夏といえば 冷やし足湯 「酒呑童子の湯」

 燕市の国上山の麓にある道の駅国上の裏に「酒呑童子の湯」という無料の足湯があります。

DSC_8090x.JPG
 “コロナ休み”を明けて、6月2日より再開されています。

DSC_8080-crop.JPG
 月曜日は休館ですが、火曜から日曜までの10時から17時30分まで無料で利用できます。

 2005年10月23日にオープンしましたが、裏の高台にある日帰り温泉「てまりの湯」で使用されている源泉(長崎温泉)が掛け流しで使用されています。以前のブログでも書きましたが、湯の鮮度は高く、利用するたびに、足湯だけではもったいなく感じています。

 この足湯では、7月21日から8月30日まで、夏季に恒例の“冷やし足湯”をやっています。2017年に始まり、今年で4年目になります。

img054-crop.jpg
 源泉温度21℃の長崎温泉を、非加熱で掛け流して、“冷やし足湯”として楽しんでもらおうという趣向です。気温が28℃以下の日には加熱した足湯になります。

 道の駅を覗いて、裏の足湯に向かいました。

DSC_8065.JPG
 裏の広々とした空間に、足湯のある建物があります。

DSC_8066.JPG
 足湯には数人の客がおられ、冷たい足湯を楽しんでおられました。

DSC_8088.JPG
 座席は一人おきに座るようになっていて、密接が避けられています。

DSC_8069x.JPG
 21℃の足湯は大変気持ちよく、通常の温かい足湯以上に楽しめました。

DSC_8072.JPG
 酒呑童子ということで、源泉は鬼の口から大盃に注がれ、それが浴槽に流れ落ち、反対側から掛け流されています。

DSC_8075.JPG
 本当に気持ちよく、冷えた足の血液が全身を冷やしてくれるように感じます。

DSC_8077.JPG
 源泉名は長崎温泉。泉質は単純硫黄冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)。源泉温度20.8℃。湧出量50L/分(動力)。PH 8.2。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年6月27日付)は、Li 0.0、Na 243.9、K 1.4、NH4 2.2、Mg 2.6、Ca 34.2、Sr 0.4、Ba 0.4、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.3、Cu 0.0、Zn 0.0、F 1.6、Cl 390.3、Br 1.4、I 0.6、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 1.2、HSO4 0.0、S2O3 4.0、SO4 2.9、HPO4 0.0、HCO3 78.7、CO3 3.0、メタケイ酸 31.1、メタホウ酸 7.4、遊離CO2 0.3、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は807.6mg/kgです。

 源泉は非加熱・非加水・塩素消毒なしでかけ流されています。無色透明ですが硫化水素臭があり、鮮度の高さを実感できます。

DSC_8079.JPG
 「てまりの湯」は、加熱・循環・消毒されていて、温泉としての味わいが乏しくなっていますが、足湯では生の源泉そのままを味わうことができます。

 この冷泉に全身浸かりたいという欲求を抑えながら足湯を後にしました。

 非加熱の源泉そのままを楽しめる貴重な“冷やし足湯”を楽しめるのは今だけです。皆様もいかがでしょうか。
 
 


 

この記事へのトラックバック