静かに、ゆったり ちょっとセレブな「スパ&ラウンジ長潟」

 新潟市中央区長潟のビッグスワン近くにある「スパ&ラウンジ長潟」は、エンジョイ・ライフ・クラブが運営する会員制の温浴施設です。
 エンジョイ・ライフ・クラブのスパ会員になりますと、月7999円(税込8799円)の定額料金で利用し放題です。今流行りのサブスクということになりましょうか。
 「スパ&ラウンジ」と断っていますように、温浴のほか、ラウンジとしての機能が充実しており、休息に、読書に、さらにはワーキングスペースとしてなど、様々に利用ができます。
 また、プラス2000円(税込2200円)の月9999円(税込10999円)で、エンジョイ・ライフ・クラブのインドアゴルフやカルチャースクールが使い放題となりますので、こういう利用の仕方ですと非常にお得ですね。カルチャースクール通いなど私には無縁ですけれど。

 スパ部分は天然温泉ではありませんが、充実した設備で、非常に魅力的です。しかし、ビジターの1回利用料金は、タオル付ながらも1999円(税込2199円)と非常に高額のため利用がはばかられ、2019年12月のオープン直後に1回利用しただけでした。その後はコロナ禍もあって利用することもなく、現在に至りました。

 ところが春先の新聞の折り込み広告に様々な割引クーポンがあり、その中に「スパ&ラウンジ長潟」の割引クーポンもありましたので、そのうち行こうと大切に取っておきました。

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 その後しばらく経ち、ふとクーポンを見てみましたら、期限が5月いっばいでしたので、5月最後の土曜日に思い立って行って来ました。

 ビッグスワンの大通り沿いにありますが、中央分離帯がありますので、ビッグスワン側の車線からしか入れませんのでご注意ください。

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 駐車場は有料のはずだったのですが、工事の関係かゲートは開け放たれていて、自由に出入りできました。

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 現在女池インターにあるカルチャークラブをここに移転統合するそうで、すぐ横で建物が建設中のため、すっかりその陰に隠れてしまっていました。

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 初めての人はわかりにくいかもしれませんね。

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 玄関を入り、下足箱に靴を入れ、鍵は自分で保管します。

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 検温をして受付へ。前回来たときに会員登録したはずでしたが、会員カードが発行されていませんでしたので、再度会員登録し、カードを発行してもらいました。

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 ビジター利用でも会員カードが必要です。

 さて、通常の1回利用は2199円(税込、タオル付)ですが、割引クーポンがありましたので、1100円(税込、タオルなし)でした。料金にこだわる私ですが、これくらいの料金なら利用しやすいですね。
 営業時間は、平日が8時~23時(最終入館22時)、日祝日が8時~22時(最終入館21時)です。

 館内は、右にラウンジ、左に浴室があります。浴室は、左が金の湯、右が銀の湯で、週替わりで男女交互に使用されます。

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 前回は、左の金の湯でしたが、今回は右の銀の湯でした。

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 脱衣場には、大小のロッカーが多数ありますので、好きなものを選びます。洗面台には、ドライヤー、綿棒はありますが、ヘアブラシはありません。前回は置いてなかった整髪料、ローション類がありました。

 浴室に入りますと、掛け湯、ジェット浴槽、熱湯浴槽、人工温泉浴槽、水風呂、ドライサウナがあります。
 金の湯、銀の湯で、浴室内の浴槽配置が異なり、カラーイメージが異なりますが、基本構成は同様です。
 なお、熱湯浴槽というのは、当然ながら「ねっとう」ではなく「あつゆ」浴槽で、43℃程度に設定されていて、ちょうど良かったです。
 人工温泉は、月替わりで全国の名湯を再現するというのが売りです。今回(5月)は道後温泉をイメージした湯でした。淡黄色の湯で、湯質はアルカリ性とあり、ツルスペ感があって、浴感は良かったです。

 洗い場は仕切り付きで、シャンプー、リンス、シェーピングフォームがありました。
 サウナは、入り口にあるサウナマットを使用し、専用のサンダルを履いて利用します。スーパー銭湯並みとまではいきませんが広めで、テレビがあるの良いですね。

 外には露天風呂があり、「喜楽の湯」と表示され、ここも入浴剤による人工温泉になっています。
 内湯の人工温泉と同様に淡黄色の湯で、湯質はアルカリ性と掲示されていましたが、内湯のようなツルスベ感はなく、カルキ臭がきつかったです。
 塀に囲まれ、一部屋根もありますから、解放感はありません。テレビがあり、湯温は低めですので、テレビを観ながらゆったりと過ごせます。

 さて、浴室は混雑するほどではありませんでしたが、それなりの利用客があり、なかなかの人気のようでした。皆さん無言で、静かに入浴を楽しんでおられました。
 内湯や露天風呂には、休憩用の椅子が置いてあるのですが、皆さん使用後にはお湯を汲んで流しておられ、常連さんの暗黙のマナーの様でした。
 客層のレベルの高さは、スーパー銭湯と大違いで、さすがに会員制の施設は違うなあと感心しました。

 湯上がりには、ラウンジで寛げます。

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 「喜楽」というマッサージルーム、テレビ付きの休憩室のほか、広いラウンジ空間にはソファや安楽椅子が多数あり、マッサージ椅子も無料で使用できます。雑誌類が多数置かれており、ゆっくり過ごせます。
 別料金で利用できる個人専用のロッカーがあり、月1100円(税込)でコーヒー飲み放題というシステムもあります。
 WiFi完備で、パソコン等が使用できるカウンター席もあり、ワーキングスペースとして便利です。会話ができる部屋もあり、休息だけでなく、ビジネス利用している方もおられるようです。

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 しばし休息して退館しましたが、スーパー銭湯とは一線を画し、ちょっとしたセレブ気分でゆったりと過ごせるのは魅力です。食堂があれはさらに良いと思いますが、値段相応の満足感は得られそうです。

 さて、御多分にもれず、ここも値上げが予定されています。

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 令和4年9月から、スパ会員料金は月9000円(税込)となります。ただし、現在会員の人、8月までに会員になった人は、現行の料金のままだそうです。税込8799円が9000円になるだけですので、大した値上げではありません。
 ビジターの1回利用料金は、税込2199円が2200円となるだけですので、たった1円の値上げで影響はほとんどありません。
 もっと安価に利用できると良いのですが、落ち着いた雰囲気やセレブ感を維持するには、高額な設定にして、客層を選ぶということも大切かもしれませんね。

 利用し放題で9000円は、日常的に利用する人には大変お得だと思います。単発的な利用ですと、週に1回では損しますので、週に2~3回は来なければなりません。そんなことをしていては他の温泉に行けなくなってしまいますので、残念ながら私はスパ会員にはなれませんね。

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