ちょっと熱めの露天風呂 安田温泉「やすらぎ」

 阿賀野市の安田温泉「やすらぎ」は、2003年6月に瓦工場の敷地内で温泉の掘削に成功した温泉を利用して、2004年8月13日にオープンしました。
 古い温泉ファンならご存知と思いますが、かつて弥彦村にあった観音寺温泉の「やひこ乃ゆ」の経営者が運営し、当初の備品類は「やひこ乃ゆ」の物をそのまま使っていました。「やひこ乃ゆ」の名物おばあちゃんも「やすらぎ」に越してきて、売店におられたのを懐かしく思い出します。
 その後順次改修が行われ、2階に岩盤浴やステージ付きの大広間が整備されて現在に至ります。
 温泉も、オープン当初は5倍に加水・希釈されていましたが、その後希釈せずに源泉のまま使用されるようになりました。

 これまでの変遷については過去記事にいろいろありますので、ご覧いただければ幸いです。水車の回転方向で悩んだり、その水車が撤去されたり、ロッカーが一新されたり、サウナの熱帯魚がなくなったり、最近では「ゆたからサーモン」を始めたりなど、いろんなことがありました。それぞれが良い思い出です。

 ここは日帰り温泉のほか、宿泊できますし、2階の劇場「かわら座」では大衆演劇の公演も行われています。地域の皆さんの憩いの場であり、昔のヘルスセンターを彷彿させます。
 農村の集落内にあり、瓦工場の建物を利用した施設は、昭和の空気感を感じさせ、なんともいえないB級の雰囲気が魅力に感じます。
 2階に岩盤浴もありますし、食事処も充実していますので、1日ゆったりと過ごせそうですが、私はもっぱら立ち寄り湯での利用です。
 このブログへの登場回数も多いのですが、新たなネタがありましたので、記事にしたいと思います。

 ということで、先日の夜、仕事帰りに寄ってきました。

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 冷たい雨が降り続き、駐車場から駆け足で玄関へと向かいました。

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 賑やかな玄関を入りますと、下足箱の上の招き猫が迎えてくれます。

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 券売機で入浴券を購入。

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 入浴料は、タオルセット付きで大人850円、子供400円、幼児はタオルなしで2歳300円、1歳200円です。夕方17時以降は夜間割引でタオルセット付き600円となります。
 営業時間は9:30~21:30。休館日は第2水曜日で、祝日の場合は営業し、翌日休みになります。

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 ロッカーの鍵とタオルセットを受け取り、食事処兼用の広間を横目に奥の浴室に向かいます。

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 平日夜のためもあって、浴室は空いていました。

 まずは五頭山系の伏流水(地下水)を沸かした内湯を楽しみます。各種浴槽がありますが、私が好きなのは小さな高温浴槽です。

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 前回は、48.2℃と過去最高の激熱でしたが、今回は44.3℃と適温でした。

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 それでも、一般的には十分に高温ですけれど。

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 しばし温まって温泉の露天風呂へ。男湯の場合は大中小3つの浴槽があり、大がぬるく、小が高温の設定で、中は中間なのですが、最近は中が一番高温に感じます。

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 源泉温度が低いこともあり、強塩泉ながらも、ぬるめの湯を楽しめるのが特徴です。

 源泉名は安田温泉、泉質はナトリウム-塩化物強塩泉、源泉温度27.6℃、湧出量は200L/分、PH 6.9です。
主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成15年8月7日付)は、Li 1.1、Na 9261、K 521.1、NH4 219.2、Mg 196.4、Ca 349.5、Sr 3.8、Ba 1.9、Al 2.9、Mn 0.3、Fe(II) 16.2、Cu 0.2、F 0.1未満、Cl 16480、Br 80.8、I 41.6、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.2、HSO4 5未満、SO4 5未満、HCO3 1481、CO3 0.9、メタ珪酸 79.0、メタ硼酸 10.6、遊離CO2 312.7、遊離HS 0.1未満、などで、ガス性除く成分総計は28740mg/kgです。

 露天風呂で掲示されている分析表は相変わらず18年前のままですが、アンモニウムイオン、よう素イオンを多量に含み、現在の基準に従えば、含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉となります。きっと新しい分析表があるはずですので、ちゃんと掲示してもらいたいですね。
 アンモニア臭も感じる湯は、鉄分も豊富に含み、注がれた源泉は透明ですが、浴槽内は茶濁りの湯になっています。

 源泉温度が低いですので、浴槽内に加熱源泉の供給がありますが、非加熱源泉が各浴槽に分流されて供給されており、その分は掛け流されています。
 
 で、今回の話題に移りましょう。

 いつもより湯温が高く、中浴槽の湯温計は44.6℃でした。

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 ぬる湯が特徴の温泉ですので、内湯の高温浴槽より高い湯温はこれまで経験がありません。
 どういう加減かはわかりませんが、熱い湯が好きな私にはこの上ないプレゼントとなりました。
 ちょっと熱すぎたためか、他にここに入ろうとする人はなく、終始独占入浴を楽しみました。

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 当然ながら温まりは抜群でした。この日はいつもはぬるい大浴槽も40℃くらいはありそうで、全体として熱い設定になっていたようです。

 十分すぎるほど温まりましたので、混雑するサウナや水風呂は無用です。

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 浸かりすぎてヘロヘロになって浴室を後にしました。皆さんは浸かりすぎにご注意くださいね。

 平日夜で空いており、どの浴槽も独り占めできて、リラックスできました。これは泉質以上の喜びでした。

 湯上がりにはこれ。

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 100円というのはありがたいです。

 食事処も空いていましたが、数組の客が食事を楽しまれていました。セルフサービス方式ですが、メニューは豊富です。

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 売店の充実度は相変わらずです。

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 なお、2階には岩盤浴があり、玉川温泉の北投石、焼山石、地元村杉の薬師石、北海道のブラックシリカが使用されているそうです。
 男女別の展望浴室があり、地元村杉産の薬師石を使用したラジウム泉(ラドン泉)になっているそうですが、要するに地下水の沸かし湯で、実際の効果はわかりません。貸し切り風呂もあります。
 別料金(90分1300円、温泉とのセット券1650円)がかかりますし、通常の温泉利用で満足できますので、岩盤浴は私には無用です。

 汗をふきふき退館し、冷たい雨の中、車まで駆け足しました。

 寒くなりますと、湯温が高めがいいですね。身も心も温かくなって、苦難が待ち受ける自宅へと車を走らせました。

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