月岡温泉独り占め ちょっと薄味「ほうづきの里」

 硫化水素臭とエメラルドグリーンが恋しくて、最近行ったばかりですが、再び月岡温泉に行って来ました。
 先回は「美人の泉」でしたので、今回は「ほうづきの里」にしました。ここに前回行ったのは昨年春でしたので、随分とご無沙汰してしまいました。

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 ここの難点は、月岡温泉街の最奥にあって行きにくく、駐車場への道が狭くてわかりにくいこと。そして、閉館時間が早いことです。でも、閉館間際に行きますと、独り占めの入浴がてきるのが魅力です。

 ということで、先日たまたま早く体が空きましたので、久しぶりに行ってみることにしました。営業は19時までで、最終受付は18時半ですので、大急ぎで駆けつけました。

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 18時20分頃の入館で、間に合って良かったです。

 入館料は、大人620円、子供310円ですが、夕方16時以降は夜間割引きで460円です。微妙に値上げされたのが残念です。

 さっそく浴室へ。

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 脱衣場は無人でした。

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 浴室内には先客が二人おられましたが、ほどなくして出て行かれました。私の後にもうひとり来られましたが、さっと入浴して出て行かれました。

 ということで、予定通りに独り占めの貸切入浴となりました。内湯は、岩造りの小浴槽と、普通の大浴槽があります。

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 壁際には洗い場が5ヶ所あり、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。

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 岩風呂の小浴槽。

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 浴槽縁から大量に掛け流しされていて、湯の鮮度も高く、気分良かったです。

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 湯温はいつもよりぬるめで、41~42℃程度でしょうか。硫化水素臭があり、ツルスベ感があり、苦くてまずい、まさに月岡の湯に違いはありませんが、ほぼ無色透明で、エメラルドグリーンは味わえませんでした。

 続いて大浴槽。

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 オーバーフローはなく、循環湯です。

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 こちらも、ほぼ無色で、湯温は低目で、40~41℃程度に感じられました。

 源泉名は、月岡5号井、月岡6号井。泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。月岡5号井/月岡6号井それぞれ、源泉温度 50.4℃/49.5℃、使用位置42.0℃。湧出量 440/141L/分、PH 8.0/7.6。

 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成25年7月24日分析)は、月岡5号井/月岡6号井それぞれ、Li 0.3/0.3、Na 1097/1107、K 22.6/22.8、NH4 6.7/6.9、Mg 22.1/21.8、Ca 50.2/49.5、Sr 2.4/2.4、Cu 0.0/0.1、Zn 0.0/0.2、F 2.7/2.7、Cl 1059/953.3、Br 4.9/5.0、I 1.3/0.9、HS 71.5/79.3、S2O3 41.4/26.0、SO4 575.1/596.5、HPO4 0.4/0.0、HCO3 482.1/485.1、メタケイ酸 40.3/43.5、メタホウ酸 14.6/14.4、遊離CO2 8.1/20.4、遊離H2S 8.1/22.6、などで、ガス性除く成分総計は3494/3418mg/kgです。

 加水は行わず24時間月岡源泉を供給、入浴に適した温度に保つため加温、掛け流し(年間を通じ約20L/分)、月岡源泉固有事情の中間浮遊物除去のため濾過設備を稼働、入浴剤の使用なし、清掃時衛生管理のため次亜塩素酸ソーダを使用、毎月の清掃や浴槽の換水、衛生検査の実施については県条例を順守と掲示がありました。

 今回はエメラルドグリーンではなく、無色であったのが残念でしたが、味・臭い・肌さわりは月岡の湯に間違いなく、無色というのは逆に湯の鮮度は良かったのかもしれません。

 岩風呂での掛け流しの湯。各浴槽を独り占め。月岡の湯を閉館間際まで、思う存分に楽しみました。

 係りの人が閉館準備を始め、居づらくなってきましたので、閉館5分前に退館しました。私が帰るのを待っておられたようで、、申し訳ありませんでした。

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