7月1日より料金改定! 松之山温泉「ナステビュウ湯の山」

 十日町市の松之山温泉は、日本三大薬湯に数えられ、新潟を代表する温泉地のひとつです。この松之山の湯を手軽に味わえるのが、温泉街の手前にある日帰り温泉施設の「ナステビュウ湯の山」です。

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 開業当初から大好きな温泉であり、ずいぶん昔に某ローカル局の夕方のワイドショーで新潟の温泉施設を紹介させていただいたとき、ここも取り上げさせていただいたことを思い出します。
 以来年月が経ち、様々な出来事があって現在に至りますが、2017年5月には源泉の自噴が止まるという絶体絶命の危機が発生しました。動力揚湯とする復旧工事に時間がかかり、営業が再開された2018年7月末まで、1年2か月にも及ぶ長期の休館を余儀なくされました。
 その後も新型コロナ禍など予期せぬ事態に見舞われていますが、バイタリティ溢れる社長さんの頑張りもあって、様々な新機軸を打ち出して存在感を保っていることは賞賛したいと思います。

 さて、昨今の燃料費高騰・物価高に伴い、料金を値上げする温泉施設が続出していますが、「ナステビュウ湯の山」も例外ではなく、7月1日より料金改定(値上げ)が行われます。

 これまで、大人は入浴のみで600円、のんびりプラン(指定席休憩所+ドリンクバー)770円、17時以降は、入浴のみ500円、のんびりプラン600円で、小学生400円、幼児200円、貸しタオル200円でしたが、7月1日からは、料金体系が変わり、入館料が、大人700円、小学生400円、幼児200円で、17時以降は、大人600円、小学生・幼児同額となります。
 休憩所の座席指定はなくなり、自由席となります。ドリンクバーは280円、食事とセットのドリンクバーは150円です。
 食事プラン(入館料+選べる食事1点)1550円、生ビールプラン(入館料+生ビール+枝豆)1150円、ノンアルコールプラン(入館料+ノンアルドリンク)950円というプランもあります。

 ちょっとわかりにくいですが、入浴料は600円が700円になり、夜間割引も500円が600円になり、100円の値上げということになります。
 ただし、これまでの入浴料は休憩所の利用なしでしたので、休憩所を利用できたコロナ前の入館料の650円と比較しますと、50円の値上げということになり、最小限に抑えられているようです。

 また、ロウリュウサウナが再開されます。土日祝祭日に実施され、男湯では午後3時、5時、6時、女湯は午後4時です。人数は最大5名までで、室内ではマスク着用で、マスクは配布するとのことです。

 このほか、3年前から朝湯の「ご来光風呂」をやっていますが、今年は11月13日(日)までの金曜・土曜・日曜・祝日の朝5時~9時(最終入館8時30分)に実施中です。金曜日は休館日ですが「ご来光風呂」のみ実施しています。
 この料金は、大人600円、小学生400円、3歳以上の未就学児200円です。9時に退館しなければなりませんが、サウナも含めてフルに楽しめるそうです。朝日を見ながらの入浴も気持ち良いものと思います。
 なお、10時からの通常営業時に再入館を希望する人には割引券を発行するとのことです。

 新型コロナ禍で休憩所利用は指定席制となり、入浴のみでは利用できませんでしたが、従来通りに自由に利用できるようになるのはありがたいですね。
 値上げは残念ではありますが、燃料費が高騰している昨今の状況を考えますと、民間施設では避けられないものと思われます。

 社会情勢は好転の兆しはありませんが、これからも頑張っていただきたいと思います。
 社長さんのブログは情報に溢れて魅力的ですので、是非ご覧ください。

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