ちょっと遠回りして..聖籠観音の湯「ざぶーん」

 仕事帰りのひと風呂の話題ですが、毎度おなじみの「花水」では申し訳ないので、今回は「ざぶーん」にしましょう。またかとお思いでしょうが、お付き合いください。

 先日の夜、前日の泊まり勤務の疲れをとるため、聖籠町の「ざぶーん」に寄ってきました。前回行ったのが昨年12月でしたので、2ヶ月ぶりになります。

 新発田市街を通り抜け、国道7号線を通らない近道をして、裏側から「ざぶーん」に到着しました。

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 平日夜ではありましたが、駐車場はそれなりに埋まっていました。

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 玄関を入りますと体温測定のモニターがあり、体温チェックと手の消毒を行って入館します。

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 下足箱の靴の鍵と引き換えに受け付けします。入館料はタオルセット付で750円ですが、私は某スーパーのポイント券がたまっていましたので、ポイント券2枚で入館しました。

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 浴室は左が「聖の湯」、右が「観音の湯」で、奇数日・偶数日で男女が入れ変わります。この日の男湯は、左側の「聖の湯」でした。
 浴室の構成に違いがあり、「聖の湯」には、大浴槽、気泡浴、寝湯、打たせ湯、サウナ、水風呂、露天風呂、「観音の湯」には、大浴槽、歩行浴、圧注浴、サウナ、水風呂、露天風呂があります。
 露天風呂の雰囲気は大きな違いはないですが、内湯の雰囲気は大きくい異なり、どちらが良いかは人それぞれでしょう。
 洗い場は仕切り付きで、ボディソープ、リンスインシャンプーがあります。

 浴室に入りますと、洗い場があり、体を洗って大浴槽へと向かいましたが、もうもうと湯気が充満し、視界不良でした。
 湯気の中に数人の客がおられ、空いている場所を選んで温まりました。浴槽は浅めで、体を少し傾けないと肩まで浸かれません。
 浴槽内の加熱源泉注入口で背中をあぶって温まりました。湯温計は41.5℃を表示しておいましたが、数字よりは熱めに感じました。

 温まったところで露天風呂に移動。ここも2人ほどの先客がおられ、空いている場所を選んで温まり、しばしの雪見風呂を楽しみました。

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 寒風が吹き抜け、頭は寒々ですが、体はポカポカです。

 この温泉には外国の方の利用も多く、館内にはロシア語の掲示があったりしますが、この日も外国の方とご一緒しました。日本の温泉文化を楽しまれて何よりと思います。

 と、あれこれ思いながら湯に浸かっていますと、若者が二人来られておしゃべりを始めましたので、退散しました。以前に「若者よ、黙浴せよ」という記事を書きましたが、皆さん「黙浴」しましょうね。

 内湯にはドライサウナがありますが、リスク回避のため利用しませんでした。もっとも、強塩泉
の温まりの良さで、サウナの必要性は感じません。

 さて、源泉名は聖籠観音の湯(新源泉)。泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。泉温45.5℃、使用位置42℃。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成31年1月24日分析)は、Li 4.1、Na 10510、K 128.5、NH4 125.3、Mg 78.0、Ca 329.2、Sr 7.2、Ba 3.5、Al 0.1未満、Mn 0.2、Fe(II) 1.4、Fe(III) 0.1未満、Cu 0.1未満、F 0.4、Cl 17330、Br 121.5、I 71.4、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.2、HSO4 5.0未満、SO4 5.0未満、HCO3 1058、CO3 1.0、メタケイ酸 88.1、メタホウ酸 335.1、メタ亜ヒ酸 0.1未満、遊離CO2 141.0、遊離H2S 0.1未満 など、ガス性除く成分総計は30190mg/kgです。

 季節により温度調整のため加水・加温、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を行っているとのことです。

 湯は淡褐色透明で、アンモニア臭・よう素臭が入り混じった芳香があり、なめれば塩辛く、ツルスベ感のある濃厚な湯です。
 湯上がりはべたつきを感じますので、邪道ではありますが、軽く掛け湯をした方が良いかと思います。

 湯温は高温ではないのですが、さすがに県内有数の強塩泉ですので、ゆっくりと浸かっていますと、体の芯から温まり、湯上がりの汗はなかなか引きません。

 浴室前の広間は空いていましたので、しばしクールダウンして退館しました。

 寒いときには強塩泉が一番ですね。風雪吹き荒れる悪天候の中、新々バイパスを注意深く車を進めました。

 

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