温泉熱でウィスキー！ かのせ温泉「赤湯」

　先日の新潟日報記事によりますと、新潟市西蒲区の新潟麦酒は、阿賀町の「赤湯」の隣に、温泉熱を利用したウイスキーの蒸留所を建設するそうです。

　「赤湯」隣にあり休館中の「角神湖畔レクレーションセンター」を改築して蒸留器2基を設置し、温泉熱を活用して蒸留するそうです。
　樽詰めは西蒲区の本社で行いますが、樽の貯蔵は休館中の「奥阿賀ふるさと館」を使用するそうです。

　「赤湯」の源泉温度は59.5℃ですので、蒸留のために80℃まで加熱して使用するそうですが、ガス代が少なくて済み、コスト削減になるとのことです。

　「赤湯」といえば、高温の源泉をそのまま注いだ「あつ湯」が名物。内湯は熱すぎて、浸かれないことも多いですが、その高温の源泉を利用しての蒸留とはいいアイデアですね。
　遊休施設の活用になりますし、話題作りにもなります。経営難で閉鎖が続く阿賀町の温泉の活性化につながることを期待します。

　蒸留所は8月に着工し、秋に稼働。半年～1年後の出荷を目指すとのことで、ほとんどは海外に輸出される予定だそうです。
　樽詰め、熟成など、ウイスキー作りは大変だと思いますが、軌道に乗ると良いですね。どうなるか見守りましょう。

人気ブログランキング