咲花温泉独り占め 「柳水園」
硫黄泉が恋しくなり、先日久しぶりに咲花温泉の「柳水園」に行ってきました。前回行ったのが昨年の10月でしたので、約1年振りになります。
振り返ってみますと、毎年この時期になりますとここを訪れていることに気付きました。涼しくなってきますとなぜか硫黄泉が恋しくなるようですね。
ということで、平日の仕事帰りの夜、国道49号線から阿賀野川の馬下橋を渡って対岸へ。左折して川沿いの道を進みましたが、対向車とすれ違うことはありませんでした。
咲花駅前から咲花温泉街に入りましたが、暗闇に包まれ、人気は全くありません。温泉街入り口にある某旅館にも明かりはありませんでした。
少し進むと右側に「柳水園」へ上がっていく坂道があり、その入り口に、暗闇の中に看板が明るく迎えてくれました。
坂を上がりますと広場がありますので、車をとめて玄関へと向かいます。
あたりは暗く、玄関の明かりだけがたよりです。
玄関のガラス戸に、入浴時間は午前9:00~午後8:30と書かれた紙が貼ってあります。掲示はありませんが、入浴料は500円です。
中に入ますと、雑然とした狭いロビーの左手の上に「柳水園」と書かれた額が掲げられています。
「柳水園」は、作家の尾崎士郎が命名し「柳都新潟と阿賀野川の水と柳のイメージから名づけられたもの」だそうです。そして、この額は尾崎士郎の書によるものです。
赤いマットの上に並べられたスリッパに履き替えて入館。右手の部屋に女将さんがおられましたので、500円を払い、昭和を感じさせる廊下を進みました。
廊下の奥にステンレスの洗面器が立てかけられた流し台があります。
ピカピカに管理され、さりげなく飾られた花が心遣いを感じさせます。この奥に浴室があります。
手前が男湯、奥が女湯で、その間に革張りのソファがあります。
中に入り、階段を3段降りたところが脱衣場です。
小さな洗面台にはドライヤーがあります。そして脱衣棚に脱衣籠。浴室の大きさ以上に多数あります。
不似合いな革張りのソファがあります。
振り返ってみますと、毎年この時期になりますとここを訪れていることに気付きました。涼しくなってきますとなぜか硫黄泉が恋しくなるようですね。
ということで、平日の仕事帰りの夜、国道49号線から阿賀野川の馬下橋を渡って対岸へ。左折して川沿いの道を進みましたが、対向車とすれ違うことはありませんでした。
咲花駅前から咲花温泉街に入りましたが、暗闇に包まれ、人気は全くありません。温泉街入り口にある某旅館にも明かりはありませんでした。
少し進むと右側に「柳水園」へ上がっていく坂道があり、その入り口に、暗闇の中に看板が明るく迎えてくれました。
坂を上がりますと広場がありますので、車をとめて玄関へと向かいます。
あたりは暗く、玄関の明かりだけがたよりです。
玄関のガラス戸に、入浴時間は午前9:00~午後8:30と書かれた紙が貼ってあります。掲示はありませんが、入浴料は500円です。
中に入ますと、雑然とした狭いロビーの左手の上に「柳水園」と書かれた額が掲げられています。
「柳水園」は、作家の尾崎士郎が命名し「柳都新潟と阿賀野川の水と柳のイメージから名づけられたもの」だそうです。そして、この額は尾崎士郎の書によるものです。
赤いマットの上に並べられたスリッパに履き替えて入館。右手の部屋に女将さんがおられましたので、500円を払い、昭和を感じさせる廊下を進みました。
廊下の奥にステンレスの洗面器が立てかけられた流し台があります。
ピカピカに管理され、さりげなく飾られた花が心遣いを感じさせます。この奥に浴室があります。
手前が男湯、奥が女湯で、その間に革張りのソファがあります。
中に入り、階段を3段降りたところが脱衣場です。
小さな洗面台にはドライヤーがあります。そして脱衣棚に脱衣籠。浴室の大きさ以上に多数あります。
不似合いな革張りのソファがあります。
浴槽には緑がかった透明な湯が満ちており、朽ちた浴室の壁が良い雰囲気を醸し出しています。
鮮度の高い湯は、薄い硫化水素臭と硫黄味があり、湯温は私の体感で43℃程度で、肌にキシキシと染み渡ります。
咲花温泉の中でも「柳水園」は、小さな浴槽で十分量掛け流しされており、利用客も多くないですので、一番鮮度が高い源泉を楽しむことができます。
窓からは庭が見えます。
しばしの間、咲花温泉を独り占めし、贅沢な時間を過ごすことができました。
さて、平成26年10月26日付けの分析表によりますと、源泉名は,咲花温泉6号。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。源泉温度 48.3℃、使用位置 46.3℃で、PHの記載はありませんでした。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.2、Na 233.1、K 7.0、NH4 0.8、Mg 0.8、Ca 75.7、Sr 1.2、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 1.7、Cl 286.4、Br 0.9、I 0.4、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 20.5、HSO4 0.0、S2O3 7.6、SO4 281.7、HPO4 0.2、HCO3 45.2、CO3 0.0、メタケイ酸 55.5、メタホウ酸 3.4、遊離CO2 2.5、遊離H2S 3.7 など、ガス性除く成分総計は、1022mg/kgです。
加水なし、加温なし、循環ろ過なし、入浴剤の使用なし、温泉の入れ替えを毎日行っており消毒剤の使用なし、浴槽は毎日換水し浴室は毎日清掃、レジオネラ属菌と大腸菌群の検査を年1回以上実施とのことです。
咲花温泉の源泉は、以前の分析ではガス性除く成分総計が1000mg/kg以下のため、泉質は単純硫黄泉でしたが、平成16年の分析から1000mg/kgの基準をわずかに超えたため、塩類泉に分類されるようになりました。
硫化水素イオンが20.5mg/kg、チオ硫酸イオンが7.6mg/kg、遊離硫化水素が3.7mg/kgと硫黄分は多く、月岡温泉や多宝温泉には遠く及ばないものの、県内でも屈指の硫黄泉といえます。
非加水・非加熱・非循環・非消毒の生の源泉をそのまま味わえるというのは素晴らしく、咲花温泉の魅力をダイレクトに味わえるというのは最高です。他の旅館では、循環されて白濁した湯のところもありますが、これが本来の咲花温泉の湯です。
咲花温泉の中でも「柳水園」は、小さな浴槽で十分量掛け流しされており、利用客も多くないですので、一番鮮度が高い源泉を楽しむことができます。
窓からは庭が見えます。
しばしの間、咲花温泉を独り占めし、贅沢な時間を過ごすことができました。
さて、平成26年10月26日付けの分析表によりますと、源泉名は,咲花温泉6号。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。源泉温度 48.3℃、使用位置 46.3℃で、PHの記載はありませんでした。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.2、Na 233.1、K 7.0、NH4 0.8、Mg 0.8、Ca 75.7、Sr 1.2、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 1.7、Cl 286.4、Br 0.9、I 0.4、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 20.5、HSO4 0.0、S2O3 7.6、SO4 281.7、HPO4 0.2、HCO3 45.2、CO3 0.0、メタケイ酸 55.5、メタホウ酸 3.4、遊離CO2 2.5、遊離H2S 3.7 など、ガス性除く成分総計は、1022mg/kgです。
加水なし、加温なし、循環ろ過なし、入浴剤の使用なし、温泉の入れ替えを毎日行っており消毒剤の使用なし、浴槽は毎日換水し浴室は毎日清掃、レジオネラ属菌と大腸菌群の検査を年1回以上実施とのことです。
咲花温泉の源泉は、以前の分析ではガス性除く成分総計が1000mg/kg以下のため、泉質は単純硫黄泉でしたが、平成16年の分析から1000mg/kgの基準をわずかに超えたため、塩類泉に分類されるようになりました。
硫化水素イオンが20.5mg/kg、チオ硫酸イオンが7.6mg/kg、遊離硫化水素が3.7mg/kgと硫黄分は多く、月岡温泉や多宝温泉には遠く及ばないものの、県内でも屈指の硫黄泉といえます。
非加水・非加熱・非循環・非消毒の生の源泉をそのまま味わえるというのは素晴らしく、咲花温泉の魅力をダイレクトに味わえるというのは最高です。他の旅館では、循環されて白濁した湯のところもありますが、これが本来の咲花温泉の湯です。
温泉を味わうなら、小さな旅館の小さな浴槽が最適であるという私の持論を証明してくれる素晴らしい湯を堪能しました。
昭和レトロの館内や、朽ち果ててボロボロになった浴室は、決してきれいとは言えませんが、源泉の素晴らしさの前では些細なことでしかありません。
設備やきれいさ、眺めの良さを期待されるなら、阿賀野川沿いの旅館をお勧めしますが、純粋に温泉を楽しみたい方には「柳水園」は最高の選択肢となりましょう。
このブログをお読みになるような温泉好きの方なら、その魅力を十分に理解いただけることと思います。
昭和レトロの館内や、朽ち果ててボロボロになった浴室は、決してきれいとは言えませんが、源泉の素晴らしさの前では些細なことでしかありません。
設備やきれいさ、眺めの良さを期待されるなら、阿賀野川沿いの旅館をお勧めしますが、純粋に温泉を楽しみたい方には「柳水園」は最高の選択肢となりましょう。
このブログをお読みになるような温泉好きの方なら、その魅力を十分に理解いただけることと思います。
湯上がりの汗は止まらず、汗を拭きながら暗い温泉街を家路につきましたが、馬下橋までの間は対向車とすれ違うことがありませんでした。
人気のない温泉街は、ちょっと寂しさも感じ、もう少し温泉街に明るさと活気が出ると良いですね。