さすがに温泉 侮れず 「馬下保養センター」

 先日、仕事帰りに五泉市の「馬下保養センター」に行ってきました。今年の5月以来ですので、3ヶ月ぶりです。

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 国道49号線から馬下橋を渡って対岸へ。すぐに左折しますと咲花温泉ですが、少し直進して左折し、磐越西線の踏み切りを渡ってしばらく進み、案内板に従って左折。少し進んで左折し、坂道を上って進んだ突き当りの左側に「馬下保養センター」があります。
 国道49号線からみますと、阿賀野川対岸の高台に位置し、駐車場からは阿賀野川を見下ろすことができます。
 温泉のすぐ手前の右側には特別養護老人ホーム「菅名の里」があります。ちなみに、この老人ホームの浴室には「馬下温泉」が引いてあるそうで、これは魅力ですね。

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 玄関先にはこんな掲示があります。

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 県外者は利用できませんので、ご注意ください。

 下足箱に靴を入れ、左手にある受付で検温を受け、500円払って入館します。下足箱には鍵がありませんので、入れた下足箱の番号を覚えておいてください。恥ずかしながら私は忘れて困ったことがありました。

 廊下を直進した右手に浴室があります。

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 脱衣場には脱衣棚に脱衣籠。鍵付きロッカーもあります。

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 洗面台にはドライヤーがあります。

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 浴室には先客が3人おられましたが、しばらして順に帰られ、以後独り占めの入浴を楽しみました。

 浴室内は、窓際に大浴槽がひとつあるのみです。

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 注湯口からはドバドバとお湯が注がれていますが、オーバーフローはなく、循環式です。

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 大きなガラス窓で、明るく開放感があります。窓は湯気で曇っていましたが、こんな眺めが見えます。

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 湯は無色透明無味無臭ですが、トロトロ感があります。

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 湯温は41.8℃を表示していました。

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 洗い場は両側の壁際に4カ所ずつ、計8カ所です。ボディソープとリンスインシャンプーがあります。

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 源泉名は馬下温泉。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)、源泉温度29.2℃、使用位置42℃です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年4月17日分析)は、Li 0.4、Na 386.7、K 4.6、NH4 0.7、Mg 2.7、Ca 320.4、Sr 4.3、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.1、Fe(II) 0.3、Cu 0.0、Zn 0.0、F 2.0、Cl 383.2、Br 1.0、I 0.8、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 1014、HPO4 0.0、HCO3 53.7、CO3 0.0、メタケイ酸 28.5、メタホウ酸 5.4、遊離CO2 0.9、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は2209mg/kgです。

 加水なし、入浴に適した温度に保つため加温、温泉資源の保護と衛生管理のため、ろ過装置を使用し循環、入浴剤使用なし、衛生管理のため塩素系消毒剤を使用と掲示されています。
 そのほか自主衛生管理として、毎日浴槽の湯を入れ替え、常に浴槽より温泉を溢水させ排水、毎夜間浴槽内の洗浄、毎朝、日中に浴室、脱衣所の清掃を実施という掲示もありました。

 湯は無色透明無味無臭であり、特徴は感じられませんが、トロトロ感はあります。すぐ近くに硫黄泉の名湯・咲花温泉がありますが、泉質は全く違います。

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 一見、温泉としての魅力は乏しく感じてしまいますが、温まりの良さは抜群であり、温泉のパワーを実感できます。

 実は、先客が3人おられたと書きましたが、その先客が退室して独り占めになるのを、お湯に出たり入ったりして待っていたのですが、温まりの良さにダウンしそうになりました。
 シャワーで水を浴びたりして、独占入浴の時間を待ちました。待った甲斐があって、浴室の独り占めは気持ち良かったです。
 浴室の写真を撮影するには、他の客がいないのが条件ですので、そのチャンスを待つのも一苦労です。

 長時間湯に浸かって、頭は強制的に空になり、一過性ではありますが、ストレスを解消できました。頭はふらふら、湯上りの汗が引かないで困りました。
 
 休憩用広間は無人。

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 閉館間際ということもあってか私が退館するまで次の客は来られず、気兼ねなく温泉を楽しめて良かったです。

 外に出ますと真っ暗。日が随分と短くなりましたね。西の空には夕焼けが残っていました。

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 ペットボトルの水を飲みながら、エアコン全開で帰路につきましたが、汗がなかなか引かないで困りました。天然温泉のパワーは侮れませんね。



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