佐渡の温泉が心配
佐渡金山の世界遺産への推薦が決定され、今後の盛り上がりが期待される佐渡ですが、実は佐渡は温泉の島でもあります。
大規模な温泉地こそありませんが、ひとつの島の中に20以上もの温泉があり、泉質も様々というのは驚きです。
私はこれまで家族で佐渡旅行をしたり、一人で佐渡に渡って、レンタカーを借りて温泉巡りをしたりしましたが、いまだに全部の温泉は回りきっていません。
温泉巡りについては、佐渡温泉紀行、佐渡温泉紀行第2章、佐渡温泉紀行第3章とまとめていますが、あれから15年以上も佐渡に渡っておらず、ゆっくりと温泉巡りをしたいと思い続けながら時間だけが過ぎ、現在に至っています。
こんな佐渡の温泉が危機に瀕しています。「両津やまきホテル」が営業停止したというニュースを先日のブログでお伝えしたばかりですが、日帰り温泉施設に関する記事が先日の新潟日報に掲載されていました。
特に利用者が少ない「クアテルメ佐渡」については、廃止も検討されましたが、指定管理による運営を3年とし、その間に今後の運営を地元で協議することとするそうです。
佐渡島内には、かつて両津市、相川町、佐和田町、金井町、新穂村、畑野町、真野町、小木町、羽茂町、赤泊村の10市町村がありましたが、2004年3月1日の平成の大合併により、佐渡市一市となりました。
この旧10市町村のそれぞれに温泉があり、それぞれに公共の温泉施設がありました。
両津:両津健康保養センター、相川:ワイドブルーあいかわ、佐和田:ビューさわた、金井:金北の里、新穂:新穂潟上温泉、畑野:松泉閣、真野:ゆとりぴあ真野、小木:おぎの湯、羽茂:クアテルメ佐渡、赤泊:サンライズ城が浜、といった具合で、各市町村の地元の方々の憩いの場となっていました。
しかし、人口減が進む佐渡にあって、旧10市町村にあった公共温泉施設を市で全部維持していくことは困難であり、営業形態の変更が行われ、順次整理が進みました。新しい形で存続している施設もありますが、廃止されてしまった施設もあります。
一番集客が多いという「新穂潟上温泉」にしましても、閉館と営業再開を何度も繰り返しており、民間譲渡しての営業が順調に行くのか心配です。
この佐渡の温泉の問題につきましては、2014年11月にもこのブログで紹介させていただきましたが、その後も「金北の里」が閉館したり、閉館していた「ワイドブルーあいかわ」が新しい経営者の下で「佐渡の宝・ワイドブルー」として営業再開したものの、2020年4月から休館したりなど、幾多の変遷があって現在に至っています。
佐渡市は人口減が著しく、2022年1月1日の人口は50,132人です。2014年11月に記事にしたときの人口は59,799人でしたので、減少のスピードに驚かされます。
人口減・観光客減が問題の佐渡にあって、観光客を目的とする多数の温泉旅館の経営維持も大変な問題ですが、地元民を対象とする日帰り温泉施設の維持も困難であり、人口規模に見合った集約化は避けて通れません。
温泉好きの私ですが、佐渡は海を渡らなければなりませんので、気軽に立ち寄り湯というわけにはいかないのが残念です。
今後の推移を見守るしかないのですが、温泉が消えていくのは寂しいことであり、陰ながら佐渡の温泉を応援していきたいと思います。
大規模な温泉地こそありませんが、ひとつの島の中に20以上もの温泉があり、泉質も様々というのは驚きです。
私はこれまで家族で佐渡旅行をしたり、一人で佐渡に渡って、レンタカーを借りて温泉巡りをしたりしましたが、いまだに全部の温泉は回りきっていません。
温泉巡りについては、佐渡温泉紀行、佐渡温泉紀行第2章、佐渡温泉紀行第3章とまとめていますが、あれから15年以上も佐渡に渡っておらず、ゆっくりと温泉巡りをしたいと思い続けながら時間だけが過ぎ、現在に至っています。
こんな佐渡の温泉が危機に瀕しています。「両津やまきホテル」が営業停止したというニュースを先日のブログでお伝えしたばかりですが、日帰り温泉施設に関する記事が先日の新潟日報に掲載されていました。
記事によりますと、佐渡市が民間に無償貸与している「畑野温泉 松泉閣」「クアテルメ佐渡」「ビューさわた」が、利用者の減少による経営難により、2023年度から指定管理制度に移行する方針だそうです。また、利用者が多い「新穂潟上温泉」は民間に譲渡し、運営継続を目指すそうです。
特に利用者が少ない「クアテルメ佐渡」については、廃止も検討されましたが、指定管理による運営を3年とし、その間に今後の運営を地元で協議することとするそうです。
佐渡島内には、かつて両津市、相川町、佐和田町、金井町、新穂村、畑野町、真野町、小木町、羽茂町、赤泊村の10市町村がありましたが、2004年3月1日の平成の大合併により、佐渡市一市となりました。
この旧10市町村のそれぞれに温泉があり、それぞれに公共の温泉施設がありました。
両津:両津健康保養センター、相川:ワイドブルーあいかわ、佐和田:ビューさわた、金井:金北の里、新穂:新穂潟上温泉、畑野:松泉閣、真野:ゆとりぴあ真野、小木:おぎの湯、羽茂:クアテルメ佐渡、赤泊:サンライズ城が浜、といった具合で、各市町村の地元の方々の憩いの場となっていました。
しかし、人口減が進む佐渡にあって、旧10市町村にあった公共温泉施設を市で全部維持していくことは困難であり、営業形態の変更が行われ、順次整理が進みました。新しい形で存続している施設もありますが、廃止されてしまった施設もあります。
一番集客が多いという「新穂潟上温泉」にしましても、閉館と営業再開を何度も繰り返しており、民間譲渡しての営業が順調に行くのか心配です。
この佐渡の温泉の問題につきましては、2014年11月にもこのブログで紹介させていただきましたが、その後も「金北の里」が閉館したり、閉館していた「ワイドブルーあいかわ」が新しい経営者の下で「佐渡の宝・ワイドブルー」として営業再開したものの、2020年4月から休館したりなど、幾多の変遷があって現在に至っています。
佐渡市は人口減が著しく、2022年1月1日の人口は50,132人です。2014年11月に記事にしたときの人口は59,799人でしたので、減少のスピードに驚かされます。
人口減・観光客減が問題の佐渡にあって、観光客を目的とする多数の温泉旅館の経営維持も大変な問題ですが、地元民を対象とする日帰り温泉施設の維持も困難であり、人口規模に見合った集約化は避けて通れません。
温泉好きの私ですが、佐渡は海を渡らなければなりませんので、気軽に立ち寄り湯というわけにはいかないのが残念です。
今後の推移を見守るしかないのですが、温泉が消えていくのは寂しいことであり、陰ながら佐渡の温泉を応援していきたいと思います。