg/kg)を超えて、新潟県内では貴重な含鉄泉となっています。
源泉温度が高いため加水して温度調整する場合がある。浴室は毎日清掃し、温泉水は毎日入れ換えしている。循環ろ過を一切していない。年1回レジオネラ菌及び大腸菌群検査を実施し、いずれも検出されていない。と掲示されています。
温まりの良さは尋常ではなく、湯上がりには汗が引きません。冷房の効いた休憩所で水分補給しながらクールダウンしました。
なお「サンセット中条」側に食堂があるのですが、11時半から13時半までと営業時間が短いのが難点です。
なまった体、狂った自律神経をリセットするには、