寒波襲来 遠出できずに 安田温泉「やすらぎ」

 まだ12月というのに、今週は最強の寒波が襲来し、上越・中越の山沿いではいきなりの大雪となりました。幸い新潟市周辺は大した積雪にはなりませんでしたが、寒さは厳しく、体は冷え込んでいます。

 冷えた体を温めるには温泉が一番ですので、寒波襲来中の先日、仕事帰りに温泉で温まってきました。
 凍結道路は怖いですので、なるべく近くの温泉ということで、近くの安田温泉「やすらぎ」にしました。つい最近も行ったばかりで、新味はないのですが、近くて便利ということで我慢しましょう。

 寒風が吹き、つるつるに凍りついた道路をゆっくり進み、「やすらぎ」に到着しました。

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 玄関で迎えてくれる招き猫に一礼して入館。

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 券売機で入浴券を買って受付へ。通常料金850円ですが、平日17時以降は夜間割引で600円(タオルセット付)ですのでお得です。
 赤外線モニターで検温を受け、下足箱の鍵と引き換えにロッカーの鍵とタオルセットを受け取ります。

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 さっそく浴室へ。

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 各種浴槽がある内湯で温まります。ジェット浴槽、寝湯、大浴槽、小浴槽と取り揃えています。サウナは賑わっていましたので自粛しました。

 私が好きなのは高温の小浴槽ですが、この日の湯温は44.1℃。

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 一般的には十分に高温なのですが、老化してなまった皮膚感覚ではぬるく感じてしまいます。
 もっとも、これくらいで熱がっているようですと「塩の湯温泉」には行けませんけどね。

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 浴槽が小さいですので、1人入っていると遠慮してくれますから、独り占めで楽しめるのも良いですね。しばし体を温めて、露天風呂へ移動しました。

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 いつもの中温浴槽の隅の、浴槽内加熱源泉注入口で背中をあぶってまったり。

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 雪見風呂といきたかったのですが、冬季で戸が閉められていて、何も見えないのは残念でした。冬季は寒風を避けるには仕方ないですね。

 強塩泉とはいえ、この温泉はぬるめが特徴です。男湯の場合は、大・中・小と3つの浴槽があり、温度設定が異なりますが、一番高温の小浴槽でも40~41℃とぬるめです。

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 ぬるい強塩泉といえば、かつては「天神の湯」がありましたが、一番ぬるい大浴槽に浸かっていますと、「天神の湯」を思い出します。

 ぬるめとはいえ、ガス性除く成分総計が28740mg/kgのナトリウム-塩化物強塩泉(新しい基準では含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩泉)ですので、じんわりと体の芯から温まってきます。ヨード臭、アンモニア臭が漂い、鉄分が多く茶濁りした湯は、存在感抜群です。
 浴槽内には加熱源泉の注入がありますが、中央の柱の所から非加熱源泉(源泉温度27.6℃)が注がれ、各浴槽に分流されています。新源泉が注がれた分はオーバーフローされて掛け流されています。

 内湯は源泉ではなく、五頭山系からのミネラル豊富な伏流水(要するに地下水
ですが、カルキ臭することもなく、気持ち良く入浴を楽しめます。

 十二分に温まり、湯上りにはワンパターンですが、いつものこれ。

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 100円はありがたいですね。

 広間でひと休みしてクールダウン。

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 クリスマスの飾りがありましたが、今年はクリスマスを楽しむ気分にはなりません。

 さて、2階には、玉川温泉の北投石や玉川温泉の焼山石などを使用した岩盤浴のほか、地元「村杉産の薬師石」を使用した「ラドン、ラジウム展望風呂」があるのですが、別料金(1300円)ですので利用したことはありません。
 劇場「かわら座」では大衆演劇の公演が行われているようですが、これも見たことはありません。

 昔の瓦工場を改修した巨大な施設には様々な設備があり、宴会や宿泊もできます。館内に漂う昭和の空気感、B級の雰囲気も魅力的であり、昔あったヘルスセンターを髣髴させます。

 食事処はセルフサービスですがメニューは豊富であり、「ゆたからサーモン」や「あがの姫牛」など、地元産の食材の料理も楽しめます。

 健康ランドが県内から姿を消し、1日ゆったりと過ごせるこの手の施設は今や貴重です。のどかな農村の中で、癒しの場として発展していただきたいです。

 湯上りの汗はなかなか引かず、汗を拭き拭き家路を急ぎました。さすがに温泉のパワーは違いますね。

(追記)
 年末年始の営業時間の変更があり、12月21日から1月20日まで、営業時間は10時から21時までになります。12月31日のみ10時から20時までです。12月30日から1月5日までは、夕方割引がありませんのでご注意下さい。

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