水風呂増設! 安田温泉「やすらぎ」

 阿賀野市の安田温泉「やすらぎ」は、仕事帰りのひと風呂ということで、夜間割引を利用して度々利用させていただいています。
 日帰り利用のほか、宿泊できますし、2階の「劇場かわら座」では大衆演劇の公演をやってます。岩盤浴もやってますし、食事処「阿賀屋」のメニューも豊富です。地元の農産物も販売している売店も充実しています。
 豪華さというものは感じられませんが、なんとも言えぬ庶民的な空気感、B級の雰囲気が魅力です。
 
 ということで、このブログに度々登場し、その変遷を見守っていますが、最近水風呂が増設されたとの情報を掲示板にいただき、確認のため、先日の夜、仕事帰りに利用させていただきました。前回は6月でしたので、2か月ぶりの利用です。ずいぶんとご無沙汰してしまいました。

 駐車場に車をとめて玄関へ。

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 玄関を入りますと、招き猫が迎えてくれます。

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 下足箱に靴を入れ、券売機で入浴券を購入し、受付します。

 入館料は、大人850円、子供(3歳~小学生)400円でタオルセット付です。館内着は100円です。幼児はタオルなしで、2歳が300円、1歳が200円と年齢で細かく刻んでいるのは珍しいですね。
 平日の17時からは夜間割引ということで、タオルセット付で600円と、今の時代では大変お得になっていますので、この時間帯の利用がお勧めです。 
 2階の岩盤浴の岩盤「玉川」の利用は、90分で、岩盤浴のみは1300円、温泉入浴とのセット券は1650円です。

 入浴券と下足箱の鍵と引き換えに、タオルセットとロッカーの鍵を受け取ります。コロナ後はタオルバッグが廃止され、ビニール袋入りになりました。

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 売店・大広間を横目に浴室に向かいます。

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 右が女湯、左が男湯です。入口の左に観音様がありますので、お参りしましょう。いいことがあるかもしれません。

 脱衣場のロッカーはいたずらに数が多くて496もあります。

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 浴室に入りますと、男湯の場合は、左に仕切り付きの洗い場がずらりと並び、ボディソープ、リンスインシャンプーが置いてあります。ほかにシャワーブースもあります。

 右手手前にドライサウナと水風呂。その奥にジェットバス、寝湯が並んでいます。

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 さらにその奥に、大浴槽と高温の小浴槽があります。これらの内湯は温泉ではなく、“ミネラル豊富な五頭の伏流水”で、早く言えば地下水の沸かし湯です。

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 私は高温の小浴槽が好きなのですが、今回は43.5℃とそれほど熱くありませんでした。

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 夏向きの設定なのでしょう。

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 内湯を楽しんだ後は、露天風呂に移動。

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 ここは温泉で、茶褐色に混濁した湯が満ちています。男湯の場合は浴槽は大中小と3つあり、大はぬるめ、小は熱め、中は中間ということになっていますが、小と中の温度差はそれほどありません。

 浴槽内に加熱源泉の注入がありますが、中央の柱から非加熱源泉が注がれており、各浴槽に分流されています。

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 注がれた分はオーバーフローされ、この分は掛け流しということになりましょうか。

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 私が好きなのは中浴槽で、浴槽内加熱源泉注入部で背中炙りするのが好きです。

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 温度は40.1℃といつもよりぬるめ。猛暑向けに低い設定なのでしょうか。

 そして、ぬるい大浴槽。

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 こちらはいつもより熱めに感じました。気温が高いので湯が冷めないのかもしれません。

 源泉名は安田温泉、泉質はナトリウム-塩化物強塩泉、源泉温度27.6℃、湧出量は200L/分、PH6.9です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成15年8月7日付)は、Li 1.1、Na 9261、K 521.1、NH4 219.2、Mg 196.4、Ca 349.5、Sr 3.8、Ba 1.9、Al 2.9、Mn 0.3、Fe(II) 16.2、Cu 0.2、F 0.1未満、Cl 16480、Br 80.8、I 41.6、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.2、HSO4 5未満、SO4 5未満、HCO3 1481、CO3 0.9、メタ珪酸 79.0、メタ硼酸 10.6、遊離CO2 312.7、遊離HS 0.1未満、などで、ガス性除く成分総計は28740mg/kgです。

 注がれる非加熱源泉は透明ですが、鉄分が浴槽内で酸化されて赤茶けた濁り湯になっています。アンモニア臭を感じる茶褐色に混濁した湯は、塩辛さの中に甘さも感じられます。
 下越地方海岸部の強塩泉群と同様に、アンモニウムイオン、臭素イオン、よう素イオンの多さが特徴的な源泉ですが、源泉温度が低めで、ぬるい源泉を楽しめるのが魅力です。かつては「天神の湯」というぬるい強塩泉があったのですが、閉館して久しくなります。そういう意味でもこの温泉は貴重です。
 また、第二鉄イオンは16.2mg/kgと鉄泉の基準(20mg/kg)には若干足りないものの豊富に含み、茶濁りの元となっています。よう素イオンは、41.6mg/kgとよう素泉の基準(10mg/kg)以上含みますので、新しい基準では含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉になります。

 平成15年分析の古い情報しかなく、最新の分析表の掲示があると良いのですけれど、大きな変化はなさそうに思います。

 この露天風呂は塀に囲まれていますので、景色は見えません。塀際のかつて水車があった場所の“お立ち台”に上がりますと、田園風景が見渡せます。

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 眼前に緑鮮やかな田んぼ。左手に白山・粟ヶ岳、右手に秋葉山が見渡せます。ただし、塀のすぐ下は道路ですので、身を乗り出しますと、外から丸見えです。

 さて、今日の本題に移りましょう。内湯にはドライサウナがあり、コロナ後に各温泉施設が導入している独り用のサウナマットを使用します。ホームページには20人利用と書かれれていますが、20人入るとは思えませんし、蜜になりますのでご注意ください。

 そして、水風呂。これまでの小さな扇型の水風呂に加えて、木製の水風呂浴槽が設置されていました。

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 いかにも急ごしらえに設置したという雰囲気が「やすらぎ」らしさを感じさせます。
 これまでの水風呂は狭く、増設の要望に応えたということなのでしょう。大きさは、無理すれば2人位は入れそうですが、他人と二人で仲良く利用する趣味も勇気もありません。
 大量にオーバーフローされているわけでもないですので、他人が浸かった後にすぐに利用するのは気が引けます。まあ、お好きな方はどうぞご利用ください。

 湯上りには、浴室横に休憩所があり、マッサージ椅子やテーブルが置いてあり、休息できます。

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 今日もこれ。

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 100円はお得です。

 しばし休息して退館しましたが、何とも言えない魅力にあふれた温泉です。平日夜間ですと、タオルセット付で600円とお得ですので、通りすがりにどうぞ。

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