岩室温泉を散策 足湯~源泉公園

 岩室温泉の初夏の恒例行事である「冬妻ほたる祭り」が、6月18(土)~7月3日(日)まで、2019年以来3年ぶりに開催されました。

 先日のブログで紹介しましたように、各種イベントのほかに、今回も「湯めぐりパスポート」が開催されました。
 参加旅館の温泉に2ヶ所入って1200円(タオルなし)というもので、今回の参加旅館は、前回と同様に「ゆもとや」「濱松屋」「ほてる大橋館の湯」「松屋」「わたや」「だいろの湯」の6館でした。

 せっかくの企画ですので「湯めぐりパスポート」を利用して、旅館の立ち寄り湯を楽しんできました。
 今回は「松屋」と「ほてる大橋館の湯」に行ってきましたが、これについては書き切れませんので、後で別ページで紹介したいと思います。温泉街を歩いて回りましたので、今日はそのほかの穴場をご紹介したいと思います。

 まずは「いわむろや」です。

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 温泉街の手前の「ゆもとや」の隣にある観光施設です。情報提供のほか、土産品・名産品の販売があり、休憩することができます。

 ここには右手に足湯があって、無料で利用できます。

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 この季節ですので、外側の戸は開けられていて、出入りできるのですが、入り口から入りましょう。

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 土足禁止ですので、靴を脱いで中に入ります。

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 曲線を描いた浴槽には、岩室温泉の源泉が満ちています。ひとり用の敷板がありますので、尻に敷いて利用できます。コロナ禍で間隔を空けるようになっています。

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 使用されているのは新源泉の「黒湯」で、存在感抜群です。

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 湯温は42℃程度の適温で、足湯だけではもったいなく、思わず体全体で浸かってみたくなりました。

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 この「黒湯」をイメージした入浴剤やトートバックが売店で販売されています。
 この足湯はお勧めなのですが、人気になっていて、休日は混み合うことも多いです。


 続いて「霊雁の湯 源泉公園」を紹介しましょう。

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 岩室温泉は、1713年、後に庄屋となる高島家の七代目、高島庄左衛門の夢枕に白髪の老翁が立ち「村はずれの老松の下の岩石の間に霊泉があり、これを浴すれば諸病和らぐ」とのお告げに従いこの地を探すと、一羽の傷ついた雁が泉流に浴して傷を癒していたとの故事から別名「霊雁の湯」と呼ばれています。

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 この岩室温泉の源泉を祀るモニュメント的な小さな公園が「ゆもとや」の裏にあります。

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 狭い広場に源泉を祀るお社があり、雁のモニュメントがあります。

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 以前来たときは、源泉が注がれて、それなりの風情はあったのですが、今は源泉の流れもなく、枯れ葉が浮かんで寂しい状況となっていました。

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 ここを訪れる観光客は少ないと思われ、忘れられてしまって、十分な管理がされていないのでしょうね。

 この近くには、「夜泣き地蔵」があります。

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 子供の夜泣きが収まるように、村はずれのお地蔵さんにお参りしたのがいわれのようです。

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 その近く、急な石段を上った先に「薬師堂」があります。

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 この石段は荒れていて危険ですので、遠回りした方が良さそうです。

 温泉街を北陸街道が貫いています。

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 そして、ここが温泉街の中心です。静かで素朴な温泉街は魅力的です。

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 温泉街をぶらついていますと、こんな置物が目を引きました。

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 石にネコの絵が描かれていて、ネコ好きにはたまりません。

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 温泉街の各所に置いてありますので、歩きながら探してみるのも一興です。

 温泉街を遠くから眺めるこの景色も好きです。

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 小さな岩室富士。岩室温泉のシンボルとも言えましょうか。

 「いわむろや」前から望む角田山。

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 穏やかな山容が和ませます。

 新潟市の奥座敷・岩室温泉。皆様も静かな温泉街を散策されてはいかがでしょうか。

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