激熱に再び降参! かのせ温泉「赤湯」

 新潟県内で熱い温泉と言えば、塩の湯温泉の「サンセット中条」とかのせ温泉「赤湯」が双璧でしょう。でも、一番は「赤湯」だと思います。
 内湯の高温浴槽の温度は尋常ではなく、火傷の危険も十分にあります。行く度に足を突っ込んでは、その熱さに耐えきれず、飛び出てしまいます。
 そんな「赤湯」に、先日行ってきました。前回行ったのが2021年9月でしたので、ちょうど半年ぶりになります。

 21日は春分の日で休日でしたが、阿賀町の鹿瀬地区で仕事があり、せっかく鹿瀬に行ったからには「赤湯」に寄らねばということで、立ち寄った次第です。

 阿賀町の津川市街から案内板に従って鹿瀬方面に進みます。麒麟山のトンネルを抜けて、廃墟か見苦しい麒麟山温泉を過ぎ、道なりにしばらく進みますと角神ダムがあり、その先を案内板に従って左折しますとすぐに「赤湯」があります。

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 「赤湯」は、2020年5月末で指定管理者が指定管理を返上したため、一時休館していましたが、旧鹿瀬町地区に公共の温泉施設がなくなることから、町の直営で存続されることとなり、2020年7月15日に営業再開されました。
 そして、2021年の8月1日より、株式会社東蒲観光バスが指定管理者となって「赤湯」を運営することになり、現在に至ります。

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 玄関を入りますと、鍵なしの下足棚が多数並んでいますので、好きな場所に靴を入れて入館します。

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 左手に受付があり、その前に体温モニターと券売機がありますので、入浴券を購入します。入浴料は、大人500円、小人300円、タオルなしです。

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 この券売機は、人間工学を無視していて、利便性が悪く、非常に操作しにくいのが難点です。戸惑っていますと、受付の人が助けに来てくれます。

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 営業時間は、10時~20時(最終受付:19時30分)、食堂営業は、11時~15時(最終受付:14時30分)です。

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 廊下を進みますと、浴室棟につながります。

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 浴室前には、自販機や小さな休憩スペースがあります。

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 少し広めの休憩用広間もあります。

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 浴室に入りますと、右手に鍵なしの脱衣棚・脱衣籠があります。

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 感染対策のため、入場制限されるため、棚はひとつおきに使用されています。貴重品ロッカーは入口にありますので、利用しましょう。

 洗面台にはドライヤーがあります。
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 では浴室に入りましょう。

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 入口にしっかりと掲示があります。

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 「黙浴」を励行しましょう。そして、高温の源泉に注意しましょう。

 浴室に入りますと、タイミングが良く、内湯は無人でした。2つに仕切られた浴槽があり、茶褐色に混濁しています。

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 壁際に洗い場があり、ボディソープとリンスインシャンプーがあります。

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 右手の浴槽の注湯口から高温の源泉が注がれ、木の仕切りの下を通って、左手の浴槽に流れこんでいます。

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 浴槽の湯は、左の浴槽の縁に切られた排湯口から掛け流されています。

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 右側の高温浴層にいきなり浸かるのは困難ですので、一般人は左側の浴槽に浸かりましょう。

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 先客が水で温度を下げてくれたらしく、そのままで何とか浸かれましたが、それでも私の体感で45~46℃はあり、十分すぎるほどの高温です。

 ここで体を慣らして、いよいよ高温浴槽に挑戦です。温泉通を自認する私ですので、これまでの玉砕のリベンジを果たすべく・・

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 アチチ! 瞬間的に足だけ浸かりましたが、あっけなく降参しました。皆さんも無理しないでください。
 50℃以上は確実にありますので、決して健康的ではなく、お勧めできません。入浴どころか火傷に注意です。

 一般人はぬるめの露天風呂を利用しましょう。先客が露天風呂から出てこられましたので、入れ違いに露天風呂に移動しました。
 先客が一人残っておられましたが、ほどなくして出て行かれ、以後独り占めの入浴となりました。

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 周りを囲まれていて、立派な屋根もありますので、露天風呂という表現は当たらないと思いますが、外の空気が流れていて、露天風呂感は味わえます。

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 注湯口から注がれた湯は、浴槽縁に切られた排湯口から掛け流されています。

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 湯温はぬるめとはいえ、42~43℃くらいでしょうか。一般的には十分熱めですが、内湯のように我慢しなくても、気持ち良く入浴できました。

 なかなかいい掲示がありました。

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 内風呂は、熱い湯が好きな人のために、水のうめ過ぎに注意、露天風呂は、熱い湯が苦手な人のために、水でうめることをご容赦下さいとのことです。

 しばしの間、やすらぎの時間を過ごし、もう一度内湯に少しだけ浸かって浴室を後にしました。

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 さて、源泉名は、鹿瀬温泉1号。泉質は、ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性中性高温泉)、源泉温度 59.4℃、湧出量 234L/分(動力揚湯)、PH 6.4 です。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成27年2月13日付)は、Li 0.5,Na 790.5、K 36.4、NH4 1.6、Mg 36.2、Ca 269.5、Sr 4.9、Ba 0.0、AL 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 2.8、Cu 0.0、Zn 0.0、F 2.8、Cl 354.9、Br 1.7、I 0.4、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 1379、H2PO4 0.0、HCO3 678.5、メタケイ酸 57.3、メタホウ酸 6.6、遊離CO2 453.1、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は3623mg/kgです。
 加水なし、加温なし、循環・濾過なし、入浴剤なし、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒あり、浴槽の換水・清掃は毎日実施、レジオネラと大腸菌群の検査は年1回以上実施とのことです。

 注がれる源泉は無色ですが、浴槽に注がれた後は鉄分が酸化されて茶褐色に混濁しています。
 濃度は高いのですが、意外にも塩辛くはなく、薄味で、無臭です。若干のツルスベ感が感じられます。

 温度調整しない湯は激熱ですので、ほどほどに調整のうえ、健康的に利用しましょう。

 湯上りに2階の食事処で昼食をいただくことにしました。

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 玄関の券売機と同様の、使いにくい券売機がありますので、食事券を購入します。

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 受付に食事券を提出し、呼び出しベルを受け取ります。お座敷席とテーブル席がありますが、混雑はなく、ゆったりと利用できました。

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 ベルが鳴って、受取口に取りに行き、いただいたのは、てんぷらそば。

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 揚げたてのてんぷらが熱々で美味しかったです。下膳も自分で行います。

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 2階にも休憩所がありますので、ひと休みし、飽きずにもう一度入浴して家路につきました。

 またもや激熱に降参となりましたが、これも楽しみのうち。こうして話のタネになってますし・・。
 
 なお、この激熱の温泉熱を利用して、ウイスキーを蒸留するという話題が昨年ありましたが、その後どうなったのか情報がありません。

 阿賀町には、激熱の「赤湯」、そして、その真逆の冷泉風呂がある「七福荘」と、個性的な温泉があります。広大な面積を誇る阿賀町ですので、移動も大変ですが、温泉巡りの楽しみは尽きません。

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