久しぶりに 「いい湯らてい」

 先回「嵐渓荘」の話題を提供しましたが、今回はそのすぐ近くにある八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」をご紹介します。
 前回訪問したのは、昨年の9月でしたので、1年以上ご無沙汰してしまい、久しぶりの訪問になります。
 ここは2000年4月1日にオープンし、その翌日に利用しましたが、その後の変遷は前回のブログに書いてありますので、是非ご覧ください。

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 三条市街から国道289号線を道なりに進み、下田市街を抜け、ひたすら進みますと、やがて巨大な岩壁の八木ヶ鼻が見えてきます。
 八木ヶ鼻を左に見ながら橋を渡りますと、右に「かもしか病院」があり、左に「いい湯らてい」があります。

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 玄関を入り、左側にある下足箱に靴を入れ、鍵と引き換えに受付します。

 入館料は、タオル付きで大人900円、小学生600円ですが、午後5時以降は、夜間割引で大人700円、小学生400円です。館内着は150円です。
 私は「温パラ」のクーポンがありましたので、館内着を無料で付けてもらいました。
 なお、1時間以内の利用の「ショートタイム」というのがあり、この場合は大人600、小学生400円で、午後5時以降は大人550円、小学生300円です。
 入館料が100円引きになるネット会員制度や、10ポイントで入湯税の150円で入館できる優待券がもらえるポイントカードがあり、各種回数券もありますので、常連さんには便利です。

 ロビー奥の階段を上がって中2階にある浴室へ行きます。

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 左が「数奇の湯」、右が「和楽の湯」で、奇数日・偶数日で男女が入れ替わります。この日の男湯は、右側の「和楽の湯」でした。

 脱衣場の洗面台は、脱衣場から仕切られていて、ドライヤーのほか、整髪料等もあって、充実しています。

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 浴室内は撮影できませんので、写真はありません。

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 浴室に入りますと、掛け湯、大浴槽、ジャグジー風呂、寝湯、足湯など、多彩な浴槽があります。
 ミストサウナ、ドライサウナ、水風呂もありますが、コロナ対策で、ミストサウナは2人まで、ドライサウナは6人までに制限されています。

 洗い場は、仕切り付きで、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。垢擦りが置いてあり、自由に使えるのはありがたいですね。

 大きなガラス窓からは八木ヶ鼻が正面に見え、開放感があります。内湯からも窓越しながら景色が見えるのは良いですね。

 身体を洗って内湯にゆったりと浸かりました。ジャグジー浴槽と寝湯には数人の客がおられましたが、通常の広い浴槽部分には誰もおらず、独り占めの入浴を楽しみました。
 無色透明の湯は、薬味があり、 湯温は41.5℃。温まりは良かったです。

 ゆったりと楽しんだ後は露天風呂に移動。数段の階段を降りますと、正面に小さな露天風呂があります。
 無人でしたので、早速この浴槽に浸かりました。眼前には八木ヶ鼻があり、その雄姿に圧倒されます。

 さらに数段の階段を降りますと、大きな露天風呂があります。屋根付きの露天風呂は、温まりも良く、八木ヶ鼻を眺めながらの入浴は最高です。
 また、少し離れて隣には浅い露天風呂があり、寝湯として利用します。ここには屋根はなく、開放感があり、眺めの良さは、泉質を論じる以上に素晴らしいです。

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 源泉名は、八木ヶ鼻温泉。泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)、源泉温度は、61.2 ℃です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成26年8月22日分析)は、Li 0.1、Na 938.2、K 10.8、NH4 0.3、Mg 0.4、Ca 290.2、Sr 2.1、Fe(II) 0.2、F 5.1、Cl 236.8、Br 0.7、SO4 2329、HPO4 0.3、HCO3 59.9、CO3 0.4、メタケイ酸 49.9、メタホウ酸 3.9 など、ガス性除く成分総計は3928mg/kgです。

 急激な温度上昇に対応するため一時的に加水することあり、加熱あり、循環ろ過装置使用あり、塩素系薬剤使用あり、入浴剤使用なしとのことです。

 循環湯であり、泉質的には特に優れているとは言いがたいですが、多彩な浴槽があり、眺めの良さは、泉質を論じることなど無意味に思えるほどであり、総合的にいい温泉だと思います。

 館内には、休憩場所が各所にあって、ゆったりと過ごせます。ロビーで清涼飲料を飲みながら、外を眺めてクールダウンを図りましたが、湯上りの汗が引かなくて困りました。

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 ここから、地階にある休憩所を見下ろすことができました。休憩場所がたくさんあっていいですね。

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 1階奥の大広間で小休止し、その後は2階の休憩所のTV付安楽椅子でこの原稿を書きなから休息しました。

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 食事処をのぞいてみようと思ったのですが、私がいた時間帯は営業していませんでした。

 頃合いをみて退館しましたが、設備の充実度、眺め、泉質など総合して、優れた日帰り温泉だと思います。

 下田地区の奥にあり、通りすがりに立ち寄り湯という場所ではありませんが、市街地から離れて、転地効果を得るにはちょうど良い場所だと思います。

 これから紅葉がどんどん進みますと、ますます絶景を楽しめることでしょう。

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